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BEAUTY

2021.03.20

女性のアンダーヘアのおすすめ処理方法|男性に人気の形や正しい整え方をご紹介

近年日本でもVIO脱毛の関心が高まり、天然素材を使ったブラジリアンワックスのような、自分でできるアンダーヘアの脱毛方法が知られるようになってきました。とは言え、普段はなかなか会話に上がらないデリケートゾーンのお話。脱毛先進国の外国では、アンダーヘアの処理はどのようしているのでしょうか? VIO脱毛したほうが衛生的ってどういうこと? 人気のアンダーヘアの形は? 実際にアンダーヘアを脱毛した体験記とともにご紹介。デリケートゾーンのケアの重要性について今一度考えましょう。

【目次】
はじめに
アンダーヘアはお国によってブームや常識が違う!?
女性のアンダーヘアについて全国の男性300名にアンケート!
実際にアンダーヘア脱毛にトライした体験レポート
アンダーヘア以外にもバスタイムでやっておくべきこと
おわりに

はじめに

アンダーヘアのお手入れって、みんなどうしてるんだろう? 疑問には思ってもなかなか聞きづらいもの。そんなデリケートゾーン・フェミニンゾーンに関するアレコレを、各国のアンダーヘア事情とともに、実際にアンダーヘアを脱毛したリアルな体験記を交えて赤裸々にお伝えしましょう。

アンダーヘアの形は国によって流行りがあります。脱毛する前に男女別のアンケート結果を参考にして、失敗しない正しい知識を身につけておきましょう。

(c)Shutterstock.com

幼少の頃より国際交流に勤しみ、海外在住経験アリのライターHが各国のアンダーヘア事情を解説。まずはアンダーヘアを語る上で避けては通れれないVIOゾーンについて見ていきましょう。

V=Vゾーン:ビキニラインと呼ばれる部位。体を正面から見たときに毛が見える部分のことです。下着や水着からはみ出さないように毛をカットしたり、抜いたり、サロンで脱毛をしたりするのがベーシック。

I=Iゾーン:陰部の両サイドの毛を指します。

O=Oゾーン:肛門の周囲の毛を指します。

ハイジーナ:ハイジニーナとも言われ、英語の衛生(hygiene)からもじって呼ばれていますが、これはVIOゾーンすべての毛を脱毛しているツルツル状態のこと。実はこれがワールドスタンダートということを、日本では知らない人が多いのです。

ハイジーナはその語源通り、衛生面を重視したもの。下着や水着から毛がはみ出す心配もなく、さらに衛生的であるハイジーナ。日本でも脇の毛はお手入れをしてツルツルにしておくのが普通ですから、アンダーヘアもツルツルが常識になる日が近い将来やって来るかもしれません。

黒髪の日本人のアンダーヘアはハミ毛がとても目立ちやすい。どんなにきわどい水着を着てもどんな姿勢になっても、ハミ毛の心配をしなくていいのって、ちょっと羨ましいですよね。

アンダーヘアはお国によってブームや常識が違う!?

(c)Shutterstock.com

日本の場合

ブラジリアンワックスのブームから、アンダーヘアを処理する意識は出てきているものの、実はワールドスタンダードである「ハイジーナ(V・I・Oすべてナシ)」への道はまだまだ険しい。お手入れ派も何らかの形でヘアを残しています。理由は大浴場文化ゆえの「温泉で恥ずかしい」という奥ゆかしさから。

日本の特徴は「美容面」からお手入れしているところにありますが、他国では「衛生面」が一番の理由。ヘアにゴミや汚れが付かなくて清潔なんだとか。

では他国の女性たちのアンダーヘア事情はどうなのでしょう?

フランスの場合

愛の国フランス。年を重ねた女性が美しいとされるフランスのアンダーヘア事情、とても気になりますよね。アンダーヘアに関する意識が非常に高く、アンダーヘア専用のソープがあるほどの国ではどのように処理してるのでしょうか。

フランスではアンダーヘアをそのままにしておくのは不潔と考えられています。全部なくすのではなく少し残すのが主流で、形は「メトロチケット」と称される、切符サイズの長方形が人気。逆三角形も、残すヘアの大きさによって「クラシック」「ビキニ」「ブラジリアン」などがあり、バラエティ豊富です。

イタリアの場合

情熱的なイメージのイタリア人のアンダーヘア事情はどうでしょう。実はフランス人ほどは気にしないようです。ですが、ボーボーのままはちょっと… という人も多いようです(笑)

イタリアではVラインを残して短く整えるのが主流です。

「アンダーヘアどうしてる?」世界各国の女子に大調査!|マジっすか!? 連発のお国事情【前編】

女性のアンダーヘアについて全国の男性300名にアンケート!

日本の男性は女性のアンダーヘアについてどのように考えているのでしょうか。全国の20〜39歳の男性300名が回答した「女性の理想のアンダーヘアの形は?」という質問の答えに注目してみましょう!

男性へのアンケート結果

第1位に輝いたのは…「逆三角形」(49.7%)! 第2位が「形は自然のままで毛量を減らしている」(28.0%)、第3位の「ハイジニーナ(無毛)」は24.0%という結果になりました。

2位の「形は自然のままで毛量を減らしている」と、3位の「ハイジニーナ(無毛)」のパーセンテージがそんなに差が開いていないことと、意外にもハイジニーナ(無毛)の支持率が高いことに驚き!

ハイジニーナに対する意識が高めなのは驚きです!

男性に人気のアンダーヘアの形、3位は無毛! 1位は…?

