高スペック男性の中に生息する「隠れキレ男」に要注意
エリート街道まっしぐらの国会議員の暴言や、タクシーで暴言を吐きながら中の防御シートを破壊させた弁護士がニュースをにぎわせましたね。ヒエラルキーの上の方にいるインテリの中にも、そういうキレる人がいっぱいいるのです。
そんな男の人とおつきあいしてはダメよ! まして結婚なんてとんでもない。
美人な人ほど、変な人も含め、いろんな男性からお誘いがあるから要注意。スペックがいい人の中にキレ男がいたりするので、よーく相手を見極めてね!
インテリでキレやすい人間は、外見からだとわからない場合が多いのがとっても厄介。こういう『隠れキレ男』は、驚くほど外面がよく、普通の人以上に他人に良い印象を残している場合が多いのです。
だから、お付き合いを始めて、しばらくしてからその人が暴言を吐く様子を見て、驚く場合があると思います。
そういうことは必ずエスカレートするもの。絶対に結婚してはダメよ! 片鱗を見つけたら、とっとと撤収して!
パワハラやDVを受けても、自分を責める女性もいる
とあるファッション業界のお姉さまが、49歳で1歳年上の男性と2度目の結婚をしました。彼女はものすごく美人なので、大変おモテになる。だから2回目の結婚も驚きはしませんでしたが、ものすごくハイスペックな結婚相手だったので、そのときは後輩たちがみんな羨ましがったものでした。
お相手は、動物が大好きな獣医さん。学会でもとても有名な先生で、彼女の愛犬の主治医でした。大きなタワーマンションに住んでいて、インテリで優しそう。だって動物を助けるお仕事だもの。本当にいい人そうに見えました。
ところが!!!
結婚してから彼の凶暴性が発覚したのです…。それまでは優しい人だったのに、結婚して彼女が自分のモノになった途端、彼女を侮辱したり、存在を否定するほどの言葉で何時間も説教したり、蹴ったり、という暴言暴力が始まったのだとか。
やがて、道路の真ん中で押されて倒され、頭を打って大怪我をしたり、驚くことに、彼女の愛犬(小型犬!)を彼は床に投げつけたこともあったそうなのです。
獣医さんなのにですよ!!! 信じられません。
それも、頭に血がのぼるきっかけは些細なことだったりすることも不思議です。
結婚2年目の春、彼女は離婚を決意したのですが、なんとなんと最初の頃は、彼がそんなおかしな人だとは信じられず、自分が悪いのかも、と思ってしまっていたのだとか。
結婚って、ある種、相手の生き方に洗脳されているような部分がありますから…彼女がそう思ってしまったのもやむを得ないなと思うんです。
パワハラやDVを受けているのに、それがおかしいということに気づけない場合があるのでしょう。好きな気持ちがあると、彼をどこかで信じたくなってしまいます。
でも、そんな人と長く暮らしてはダメ! 自分の命や精神をおびやかすような相手とは、即刻縁を切るべきです。早ければ早いほど、人生もやり直しがききます。
男性を見極めるときは相手の母親を観察せよ
結婚していない場合でも、もし今の彼氏が、怒鳴ったり手をあげたり、そういう様子が見え隠れしているなら、絶対に結婚をしてはいけません。
暴力男は、エスカレートすることはあっても、治ることはなかなかありませんよ。子供ができて、子供に危害が加えられたらどうしますか? 離婚してもらえなかったら? 本当に人生が変わってしまいます。
甘やかされて育った人や挫折を知らない人に多いのかもしれませんが、自分の気持ちを制御できず、自分以外の他の人の存在を尊重できないヒステリックな人、暴力を自分の中で否定しない人は、あなたの人生を台無しにしてしまいます。
プライドが高く、素直になれない人にもこういう『隠れキレ男』がいますね。彼をなかなか判断できない場合は、まず彼のお母さんをよーく観察してみましょう。彼でなく彼のお母さんのことなら、きっと冷静に観察できるはず。
お母さんがやばい人は、大抵その息子もヤバい!
この法則は絶対ですよ。
ミキ オナリ Miki Onali
恋愛アクティビスト。
数多くの女性誌やwebでライターとしてファッションやカルチャーの記事を手がけるかたわら、これまで200人以上の悩めるアラサー女子にアドバイスをしてきた恋の伝道師。自身は、恋愛、結婚、離婚、再婚をすべて経験してきた40代。アラサー世代の姉御的存在として、日々恋愛相談にのっている。
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