【目次】
・はじめに
・おうち時間のバスト問題を解決♡ 海外で主流のブラレット
・目指すは“くっきり谷間”の“まんまる美乳”! 正しいバストケアの方法は朝晩の…
・最後に
はじめに
忙しい日本人女性の体やライフスタイルに合うランジェリーがあれば知りたいですね。今回はランジェリーデザイナー、栗原菜緒さんにインタビューしました。おうち時間でもリラックスできてきちんと感のあるブラレットや、簡単にできるバストケア方法を紹介します。自信がもてる美しいバストを手に入れましょう!
PROFILE:外務省から下着業界へ転身したランジェリーデザイナー栗原菜緒、38歳。デザイナー兼経営者として自身のブランドNAO LINGERIE(ナオランジェリー)を立ち上げ、下着業界に新規参入を果たした。締めつけないのに美しい機能性とデザイン性を合わせ持つ下着が業界の注目を集め、今では全国の大手百貨店から毎月のように出店依頼が殺到するほどの人気。
◆西洋人は日本人に比べて乳首が非常に柔らかい
――日本人と西洋人では、下着に対する考え方が違うように感じます。栗原さんはどう思われますか?
栗原:私が会社員をしていた頃に調べた事があるのですが、日本人のOLは世界と比較してみても、いちばん通勤時間が長いといわれているんです。例えばヨーロッパでは、働く場所と住まいが近いケースが多いので、仕事終わりにデートの約束があるなら、一度帰宅して、シャワーを浴びて、ランジェリーも付け替えます。
デートには、職場にしていかないような派手なものをつけてデートに出かける人も多いようです。しかしながら、日本人の女性が、平日のデート前に一度帰宅するなんて滅多にないし、あまり考えた事がないと思うんです。そのような違いもあって、西洋人はランジェリーで自分を美しくみせることを実感として身に付けていったんだと思います。
――日本人と西洋人の美しくみせる「見せ方」にも違いがありますか?
栗原:あると思います。例えば、海外に行くと、ノーブラなのに体にフィットしたTシャツを着ている方を目にすることはよくあると思うのです。ただ、これが日本の場合、ノーブラにTシャツだと、非常に目立ってしまいすよね。
これは、体型や環境の違いはありますが、そもそも生まれ持った乳首の堅さが違うということが実は大きいのです。西洋人は日本人に比べて乳首が非常に柔らかいんです。なので、寒さなど環境の変化があって縮んでも、東洋人ほど目立たない。なので、西洋人は乳首が透けていても違和感を感じないことが多いと思います。
◆女として生まれてきたことと下着は、とても親密な関係にある
――女性にとって、下着とはどのような存在なのでしょうか?
栗原:下着は、体を美しくみせてくるという要素のほかに、肌に直接ふれ、体の中でも大切な生殖器を守る役割を果たしてくれます。洋服と同様にトレンドはありますが、日常を共に過ごす大切なものだと思っています。
私もブランドを立ち上げた頃から心がけているのは、肌に優しく、着心地がよく、品ある美しさを持ちあわせ、オンオフ問わずに使える下着をつくるということです。ブラジャーは本当に繊細なもので、1ミリの差が人を傷つけます。パターンを引く際には、0.03ミリの世界でこだわり、ワイヤーありのブラジャーで、きちんと胸をホールドするのに1日着ていても楽で疲れない、そんな着け心地を追求しています。
女として生まれてきたことと下着は、とても親密な関係にあると思っています。女性としてこの体で生まれてきたことに自信を持ってほしい、最大限に女性として輝いてほしいという想いから下着作りを続けています。
文/木村真悠子
初出:しごとなでしこ
おうち時間のバスト問題を解決♡ 海外で主流のブラレット
ランジェリーデザイナーとして約4000人のフィッティングをおこなってきた栗原菜緒さんだから知っている女性のリアルな悩みや心の声。フィッティングというプライベート空間で生まれる“裸の付き合い”とは。30代〜60代の幅広い層の女性が下着を求めてやってくるナオランジェリー。栗原さんだけが知っている下着を買いに来る女性たちに起こる様々な体験を伺いました。
前回の記事『5年のセックスレスをデートとランジェリーで解消できた!<下着フィッティングルームの秘め事>』
今回は、ブラレットについてのお話です。
◆“ちゃんとしたい”気持ちを大切にする
栗原:おうち時間が増えていくと、どうしても避けられないのが、スッピン&ルームウェア(ジャージの日もある)で過ごす時間ですよね。自粛生活によりストレスフルだし、リラックスすることももちろん大事です。
だけど、女性として“ちゃんとしたい”という気持ち。皆さん、どこかにありますよね。「ちゃんとしたいけど、人に会う予定はないから、お化粧するのも、おしゃれな着で過ごすのもちょっと違うな…」と感じている方にオススメしたいのが、下着のブラレットです。
◆ブラレットの魅力
−−ブラレットとはどんなタイプを指すのでしょうか。
栗原:ブラレットとは、ノンワイヤーの三角ブラのことで、伸縮性のある生地でナチュラルなバストラインを作ってくれます。通常のブラジャーのようなワイヤーが入っていないタイプで、程よいリラックス感を体感することができます。また、カップがないため締め付け感も非常に少ないのが魅力です。
海外では主流なタイプで、海外セレブたちの間では、おしゃれな見せインナーとしても注目されていますよね。乳首が目立つことを気にしない外国の女性と生活スタイルの違う日本の女性だと、ブラレットへの先入観に大きな違いがあると思います。
ただ、おうち時間が多い今なら、周りの目線を気にする機会も少ないですし、肌に触れるアイテムを変えることは、気分転換につながると思うのです。
◆ブラレットでストレスフリー!
