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恋愛におけるフェードアウトとは?
恋愛におけるフェードアウトとは、明確な別れの言葉を交わさずに徐々に距離をとって、自然消滅に至ること。
連絡頻度が減る、会う回数が激減する、返信が遅くなる、そのあとは返信が来なくなる… といった具合に段階を経て関係性が消えていくケースが多いようです。
フェードアウトによる別れは、はっきりとした終わりがなく相手の意図がわかりづらいために、自分のなかで区切りをつけにくい傾向にあります。
なぜフェードアウトが起きるの? 仕掛ける側によくある心理とは…

フェードアウトをされた側は「自分が悪かったのかな」と、ズルズルと後悔を引きずってしまうことも。
きちんと心を整理するためにも、フェードアウトを仕掛ける側によくある心理を解説しましょう。
♦︎心理1:はっきりと別れを言うのが面倒 or 気まずい
はっきりと別れを言うのが面倒だったり気まずい時間を避けたりは、フェードアウトを仕掛ける側にもっとも多い心理。
相手を傷つけたくない、でも気まずいやり取りは避けたいといった気持ちが強く、何も言わないで関係を終わらせたい状態です。
♦︎心理2:気持ちが自然に冷めた
気持ちが冷める明確なきっかけがあったわけではなくても、なんとなく関心が薄れてしまう心理もありがちです。
このパターンでは恋愛よりも他に優先したいことができやすく、それと比例するように会う回数が減っていきます。
♦︎心理3:他に気になる人ができた
他に気になる人ができて新しい関係に意識が向いていくと、今の関係を整理せずに放置してしまうパターンも。
きちんと別れ話をしなくても、自分が逃げることによって今の関係が自然に終わることに期待をしてしまうのです。
【アラサーの体験】「忙しい」が続いた先のフェードアウトで心が疲弊…

筆者が知るTさん(30代半ば/女性)は、1年ほど交際した彼からフェードアウトを仕掛けられ、モヤモヤを抱えたまま数ヶ月が過ぎていました。
「付き合って9ヶ月目くらいまでは順調で、毎日LINEもして週1でデートもしていました。
でも、あるときにいきなり彼が『最近ちょっと忙しくて』って言い出したんですよね。
こちらが誘っても『また落ち着いたら連絡するね』って感じで、なかなか会ってくれなくて…。久しぶりに会っても、前ほど楽しそうじゃなくて気になっていました」
最初は彼を信じていたTさんでしたが、LINEの返信が遅くなり会う約束も流れるようになり始めてからは、心が不安定に。
「気づけば彼からの連絡はほぼ途絶えていて、私は終わったのかどうかがわからなくてつらかったです。
待てばいいのか、それとももう終わりなのか…、彼に聞いても返事がこなくて。
判断できない状態が長かったので、すごくしんどかったです」
結局、彼がフェードアウトを仕掛けて2ヶ月ほど経った頃に、Tさんから「別れるなら、ちゃんと別れ話をしたい」と何度か連絡。彼は渋々ながらも応じてくれて、別れ話をして正式に別れたそうです。
これはフェードアウトのサイン! 見極めポイント3つ

相手がフェードアウトを仕掛けてきているのかを見極めるポイントを整理しましょう。
♦︎サイン1:返信の「質」が変わる
パートナーから返信はきていても、以前とは「質」が違うと感じるならば要注意。
明らかに短文になっていたり、こちらが送った内容に興味がなさそうにしていたりするならば、会話を続ける意思が薄れているサインかもしれません。
♦︎サイン2:約束が具体化されない
デートの約束をしようとしても、「また今度ね」などと曖昧な返事しか返ってこないなら、危険サインです。
こちらが日程を提案しても「まだわからないな」などと言って、いつまでも日程が決まらない傾向もあります。
これは、パートナーのなかであなたと会う優先順位が下がっている状態といえます。
♦︎サイン3:相手からの連絡頻度が明らかに減る・未読や既読スルーが増える
パートナーからの自発的な連絡が明らかに減って、連絡をするのはこちらばかり…。
これは残念ながら、関係性に興味が薄れているサインであることが多いのです。
また、こちらからの連絡に未読や既読スルーが増えるのも同様で、関心が薄れているわかりやすいサインの典型です。
これはNG! フェードアウト状態にハマりやすい思考の2つの罠とは

