今すぐやめるべき!? あの体勢でのひとりエッチ
みなさん、こんにちは。萬天堂というお店に所属しております、性感セラピストの右京と申します。
前回、前々回と私の仕事上の経験が気づいたことや学んだことをもとに、パートナーとのラブライフを今より素敵にできるかもしれない情報をお届けしてきました。3回目の今回は、「エッチに関する思い込み」についてお話しさせてください。
前回記事▶︎くるぶしも?女性の体は全身性感帯♡ より感度の高い性感帯を開発する方法は?
前々回記事▶︎「さっきのほうが好き…♡」彼氏とのアッチの相性がさらに高まる魔法の言葉
「こうしないとイケない」というこだわりありませんか?
女性にとって絶頂を迎える、つまり「イクこと」は、心と体の満足感に大きな影響を与えますよね。
女性の中には「こうしないと私、イケないの」と、自分の中の「型」みたいな強いこだわりを持っている方が多くいらっしゃいます。特に多いこだわりは「足をピンと伸ばした状態でしないとイケない」というもの。みなさんの中にも通称「足ピンオ●ニー」をしている方はいませんか?
簡単にイケるから頼りがち!?「足ピンオ●ニー」の弊害とは?
ご存知の方も多いとは思いますが、「足ピンオ●ニー」がどんなものなのか簡単に説明させてください。文字通り、「足をピンと伸ばした状態で、ひとりですること」です。そして私の経験上、この体勢でしている女性が非常に多いというのを感じます。
というのもこの体勢、とてもイキやすいんです。女性がイクとき、体がリラックスしている状態ではなく、どこか緊張をしているほうが絶頂を迎えやすいのですが、この「足ピンオ●ニー」だと、もともと全身が力んでいる状態なので、短時間で達しやすくなります。
短時間で効率よくイケるならむしろいいことなのでは? とお思いになるかもしれません。しかし、問題なのは、この体勢でしかイケなくなってしまうということ。
まずは思い込みを捨てることから始めませんか?
なぜこの体勢でしかイケなくなってしまうと問題なのでしょうか。それはひとりでする分にはいいのですが、2人でするエッチのとき、足をピンと伸ばす体勢はほぼないため、オ●ニーでイケても、エッチではイキにくくなるという現象を生んでしまうからです。
また、足ピンは体の極度の緊張から短期間で到達するために、非常に効率的に快楽を生み出す方法ではありますが、やはり2人でするラブライフでは、効率的すぎてちょっと寂しくもあります。私個人的にも、体がリラックスした状態から、ゆっくり快楽という名の緊張に到達する過程そのものを楽しんでいただきたいと思っています。
なのでまずは「足ピン以外ではイケない」という思い込みを捨てるところから始めてみませんか? 私の持論ですが「足ピン以外ではイケない」、そんなことは絶対にありません。
リラックスして焦らないで快楽を楽しんで
どうしても「イキたい」という思いが強すぎると、焦りが生じます。その気持ちはとても理解できます。これは私たち男性の責任でもあるのだとは思いますが。しかし「イク」だけが快楽ではありませんし、たとえ「イッタ」としても短時間でのぼりつめるだけが快楽ではないと思います。
少し時間がかかったとしても、ゆっくりジワジワ快楽に到達できる方法もあります。まずは足をピンと伸ばさずにリラックス、たとえばふくらはぎの力を弱めてみたり、慣れてくればM字開脚にしてみたりと、体の力みをとる訓練をゆっくり始めてみましょう。
それにより、今までの焦りや思い込みが捨て去られ、より深いレベルでの快楽が得られるようになっていくと思います。可能であればパートナーにも時間をかけて愛撫してもらうようお願いできれば万全ですね。
いかがでしたか? 次回も体や快楽にまつわるちょっとした情報をお届けしたいと思います。
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性感セラピスト 右京
日本一予約の取りづらいお店として有名な日本最大級の女性専用性感マッサージ店「萬天堂」在籍のトップセラピスト。在籍約1年で500件近くの口コミ数を誇り、また圧倒的なリピート率で人気を博している。