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「切に願う」とは? 意味と読み方を解説します!
「切に願う」は、「願う」のなかでもかなり強い気持ちを表す言葉。
まずは意味とニュアンスを整理しておきましょう。
「切に願う」とは、心の底から強く願うことや切実な気持ちで願うことを意味します。
「切」という漢字には、“身にしみる”や“深く感じる”といった意味があることから、「切に願う」は「願う」よりもずっと深い気持ちが含まれる表現です。
公的な場面やフォーマルな文章では「今後とも変わらぬご支援を切にお願い申し上げます」「ご健勝を切にお祈り申し上げます」などと用いられています。
♦︎「切に」が入ることで言葉の温度感が変わる!
「願う」だけでも、十分に気持ちは伝わります。
しかし「切に」がつくことによって「本当にそうなってほしい」といった切実なニュアンスが加わります。
「切に」が入ることで、相手が受け取る言葉の温度感が大きく変わるとも言えるでしょう。
どんな場面で使う?「切に願う」がふさわしいシチュエーション

「切に願う」は、フォーマルな場面で使われることがほとんどです。
ただし恋愛シーンや通常の人間関係でも、状況によっては自然に使えるケースがあります。
ふさわしいシチュエーションをまとめました。
♦︎ビジネスシーンで本当にお願いをしたいとき
「切に願う」は、ビジネスの場で多く使われています。
たとえば「ご理解いただけますよう切にお願い申し上げます」など、単なる依頼ではなく「本気でお願いをしたい」という気持ちを伝えやすい表現でしょう。
♦︎お祝いやお見舞いの場面
相手の幸せや健康を願う場面でも用いられます。
たとえば、お祝いなら「ご多幸を切にお祈り申し上げます」、お見舞いならば「一日も早いご回復を切に願っております」など、フォーマルな日本語として使われています。
♦︎文学的な印象を出したいとき
恋愛に関係するシーンでも「切に願う」が使われることがあります。
たとえば、あえて文学的なニュアンスを強めたい文章ならば「また会いたいと切に願っています」などと、やや堅い表現になるのは承知のうえで用いることがあるでしょう。
【疑問】「よろしくお願いいたします」と「切に願う」は意味が違う?
ところで「切に願う」と「よろしくお願いいたします」は、言い回しが異なるだけで似たような意味なのでは?と感じる場合も。
同じ「願」という言葉を用いているので、似ている言葉だと思っても無理はありません。
けれど、このふたつの言葉は似ているようでまったく異なるニュアンスです。
「切に願う」のニュアンスを正しく理解するためにも、この違いをしっかり押さえておきましょう。
まず「よろしくお願いいたします」は、相手に行動をお願いする言葉です。
一方の「切に願います」は自分の願望を伝える言葉です。
つまり「よろしくお願いいたします」は「〜してください」のニュアンスで、「切に願う」は「心から願っています」のニュアンス。
主体が相手なのか自分なのか、という点で大きな違いがあります。
「切に願う」の言い換え表現を3つマスター

同じような意味の言葉でも、場面によって使い分けができるとコミュニケーションスキルが上がります。
覚えておくと表現の幅が広がる「切に願う」の言い換え表現をまとめました。
♦︎「心より願っております」
「切に願う」よりも柔らかく、誠実な印象を与えやすい表現。
強い願いというよりも「真心を込めて願っています」という気持ちが伝わりやすく、お祝いのメッセージやビジネスメールの締めくくりによく使われています。
♦︎「切望しております」
「切に願う」よりもさらに強い願望を表しやすい言葉です。
「どうしても実現してほしい!」「何としてもかなえたい!」といった切迫感が伝わりやすいでしょう。
ただし、日常会話や一般的なビジネスメールではやや重く感じられる場合もあります。
♦︎「心からお祈りしております」
相手の健康や幸せ、成功を願う場面でよく使われている表現。
オフィシャルな間柄での災害のお見舞いや退職・異動の挨拶などにも用いられていて、柔らかな響きによって温かみのある印象を与えます。
【失敗談】「切に願う」の使いどころを間違えると…かなりの違和感!?
ところで「切に願う」は、使いどころが限られる言葉です。
そのため日常的な連絡で用いてしまうと、違和感を招く事態にも…。
実際に筆者が見かけた違和感のあった事例を紹介しましょう。
あるときに、筆者のもとに届いた営業の資料メールに「ご返信を切に願っておりますので、何卒よろしくお願いいたします」と書かれていました。
おそらく送信者としては「早めに返事がほしい」「資料を読んだらアクションをしてほしい」といったニュアンスで用いたのだと思いますが、これを読んだ筆者は違和感を覚えました。
届いたのは営業メールでしたので、そこまでシリアスな内容ではなかったため、状況に比して言葉が強すぎる印象を受けたのは否めません。
この場合は「ご確認のほどよろしくお願いいたします」や「ご興味がございましたら、ご返信いただけますと幸いです」くらいが自然でしょう。
どんなに丁寧なつもりだったとしても、場面や状況とのバランスを見ながら、言葉を選ぶほうが確実です◎。
「切に願う」のよくある疑問に専門家がアンサー

「切に願う」にまつわるOggi世代にありがちな疑問を解決しましょう♡
♦︎Q1:「切に願う」は敬語ですか?
A1.この言葉自体は敬語ではありません。
「切に願う」自体は敬語ではありません。
でもビジネスでは「切に願っております」「切にお願い申し上げます」などの敬語表現で使われるケースがほとんどです。
♦︎Q2:「切に願う」と「切望する」との違いは?
A2.「切に願う」のほうが柔らかな印象です。
「切望する」は「切に願う」よりもさらに強い願望を表しますので、「切に願う」のほうが柔らかく、相手への配慮も感じられる表現でしょう。
♦︎Q3:「切に願う」と「心より願っております」は同じこと?
A3.似ているけれど微妙に異なります。
「切に願う」は切実なニュアンス、「心より願う」は誠実なニュアンスが強いことから、このふたつは似ているけれど強調しているニュアンスが異なります。
「切に願う」は日本語らしい響きの表現
「切に願う」は「心から願う」という意味をもつ、日本語ならではの響きが感じられる表現。
相手を強く動かそうとするのではなく、自分の切実な思いを静かに伝える言葉です。
ただし日常的な依頼や軽いお願いには少し重く響きやすいので、使う場面を見極めて用いるのが◎。
「切に願う」の使いどころを見極めて、ビジネスでもプライベートでも品のある印象を狙っていきましょう♡



