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「看過できない」とは? 意味をわかりやすく解説!

「看過できない」を理解するうえでは「看過」という言葉の意味からチェックしていきましょう。
「看過」は「かんか」と読み、物事をそのまま見逃すことや見過ごすことを意味します。
つまり「看過できない」は、「看過」を「できない」ので、「見逃すことはできない」「放置するわけにはいかない」という意味。
実務上、この言葉は問題や不正・危険性に関連して使われることが多く「問題に対して、何らかの対応が必要である」という強いニュアンスを含んでいます。
「見過ごせない」との違いは?
「看過できない」は「見過ごせない」と、近い意味のフレーズですよね。
しかし実務では「看過できない」は公的な場面やビジネスシーン、報道などで多く用いられる傾向にあります。
具体的には、人権侵害や法令違反、重大なミスに関わる問題など社会的な重要性が伴う話題では「見過ごせない」ではなく「看過できない」が使われがちです。
違いをシンプルに整理しましょう。
「看過できない」… フォーマルでニュースやビジネス向け。社会的・組織的な問題に使われやすい。
「見過ごせない」… 日常会話でも使われる。感情が含まれる。幅広い場面で使える。
つまり「看過できない」のほうが、より公的な響きが強い言葉です。
【例文でチェック】「看過できない」がビジネスで使われる場面は?

「看過できない」は強い表現かつやや硬い言葉でもあるために、ビジネスでも使われるシーンは限定的です。
限定的ながらも、企業が使う主なシーンとしては、コンプライアンス違反やハラスメント、情報漏えいや品質問題などで「看過できない事案」という表現で使われています。
なお、このような表現を用いるときには、重大な問題として対応する必要があると認識している意思表示でもあります。
<例文>
「このミスは看過できません」
「コンプライアンス違反は看過できない問題です」
「顧客情報の管理不備は看過できません」
「看過できない」の言い換え表現をチェック
「看過できない」は、かなりフォーマル寄りの言い回し。
ですので、日常的なビジネスシーンであれば別の表現のほうが適切な場面も多々あります。
Oggi世代が使いやすい言い換え方をまとめました。
♦︎「見逃せない」
極めてシンプルな言い換え表現。
公的な会話やプライベートな場面のどちらでも使いやすく、自然に聞こえやすいでしょう。
♦︎「放置できない」
問題への対応が必要なシチュエーションでの言い換え表現です。
起きている問題への対応の必要性も強調できます。
♦︎「容認できない」
起きている問題について、内容を認められないときに使いやすい言い換え方です。
「このままにはしておけない」といったニュアンスを含みます。
「看過できない」の注意点をチェック

「看過できない」を用いる際には、誤解や違和感を招かないように気をつけたい点もあります。
♦︎注意点1:軽い出来事には使わない
たとえば、遅刻や趣味の話題での失敗などの小さな出来事に対して「看過できない」を用いると、かなり大袈裟な印象に。
「看過できない」は、社会的にも問題のある出来事に対して使う言葉と心得ておきましょう。
♦︎注意点2:相手への非難に受け取られやすい
「看過できません」は、対象となっている物事をした人への非難としても受け取られやすい言葉です。
そのため、誰かに伝えるときには、厳しい印象を与えすぎないよう配慮が求められます。
「確認が必要ですね」「対応をお願いしたいです」など、柔らかな表現と組み合わせて使うほうが、誤解を招きにくいでしょう。
「看過できない」は使い方が難しい! 疑問に専門家がアンサー
「看過できない」は、普段からたくさん使う言葉ではないだけに、使いどころも難しいもの。
Oggi世代が抱きがちな疑問に、専門家がワンポイントで回答します。
♦︎Q1.「看過できない」とは、シンプルにいうとどういう意味?
A1.「見過ごすことはできない」の意味です。
「見過ごすことはできない」「そのまま放置することはできない」という意味です。
ただし、重大な問題や不正、危険性などに対して使われます。
♦︎Q2. ビジネスメールでも使えますか?
A2. 使えますが、使える状況は限られます。
ビジネスメールでも使える表現ではありますが、相手を強く非難する印象を与えることもあるため、状況に応じて判断したいところです。
コンプライアンス違反や重大な課題について述べるならば、適切な表現です。
♦︎Q3.「見過ごせない」と言い換えればいいですか?
A3. 普段は「見過ごせない」のほうが適切かも。
意味はほぼ同じですので、普段の会話では「見過ごせない」のほうが自然でしょう。
ただし、フォーマルな場面では「看過できない」のほうが適している場合もあります。
「看過できない」は重みのある表現
「看過できない」は、「見逃すことができない」「放置するわけにはいかない」という意味をもつフォーマルで重みのある表現。
ニュースやビジネスではコンプライアンス違反や社会問題など、重大な事柄に対して使われることが多く、単なる不満や軽い注意とは大きく異なるニュアンスです。
だからこそ、日常会話で使うと大袈裟に聞こえやすく、違和感を生じさせがち。
日常生活では「見過ごせない」「放っておけない」などの表現のほうが好ましい場面も多くあります。
「看過できない」の適切な意味と使いどころを理解し、場面に応じてより的確で信頼感のあるコミュニケーションができるよう心がけていきましょう◎。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