−−日常生活の中で胸への負担を考える機会は少ないと感じます。
栗原:ゆっくりできる今だからこそ、違いに気づいて、下着を楽しんでほしいと思っています。自分のホルモン周期に意識を向けて、カップ付きブラの日、カップ付きキャミソールの日、こだわったブラレットの日を設けてみるのも、日々の小さな喜びにつながる。自分の暮らしを大事に、アップデートする一つの方法でもあります。
普段、仕事やおしゃれの為だけに頑張っている胸を、解放させてあげることも重要です。下着で気持ちと向き合ってみると、ぐっとテンションも上がるはずです。下着にこだわる楽しさをぜひ、味わってみてください。
おうち時間のバスト問題を解決♡ 海外で主流のブラレット<下着フィッティングルームの秘め事>
目指すは“くっきり谷間”の“まんまる美乳”! 正しいバストケアの方法は朝晩の…
バスト関連のプロフェッショナル! 下着ブランド「Angellir(アンジェリール)」のプレスの方に聞いた、自宅で簡単にできるバストケアの方法を紹介します。バストマッサージで凝り固まった筋肉をほぐし、ボリュームとハリのある胸元をキープしましょう!
バストケアのポイント3つ
1. クリームやオイルをつけると、指のすべりがよくなってマッサージしやすくなります。何もつけずにマッサージすると皮膚がこすれて赤くなったり乾燥の原因にもなってしまいます。バスト専用のクリームやオイルを使うのもおすすめ。
2. お風呂あがりやシャワー後の血行がよくなっているときにマッサージをおこないましょう。
3. マッサージは朝晩2回おこないましょう。朝はリフレッシュ効果、夜はリラックス効果が期待できます。
オイルを使ったマッサージの方法
STEP1で丸みを作るように、STEP2で谷間のボリュームアップ、STEP3でバストのふっくらさがアップするようなイメージでマッサージすると理想のバストに近づきます。
◆STEP1:バストラインにメリハリ
オイルを手に適量たらし、バストの内側から外側へマッサージします。手をバストの内側から外側へ、バスト全体を持ち上げるような感じで、ぐるりと円を描くように。左側は右手、右側は左手でおこなうのがポイント。バストを丸く形造るイメージでリズミカルにおこないましょう。
◆STEP2:中央も寄せてボリュームアップ
背中へ流れてしまう胸の肉を中央に寄せるようにマッサージします。
両手をそれぞれバストの横脇に置いて、脇腹から背中あたりのお肉を中央へと流すようにマッサージ。最後は両手をバストの下に置いて、抱え込むように持ち上げます。
◆STEP3:乳腺を刺激
乳腺を刺激してボリュームアップを狙うようにマッサージしましょう。右胸の下に手を置き、左右の手を交互にすくい上げるようにしながら、上へ上へとバストを持ち上げます。左右ともにおこないましょう。
◆STEP4:胸筋を刺激
バストの重みを支えているのは、デコルテ部分の薄い皮膚と胸の筋肉。ここを刺激してバストラインをグッと上げます。右手をバストの上部辺りに置き、親指以外の4本の指で鎖骨に向かって上へ上へと流していきます。同じ要領で左手も、皮膚を引き上げるようなイメージで交互におこないます。
目指すは“くっきり谷間”の“まんまる美乳”! 正しいバストケアの方法は朝晩の…
最後に
日本人と西洋人の下着の考え方の違いや、海外で人気のブラレット、プロが教えるバストケア方法などを紹介しました。仕事の時やデート、おうち時間など過ごし方によってランジェリーを変えれば、毎日の下着選びも楽しくなりそうですね。つけ心地が良くなおかつ胸元を美しく見せる下着を身につけたり、バストケアをおこなったりして、キレイな胸元を目指しましょう。