青木春奈さんってどんな人?
長野県伊那市の人里離れた山間にある「豆腐工房まめや」。
地元の大豆と天然のにがりを使い昔ながらの製法で作る豆腐は全国でも珍しく、その貴重な味わいを求め、県外から客が訪れるほどの人気店。
今回ご紹介するのは、夫とともにこの店を経営する青木春奈さん。
−−豆腐工房まめや 店長になった理由とは?
東京都世田谷区という都会で生まれ育った青木さん。大学時代に出会った夫との結婚を機に、夫の実家がある長野県へ移住。
夫は当初、食品メーカーで働くサラリーマンだったが、会社に馴染めず悩んでいた。その姿を見た青木さんが「豆腐屋やらない?」と提案。
学生時代から豆腐作りに興味をもっていた夫とともに、豆腐屋を始めることに。
開店当初はたくさんの豆腐を作り、従業員も雇っていたが、忙しさのあまり子どもと向き合う時間がなかったことから、“家族で暮らせるだけの収入があればいい”と、無理することをやめた。
そして現在では、人気の豆腐であるにも関わらず1日わずか100丁ほどしか作らないことを徹底。
青木春奈さんの「7つのルール」
さて、そんな青木さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.火は薪で起こす
豆腐を炊いたり油揚げを揚げたりする際、ガスではなく薪で起こした火を使うのが青木さんのこだわり。手間はかかるが、薪で起こした火を使ったほうがおいしくなるそう。
■2.豆腐作りは夫に任せる
青木さんが油揚げ作りなどをする一方、豆腐作りは夫が担当。豆腐作りは夫にとって生きがいなので、口出しはしないようにしている。
■3.子どもに家事をさせる
プライベートでは5人の子どもを育てているが、子どもには家事をさせるのが青木さん流。自分でやったほうが早いが「やらせないとやれるようにならない」から見守るという考え。
■4.午前中はセルフサービス
夫と2人だけで店を切り盛りしている青木さん。午前中は2人とも工場で豆腐を作っているため、セルフサービスで販売している。
■5.売り物にならないものは物々交換
売り物にならないものは、近所の人たちと物々交換するのがお決まり。パンや卵、野菜などと交換してお互いに助け合っている。
■6.わからないことは隣のおばあちゃんに聞く
田舎暮らしをしている中でわからないことがあれば、隣のおばあちゃんに聞くのが青木さん流。昔の人の知恵を受け継いでいきたいという。
■7.子どもの行事は店を休む
子どもの行事は夫婦どちらかが行くのではなく揃って参加するのが青木さんのこだわり。自然の中で周りと助け合いながら家族との時間を大切にするのが理想。
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