【目次】
・アーモンドの栄養素や働きを見てみよう
・食べるだけでなくアーモンドミルクという選択も！
アーモンドの栄養素や働きを見てみよう
女性に嬉しい「美」をサポート
教えてくれたのは… 慶應義塾大学医学部科学教室教授：井上浩義 先生
（著書『食べても痩せるアーモンドのダイエット力』（小学館）、『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る！』など）
【1】アーモンドに含まれている多彩な栄養素などの働きにより、期待できるダイエット効果についてご紹介
■良質な脂質
脂質は脳に本能的な喜びを与える働きがあり、適度に食べると満足感が得られる。
■食物繊維
1. お腹の中でかさが増えるので、腹もちがよくなる。
2. 腸のぜん動運動をうながし、便通の改善をサポート。食物繊維は、腸内善玉菌のエサにもなる。
■基礎代謝UP
腸が活発に働くことで、まわりの筋肉も動かされてエネルギーを消費。血行促進して基礎代謝が上がりやすく。
■満腹感もUP
自然に咀嚼回数が増えるので、満腹中枢がいっぱいに。
■太りにくい体に
ホルモン・テストステロンの分泌を促進し、体脂肪の燃焼や筋肉の合成を促す。
～出典：井上浩義『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る！』扶桑社（2014年）～
井上先生がおこなった検証実験では、毎日25粒のアーモンドを食べ続けるだけで、半年後に平均3.4kgやせたという結果が報告されています！ 毎日食べきれないな… と感じる人は、アーモンドミルクで摂取するのもおすすめ。
【2】次に、若返りをサポートする栄養素についてをご紹介します
■全食品中でもトップクラスのビタミンE含有量
強力な抗酸化作用をもつビタミンEは、酸化ストレスから体をまもったり、“美肌のビタミン”としても知られていて、血行促進作用などの若々しさを保つためのさまざまな作用が期待できます。
【医師が回答】アーモンドで？ ダイエットや美肌が叶うって本当ですか？
さらにビタミンEは妊活にもおすすめ
医師：杉山力一 先生
（杉山産婦人科院長。不妊治療の名医）
■卵子の状態を良好に導く
アーモンドなどに含まれる高い抗酸化作用があるビタミンEは、卵子の状態を良くしたり、女性ホルモンの調節や子宮内膜・卵巣の状態を良くすることが考えられています。
【医師監修】妊娠しやすいカラダになるためにまず何をすべき？ 答えは4つ！
睡眠の質が気になるときには
睡眠ホルモン「メラトニン」の材料は「セロトニン」ですが、さらに「セロトニン」の材料となるのが『トリプトファン』。ただし、トリプトファンは人間のカラダではつくることができないため、食品からしっかり摂ることが大切です。トリプトファンは、タンパク質の多い食品に含まれていますが、アーモンドやバナナ・アボカド類にも豊富に含まれています。
※寝る前に「ホットアーモンドミルク」を飲むのがオススメ。
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爪のダメージに欠かせないビオチン
■美爪をつくる栄養素
爪は、実はカルシウムではなくタンパク質から作られているのですが、ほかに「ビオチン」というビタミンも美爪に大切な栄養素であることが分かってきました。ビオチンは、アーモンド・バターピーナッツ・カシューナッツ・ごまなどに含まれています。
喫煙量が多い人や便秘ぎみ・腸内環境が不安定・食事が偏っている人はビオチンが不足しやすい傾向にありますので、意識しましょう。
ただし、水溶性のビタミンのため過剰に摂取しても体外に排出されてしまいます。バランスのとれたメニューを。
■美まつ毛のケアにも
6ヶ月の間、ビオチンを積極的に摂取する実験を行ったところ、25%の人の爪が厚くなったほか、「ビューラー時にまつ毛が抜けにくくなった」「まつ毛が長くなった」という副効果が、多くのモニターから返ってきたという結果が。
食べるだけでなくアーモンドミルクという選択も！
スーパーやコンビニでも手軽に買える
アーモンドと水から生まれた植物性の飲料、アーモンドミルク。アーモンドの栄養素をまるごと摂れるうえ、牛乳と比較すると低カロリー・低糖質・コレステロールゼロで、さらに乳糖やグルテンを含みません。栄養素を効果的に吸収するためには、アーモンドミルクのように「液状」であることが良いという研究報告も。
【医師が回答】アーモンドで？ ダイエットや美肌が叶うって本当ですか？
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抗酸化作用のあるビタミンEのほかに、オリーブオイルに多く含まれているオレイン酸や、食物繊維などの栄養素が含まれています。
