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「余談ですが」の意味とは? 実は便利なクッション言葉
「余談ですが」は、本題とは少し離れた話を切り出すときに使う言葉。
話題を転換するクッションの役割もあり、本筋から外れる話をするときに前置きとして使われるのが一般的です。
ビジネスシーンの現場では、軽い補足や雑談の導入として「余談ですが〜」と話を切り出す人も多い印象です。
相手に対して「今から、話がちょっとだけズレますよ」と伝える意図があり、配慮の言葉であるともいえます。
【アラサーあるある】「余談ですが」のNGな使い方3つ

「余談ですが」は便利だからこそ、つい口をついてしまいがち。
でも、無意識に使い続けるのは避けたいフレーズです。
よくあるNGな使い方をまとめました。
♦︎NG1:余談が長すぎる
「余談ですが〜」と前置きをしたうえで話し始めた話が、長すぎるのはNG。
本題がぼやけてしまいますし、聞いている側が「早く終わらないかな」とウンザリしがちです。
「余談ですが」と前置きしたからといって、延々と話していいわけではないのでご用心を。
♦︎NG2:余談がメインになっている
最初は補足をするつもりで「余談ですが」と始めた会話が、いつのまにか自分の体験談や武勇伝に変わっていたり、感情論を伝え続けていたり。
これでは、聞いている側は「結局、何が言いたいの?」と思ってしまいがちです。
「余談」なのに話が膨らみすぎるのはNGと心得て。
♦︎NG3:多用しすぎる
これは、よく見かけるNGのひとつ。
会話やメールで「余談ですが」が口グセになっている人も散見されます。
「余談ですが」は多用しすぎると要点がまとまっていない印象を与えるだけでなく、話の組み立て方が下手なイメージを強めます。
【アラサーの実体験】「余談ですが」のせいで信頼を下げてしまった

筆者が知る30代前半の女性Hさんは、営業職をしていたときに「余談ですが」の使いすぎで信用を下げてしまった経験があります。
「上司と話すときもクライアントとの打ち合わせでも、定型文のように『余談ですが〜』と言いまくっていたら、先輩から注意を受けました。
私は場を和ませようと思って、いつも会話には雑談を挟むようにしていたのですが、先輩からは『話が散らかっている人にしか見えないから、気をつけて』と言われてしまって。
確かに、私の話のせいで肝心の提案時間が足りなくなったり後日に持ち越しになったりしていたので、先輩の言うとおりだなって反省しました。
当時の私は雑談力を上げたくて『余談ですが〜』を使っていたんですよね。でも、聞いている人にしてみればあまりいい印象はもたないどころか、信頼を下げることもあるのだなと勉強になりました」
このケースは、「余談ですが」は便利である一方で、使い方によって印象が悪くなる典型的な事例だったかもしれません。
【言い換えもある!】「余談ですが」を上手に使うには? 押さえておきたい3つのコツ

「余談ですが」を印象よく使うために、押さえておきたいポイントを解説しましょう。
♦︎コツ1:ひと言で終わる「余談」にする
あくまでも「余談」ですので、長くても“1〜2文”が理想です。
つまり、軽く触れる程度の話題のときに「余談ですが〜」を用いると自然です◎。
♦︎コツ2:本題とのつながりを意識する
「余談」というくらいなので、完全に無関係の話ではなく本題を補強する話題や、相手にとって意味のある情報提供など、本題とのつながりを意識しましょう。
ここを気をつけるだけで「余談」にも、大きな価値が生まれます◎。
♦︎コツ3:ビジネスシーンで多用しない
メールや会議で用いるなら、多くても“1回まで”にとどめると無難です◎。
むしろ、普段は使わない!くらい思い切ったほうが「ここぞ」な場面で効いてきます。
なお、「余談ですが」の言い換え方として「補足ですが」や「参考までに」を活用するのも一案です。
「余談ですが」にまつわる迷いをワンポイントで解決!

Oggi世代が抱きやすい「余談ですが」にまつわる実務での迷いを、専門家がワンポイントで解説します。
♦︎Q1.「余談ですが」が失礼にあたることはありますか?
A1. 基本的には失礼にはあたりません。
「余談ですが」は、基本的には失礼にあたる言葉ではありません。
ただし使い方には気を配る必要があり、余談が長すぎたり本題を邪魔したりするのはNGです。
♦︎Q2. メールで使っても大丈夫?
A2. 使えますが、頻度には注意して。
「余談ですが」はメールでも使えますが、頻度には注意しましょう。
ビジネスメールでは「補足ですが」「参考までに」など他の言い方も交えながら、バランスよく使うようにして。
♦︎Q3. 雑談が苦手でも使ったほうがいい?
A3. 苦手ならば無理に使う必要はありません。
「余談ですが」は便利なフレーズではあるけれど、魔法の言葉ではありません。
ですので無理に使う必要はなく、むしろ余談がないほうが会話がスムーズに進むケースもあります。
「余談ですが」は使い方次第で印象が変わる言葉
「余談ですが」は、便利かつ柔らかな印象のあるフレーズ。
けれど、使い方を誤ると一気に評価を下げかねない言葉でもあります。
ビジネスシーンでのコミュニケーションでは、情報の取捨選択や話のわかりやすさも大切ですから、なんとなく使うのではなく「ここぞ!」な場面で使えるとスマートです◎。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。
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