婚活に疲れてるOggi読者、97%!
その婚活、今すぐやめなさい!
今婚活中のあなたが〝疲れた〟と認識しているのなら、即刻ストップする決断を。実りのない婚活から足を洗い、幸せな自分を取り戻すヒントを、前編に続き3人の識者に伺いました。
私たちが教えます!
著述家/湯山玲子さん
日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。「ごごナマ」(NHK総合)などテレビ番組のコメンテーターとしても活躍。著書に『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(角川文庫)など。
キャリアコンサルタント/川崎貴子さん
女性に特化した人材紹介業や、キャリア女性のための婚活サイト「キャリ婚」を運営。新著『我がおっぱいに未練なし』(大和書房)にて自身の乳がん闘病生活を告白。’08年に現夫と再婚。
心理カウンセラー/小高千枝さん
幼稚園教諭、キャリアカウンセラーなどを経て現職。人間関係やライフプランニングなどのカウンセリングを得意とする。また、企業顧問として組織内でのメンタルケアサポートにも力を入れている。
■7.インドに行って心の筋トレをし、たくましい女性になる
「旅に行くなら無難なリゾートじゃダメ。刺激MAXのインドに行き心の筋トレをすることで、たいていのことでは動じなくなります」(湯山さん)
「他人から拒絶されることが続き、本来の自分を見失ってしまったら、思いきって現実や煩わしい人間関係から逃亡を。ひとりになれる場所で心を解放させて」(小高さん)
■8.目の前にある仕事に集中してみる
「婚活は、必ずしも結果が出るものではありません。でも、仕事は頑張れば対価や評価が得られる世界だということを忘れていませんか? 自信を取り戻し自己承認欲求を満たすには、まずは身近な仕事から」(湯山さん)
「とにかく目の前のことを一生懸命やる。仕事に集中すれば、〝今は結婚より仕事に集中するべき時期〟〝身軽な今のうちに留学に挑戦しよう〟など、何かしらの気づきがあるはず。頑張りが認められて自分の収入が上がれば、相手の年収を気にせず好きな男性を選べるというメリットもあります(笑)」(川崎さん)
たとえば…
・新しい顧客を開拓する
・チームの業務効率化プランを提案する
・資格を取る
・昇格のチャンスは逃さない
・副業を始めてみる
■9.SNSをシャットアウトして、ネガティブな感情を遠ざける
「婚活とSNSは〝他人の評価〟によって自分の価値を測られる点でよく似ています。〝いいね!〟が欲しくてキレイな写真を撮り、婚活では男性ウケを狙っていい女を装ううち、〝評価されない自分はダメなんだ〟と負の感情に支配されてしまいます。そこから逃れるためにもSNSから物理的に距離を置いて」(小高さん)
■10.人生に〝子供は絶対〟という思い込みをやめる
「Oggi世代が結婚に焦るのは出産も大きな要因でしょう。でも出産のタイムリミット=結婚のタイムリミットではありません」(川崎さん)
「私は子供がいませんが、仮に産んでいたら今のキャリアや経験の豊かさはないと思っています。〝女に生まれたからには〟と出産に執着せず、視野を広げてみては?」(湯山さん)
■11.感謝日記を1か月つけて、気持ちを強引にポジティブ変換
「婚活は疲れたりムカつくことの連続だけど、得たことも必ずあります。『最低な男と気づかせてくれて感謝』など、文句を前向きに、かつ感謝の気持ちで1か月間口に出したり書き出したり、形にしてみて。客観視すると傷も癒えるし、そこまでして婚活するのがバカらしくなり(笑)、すんなり足を洗えます」(小高さん)
■12.婚活市場での負けを認める
「婚活をやめたくても、かけた時間とお金を考えて躊躇しがち。でもこれ以上損失を膨らませないためには、一度〝損切り〟して気持ちを切り替えましょう。続けるのはかえってお金と時間のムダ」(川崎さん)
「人間関係はお金では買えません。婚活が自分には向いていないと認め、離れることが最善です」(湯山さん)
第10回につづく
2017年12月号「「その婚活、今すぐ辞めなさい!」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/江口登司郎 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子(スタッフ・オン)
再構成:Oggi.jp編集部