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「甘んじて受け入れる」の意味をチェック!
「甘んじて受け入れる」の意味を理解するには「甘んじて」のニュアンスを心得るのがポイント。表現の本質が見えてきます。
この「甘んじて」には、仕方なく受け入れるという意味があります。
つまり「甘んじて受け入れる」は、簡単にいえば「不本意でも受け入れる」という意味。自分にとって望ましくない結果や状況であっても、不平不満を口にせず受け止めることを表しています。
「納得して喜んで受け入れる」のではなく、不満や悔しさを抱えながらも現実を受け止めるといったニュアンスに近いでしょう。
「甘んじて受け入れる」の使い方を場面別にチェック!

「甘んじて受け入れる」は、ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われています。
ただし場面によっては重たい印象になりやすいため、使いどころを理解しておきましょう。
実務上、よく使われる場面をまとめました。
♦︎ビジネスシーンでの使い方
<例文>
「今回の評価を、甘んじて受け入れます」
「ご指摘を甘んじて受け止め、改善に努めます」
このように、ビジネスシーンでは主に指摘や注意、不本意な評価を受けたときに、反省や改善の意思を示す場面で用いられています。
♦︎スポーツなど勝負事に関連する話題での使われ方
<例文>
「敗戦を甘んじて受け入れる」
「実力不足を甘んじて受け入れる」
スポーツなど勝負事の勝敗が話題になっているときなどに、敗北した側の立場に立った表現としてよく使われています。
♦︎日常生活での使われ方
<例文>
「ミスの責任は、甘んじて受け入れる」
「自分が悪かったのだから、甘んじて受け入れるつもり」
自分が失敗やミスに起因して、なんらかの後始末や責任が発生しているときにも比較的よく使われているフレーズです。
「甘んじて受け入れる」と「諦める」の違いは…?
ところで「甘んじて受け入れる」は「諦める」に似たニュアンスだと感じませんか?
このふたつは一見すると似ているようにも思えますが、実は大きく異なる言葉です。
「諦める」には“途中で断念する”といったニュアンスが強いのに対して「甘んじて受け入れる」は“結果を受け止める”といった意味が強い点で、このふたつのフレーズは異なります。
つまり「甘んじて受け入れる」には、努力をした結果として現実を受け止めるといった、ある意味で前向きなニュアンスも含まれています。
「甘んじて受け入れる」をビジネスで使うときの注意点

ビジネスシーンで「甘んじて受け入れる」を使うときには、気をつけておきたいポイントもあります。
整理しておきましょう◎。
♦︎注意点1:同時に「改善の意思」を添える
たとえば、指摘を受けたときに「甘んじて受け入れます」とだけ伝えるのと「ご指摘は甘んじて受け入れ、次回は改善いたします」と言うのでは後者のほうが好印象です。
前向きな一文を添えるように心がけると、洗練されたコミュニケーションに◎。
♦︎注意点2:責任逃れに聞こえないように留意する
ビジネスシーンでは、どんな言葉も“責任逃れ”に聞こえてしまえば逆効果です。
たとえば「仕方がないので、甘んじて受け入れます」と言ってしまうと、“仕方がない”のほうが強調されて投げやりに聞こえがち。
「甘んじて受け入れます」を用いて責任を受け止める姿勢を示すときには、余計な言葉を足さないように心がけ、表情にも気をつけましょう。
♦︎注意点3:開き直っているように聞こえないように配慮を
ビジネスシーンでは、改善策を添えずに「甘んじて受け入れます」だけで済ませようとすると、開き直っているように聞こえる場合があります。
諦めの言葉として受け取られないよう、配慮しながら使っていきましょう。
「甘んじて受け入れる」を言い換えるなら?
「甘んじて受け入れる」は、やや硬い印象の表現です。
状況に応じて言い換えられれば、より自然なコミュニケーションにつながります。
ビジネスシーンで使いやすい言い換え例をまとめました。
「真摯に受け止める」… ビジネス向きの言い回しです。
「謙虚に受け止める」… 反省の気持ちも添えられます。
「現実を受け入れる」… 日常会話で使いやすい表現です。
「結果を受け入れる」… シンプルな言い換え方です。
場面や相手に応じて、適切な言葉を選んでいきましょう。
「甘んじて受け入れる」の疑問に専門家がアンサー!

Oggi世代が抱きやすい「甘んじて受け入れる」に関連する疑問を、この機会に解決!
専門家がお答えします。
♦︎Q1.「甘んじて受け入れる」は敬語なの?
A1. 敬語ではありません。
「甘んじて受け入れる」のフレーズそのものは、敬語ではありません。
ただし実務上は、やや改まった場で改まった表現として使われています。
♦︎Q2.「甘んじて受け入れる」はポジティブな意味で使える?
A2. ケースバイケースです。
基本的にはネガティブな状況を受け止めるシーンで使いますが、不満や悔しさを抱きながらも前に向かっていく気持ちを伝えたいときにも、用いられています。
♦︎Q3. ビジネスメールでも使えますか?
A3. 使えるけれど、他の言い回しが無難かも。
「甘んじて受け入れる」をビジネスメールで使っても、誤りではありません。
けれども、やや硬い印象を与えやすいことから「改善いたします」や「真摯に受け止めます」のほうが自然な表現として好まれています。
♦︎Q4.「甘んじて受け止める」との違いはある?
A4. ややニュアンスが異なります。
ニュアンスとしては「受け止める」は気持ちや意見を理解する意味が強く「受け入れる」は現実や結果を認める意味合いが強い傾向に。
そのため「甘んじて受け入れる」と「甘んじて受け止める」は、この点でニュアンスが異なります。
「甘んじて受け入れる」は責任や状況を受け止める姿勢をあらわす
「甘んじて受け入れる」は不本意な結果や厳しい現実から目を背けず、責任や状況を受け止める姿勢を表す言葉。
現実を認めたうえで、前に進もうとする覚悟も感じられるフレーズです。
仕事や人間関係で思い通りにならない場面に直面したときは、まさしく「甘んじて受け入れる」姿勢が問われやすいシチュエーション。
改善への意思とともにこのフレーズを使うことで、責任感が伝わるコミュニケーションにもつながっていきます◎。
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並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



