ストレスの汗は、通常の汗より濃度が高い!? 適切なケアの仕方って?
これからの時期に気になる、汗のニオイ。運動をして汗をかくとにおっていないか気になりますよね。実は、運動でかいた汗より、満員電車などの環境的なストレスや、会議やプレゼンでの緊張などが原因でかく汗のほうが強くにおっている可能性があるんです!
そこで、五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長の五味常明先生に、その原因や対策などについて話を伺いました。
■ストレスの汗が通常の汗よりにおう原因って?
そもそも、なぜストレスの汗が通常の汗よりにおうのでしょうか? 五味先生は次のように解説します。
「満員電車などの環境的なストレスや、会議やプレゼンでの緊張などが原因でかく汗を『精神性発汗』と呼びます。
『精神性発汗』の場合、緊張時の交感神経の亢進で、たんぱく質やミネラルなどのにおい成分を含む汗を出す『アポクリン腺」の分泌が盛んになり、『アポクリン腺』が多いワキの下から汗が出ます。
また、誰にでもある『エクリン腺』からも汗が急激に出るため、血液成分を再吸収させる余裕がないため濃度が高く、通常の汗よりもニオイが強くなります。」
■ストレスの汗のニオイ対策は?
では、汗のニオイを防ぐためにはどのようにケアをしたらいいのでしょうか?
「汗をかいてからニオイになるまでには、1時間ほどのタイムラグがあります。その間にできるだけ早く、固く絞った濡れタオルなどで汗をふき取るようにすればニオイを防ぐことができます。
また、制汗デオドラントなどを生活に取り入れて、汗をなるべく気にしない生活を心がけてください」と五味先生。
続けて、実際に制汗剤を選ぶ際のポイントについても教えていただきました!
✔︎Point1:古代から天然の消臭剤として人々に愛用されてきた「ミョウバン」由来のものを選びましょう。
✔︎Point2:形態は、スプレーやミストよりも肌に直接塗布するタイプのほうが消臭成分が密着しやすいと言われています。
✔︎Point3:ニオイでニオイをマスキングするタイプのものより香りの強くないものを選びましょう。
この基準を満たすのが、口コミでも話題のミョウバンを配合した「直ヌリ」タイプの制汗デオドラントシリーズの「デオナチュレ」。
なかでも、昨年発売された「デオナチュレ ソフトストーンW “カラーコントロール”」は、従来の「デオナチュレ ソフトストーンW」にカラーコントロール機能を追加。ニオイ対策だけでなく、ワキ毛の自己処理やメラニン色素の沈着、乾燥などによるワキのくすみをキレイに見せる効果もあるんです♡
働く人の中には、会議や満員電車などのストレス下で汗をかいている…という人も多いはず。適切なケアをして、汗を気にしない快適な生活を送りましょう!
初出:しごとなでしこ
教えてくださったのは…五味常明先生
五味クリニック院長。体臭・多汗研究所所長。1949年長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。TVや雑誌でも活躍中。著書・監修本も多数。