パートナーがフェードアウトを仕掛けてきたときに、ズルズル・モヤモヤとした曖昧な状態にハマってしまう人には共通する思考もあります。
フェードアウト状態にハマりやすい代表的な思考を解説します。
♦︎NG1:相手の「忙しい」を信じ続ける
彼が言う「忙しい」を無条件に信じ続けてしまうと、曖昧な関係がズルズルと長引きがち。
もちろん本当に忙しい場合もありますが、重要なのは、どんなに忙しくても大事な人には時間を使う姿勢があるかどうか。
曖昧に「忙しい」を繰り返すだけならば、フェードアウトを疑ったほうがいいかもしれません。
♦︎NG2:自分の努力で解決しようとする
相手がフェードアウトを仕掛けてきているときに「私がもっと優しくすれば」「私が彼をもっと理解すれば」などと、自分の努力で解決しようとするのもNG思考の典型です。
問題は彼がフェードアウトを仕掛けてきていることなのに本質からズレてしまっていて、モヤモヤが蓄積されるだけの結果を招きやすいでしょう。
恋愛でフェードアウトされたときの現実的な対処法

パートナーからフェードアウトをされたときには、感情ではなく現実的な判断をしていきましょう。
モヤモヤをズルズルと抱え続けないために必要なことは、彼の行動がひとつの「答え」であると受け止めること。
つまり、返信がなかったり会おうとしなかったりするのは、それ自体が彼の意思表示です。
また、ズルズルと悪い状況を続けないためには、自分で期限を設定することも大切。
曖昧な彼に振り回されないよう、彼を待つ時間は自分で決めましょう。
恋愛でのフェードアウトのモヤモヤを解消♡ 専門家がアンサー

Oggi世代が抱えやすい「恋愛でのフェードアウト」にまつわるモヤモヤに、専門家がアンサー。
よくあるテーマをピックしました。
♦︎Q1. フェードアウトって失礼じゃない?
A1. 正直、誠実な対応とはいえません。
フェードアウトは、正直なところ誠実とはいえない対応。
けれど現実には、衝突を避けるために選ばれやすい手段のひとつでもあります。
フェードアウトをする人には、失礼なことは承知のうえで、でも別れ話をするのは避けたい… という心理が見え隠れします。
♦︎Q2. 待てば戻ってくることはありますか?
A2. 可能性はゼロではないけれど、おすすめしません。
フェードアウトを仕掛けてきた彼に期待をするのは、おすすめしません。
可能性はもちろんゼロではないけれど、フェードアウトを通じて不誠実な態度をしたことは確か。
もし相手からアクションがあっても、信頼に値する相手なのかよく見極めるべきです。
♦︎Q3. フェードアウトされるのは自分に原因があったから?
A3. まったくないとは言い切れないけれど、自分を責めないで。
フェードアウトに至った原因があなたに一切ないとは言い切れないけれど、自分を責めるのはNG。
恋愛では相性とタイミングが大きく作用するので、どんなに頑張っていても不可抗力による別れが訪れることもあります。
できれば「あのとき、ああしていれば…」などと、過去は振り返らないで。
恋愛のフェードアウトは「ひとつの答え」
恋愛でのフェードアウトは、曖昧な意思表示だと受け取られがち。
ですが、言葉がなくはっきりしていなくても「ひとつの答え」であることには間違いありません。
連絡をくれない、会ってくれない、将来の話を避ける… などの積み重ねが、フェードアウトという結果を示しています。
フェードアウトを仕掛けられたら、相手の言葉に期待しすぎずに行動を冷静に見て。
曖昧な状態だからこそ自分から区切りをつけることも、ときには必要です。
終わりそうな関係を引きずるよりも次に進むほうが、結果的に自分を守る選択にもつながります。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



