パートナーのいない人も必見! 性感のプロが教える「セルフハグ」のススメ
みなさん、こんにちは。萬天堂というお店に所属しております、性感セラピストの右京と申します。
これまで3回、私の仕事上の経験が気づいたことや学んだことをもとに、パートナーとのラブライフを今より素敵にできるかもしれない情報をお届けしてきました。4回目の今回は、「セルフハグ」についてお話しさせてください。
第1回▶︎「さっきのほうが好き…♡」彼氏とのアッチの相性がさらに高まる魔法の言葉
第2回▶︎くるぶしも? 女性の体は全身性感帯♡ より感度の高い性感帯を開発する方法は?
第3回▶︎【セルフプレジャー】ひとりでするとき足ピンイキをやめるほうがいい? 理由は…
性感セラピストという、仕事を端的に説明するならば、「女性をエクスタシーに導く」ということ。これは肉体のみならず、精神的な快楽も同時に満たすことが、とても重要です。なぜなら、女性は男性とは違い、心も満たされないと体への快感に行き着かないことが多いからです。
では実際に、どんなことをすれば女性の心を満たすことができるのでしょうか。さまざまな方法があるかと思います。
恋人同士や夫婦であれば、「信頼関係や関係性そのもの」が心を満たすことになります。これは子供を産み、育てるという生き物としての特性上、「安心感」を与えてくれる関係性を本能的に求めているからなのかもしれません。だからこそ、あまり関係値の築けていない男女間では、女性の心を満たすのは至難のワザ…。
しかし、そんなときの必勝法が実は、1つあります。
それは「ハグ」!
◆「ハグ」がもたらす驚くべき効能とは?
私自身はあまり意識していなかったのですが、施術後のお客様からの口コミを見たときに、「ハグがとても気持ちよかった」というお言葉をちょうだいすることがよくあります。
「ハグが気持ちいい」という感覚を聞いたとき、とても意外でした。「え? もっと気持ちいいことしてるのに?」と思って(笑)。
しかし思い返してみると、私自身も「ハグ」をすると、たとえ初対面のお客様であっても不思議な安心感に包まれていることに気付かされました。ちなみに、私の場合ですが、単に抱きしめるだけでなく、もう片方の手で違う部分、例えば頭を撫でたり太ももに触れたりと、プラスαを加えるようにしています。こうすることで、もうひと段階距離が縮まり、より深いコミュニケーションが取れるのだと思います。
ハグをすることで、脳から「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」というホルモンが分泌されるのだそう。このオキシトシンの作用には、不安を解消、相手への安心感・信頼感が増幅、またストレスが緩和することで、幸福感・安心感が増幅するのだとか。
なるほど。これにより、「ハグが気持ちいい」という感覚になっていたのでしょうね。
◆感じやすい体質にする「セルフハグ」のススメとは
安心感の有無だけでなく、実際に「ハグ」をするのとしないのとでは、肉体的快感に大きく差が出るのを実感しています。
「ハグ」は単なるスキンシップではなく、心をほぐし、その後の快楽の受け入れる準備体操のようなもの。極論かもしれませんが、私自身は、感じやすい体質づくりにひと役買っているとも思っています。
そこで提案があります。
「あまり感じない」と不感症でお悩みの方、「もっともっと気持ちよくなりたい」という好奇心でいっぱいの方、そんな方はぜひとも日々の暮らしに「ハグ」を取り入れてみてください。
パートナーがいる方は、パートナーと会うたびに数十秒のハグタイムを習慣化すると、お互いの癒しになるだけでなく、快楽をともにするパートナーとして感度も高まり、いいことづくめですね。
しかし「私にはそういう関係の人がいなくって」という人も大丈夫です。そんなときは「セルフハグ」。文字通り、自分で自分を抱きしめることです。
「そんなのバカらしい」なんて一蹴せず、試しに自分の腕をクロスして背中に回し、できる限り強い力でギューーッと抱きしめてみてください。
どうでしょうか? 何か不思議と安心感が出てくるのがわかりませんか?
これを繰り返すうち、日々癒されるだけでなく、肉体的な感度も上がってくると私は思っています。ある程度セルフハグ生活を続けた後、肉体的な快楽にどのような変化が起こるのか楽しみにしてくださいね。
次回もこのような、みなさんの毎日を満ちたものになるよう、ちょっと役立つお話をお伝えできたら幸いです。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
性感セラピスト 右京
日本一予約の取りづらいお店として有名な日本最大級の女性専用性感マッサージ店「萬天堂」在籍のトップセラピスト。在籍約1年で500件近くの口コミ数を誇り、また圧倒的なリピート率で人気を博している。