女性への実態調査

一方女性300人のアンケートでは、アンダーヘアのお手入れをしているのは45.3%と半数に満たない結果に。海外のアンダーヘア事情と比較するとまだまだ道半ばといったところですね。

では形についてはどうでしょうか。

男性の人気順位と同様、1位が「逆三角形」(50.0%)、2位は「形は自然のままで毛量を減らしている」(31.6%)、3位は「ハイジニーナ(無毛)」(11.0%)という結果になりました。

日本では男女ともに自然な形が好まれるようです。将来的には海外の流行に影響されて意識の変化が出てくるかもしれませんね。

また、日本では「恥ずかしい」「費用が高い」「痛そう」というイメージがあって、まだまだVIO脱毛のハードルの高さがうかがえます。

【VIO脱毛】のデメリット… 1位は「恥ずかしい」を抜いて意外なアレ!

実際にアンダーヘア脱毛にトライした体験レポート

実際にアンダーヘアのハイジーナ化にトライしたライターHの赤裸々体験。ツルツルへの道は長く険しい。しかし良い点も明らかにある!

全ツルのハイジーナもしくは、Vのみ適度に残してIOゾーンは脱毛するのがスタンダートだと気づいたライターH。レーザー脱毛でハイジーナ化を決意することに。そのきっかけとなったエピソードがこちら。

(c)Shutterstock.com

海外ではアンダーヘアがないのが当たり前… というのは知識として知ってはいたものの、「全部無くす… ってのは、さすがに恥ずかしいかも」と思っていたので、形を変えないレベルで、自分で整える程度にしていた私。

ところが、長女を妊娠し、クリニックに検診に通っていた時のこと。同じように妊娠している友人からどうやら最近の妊婦さんは、みんなアンダーヘアのお手入れをちゃんとしていて、ちょっと残っている程度が主流らしい」という話を耳にしたのです。つまりは「お手入れしてないとお医者さんにびっくりされるかもよ~」と(…あくまでも私の受け取り方ですが。笑)。。

でも、実際のところはどうなの? と、確かめるべく周りの妊婦友達に、アンダーヘアのお手入れ具合はどの程度なのか…? と聞いてまわったたところ、セルフケアのみだったのは私だけ!! みんな医療機関やエステなどで、すでに施術済みだったんです!!

今時は妊娠前に、VのみならずIOの毛を脱毛しているのが主流!? 確かに出産のことを考えると衛生面的に毛はないほうがいいのかも。しかしながら、妊娠中は、ホルモンバランスが変わることから肌トラブルなども起きやすいので、レーザーやクリーム、ワックスなど本格的な脱毛は避けるべし! 妊娠中にどうしてもアンダーヘアのお手入れが必要なときは、カミソリを使うといいでしょう。

(c)Shutterstock.com

アンダーヘア以外にもバスタイムでやっておくべきこと

デリケートゾーンのケア以外にも気を付けたいことを、美容家・小西さやかさんが語る「美人は毎日のお風呂で最大の秘め事をしている」で詳しく見てみましょう。

【バスルームの秘め事】

自分の身体をぬかりなくチェックできるのは、裸になったバスタイム。このバスタイムでのケアで隠れた細部まで美しくなれるかが決まってくるのです。そこで必ずやるべきなのが、ムダ毛の処理。デリケートゾーンやわき毛など、普段は人に見られないような部分まで、しっかりとお手入れすることは最低限のマナー。さらに手や足の指、つま先、耳の中、おへそなど、細部までしっかりとキレイに洗うことで、文字通り美しさが磨かれていくのです

美人はアンダーヘアのように見えないところの処理も怠っていないものです。きれいな人というのは、360度全方位きれいなのだと納得。生まれ持った美のみならず、日々の努力がその美しさを何倍にもするのだとわかります。

他にも美人が入浴中に行っている秘め事はあれこれあります。

覗いてはいけない禁断のバスタイムで美人がしている【秘め事4つ】

おわりに

国によって異なるアンダーヘアに関する意識。日本ではまだ多くの方が、アンダーヘアの脱毛をするかしないかの二択レベル。ですが海外では既にアンダーヘアの脱毛は当たり前で、“どのような形が人気なのか” という段階です。日本でもあと数年もすればVIO脱毛が当たり前になり、アンダーヘアの悩みといえば 脱毛をするかしないかの二択ではなく、形で悩むという時代がやって来るかもしれませんね。

植物療法士の森田敦子さんの最新刊『潤うからだ』(ワニブックス)では、デリケートゾーンのケアの大切さや性のこと、未来にどのようにつながるのかなどが綴られています。そのなかでアンダーヘアについても触れています。

でも本当に取り除いていただきたいのは膣まわりのIラインと、肛門を覆い隠しているOラインのアンダーヘアです。

これまでもお話ししてきたように膣まわりに毛があるとムレやかゆみ、臭いの原因になりやすく、こすれて乾燥しやすくなりますし、肛門まわりも同様に、排泄物が毛に絡みやすく不衛生になりがちだからです。

毛がないほうが、圧倒的にケアもしやすくなり、清潔に保つことが容易になると思います。

「潤うからだ」には、これまで親や友人にも聞きにくかったデリケートゾーンの話やケアの方法、なぜそれが重要なのかなどが、誰にもわかりやすく書かれています。年齢にかかわらず、女性なら一度は読むべき価値がある一冊! これを読めば、他人の目に映る部分だけでなく、自分の体のすみずみまでどう気を配るべきかがクリアになり、女性としての美しさはもちろん、健やかな人生をおくれるようになるでしょう。

森田敦子『潤うからだ』

森田敦子『潤うからだ』 1,320 円(税込)2017年6月26日発売(ワニブックス)

初出:しごとなでしこ


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