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2026.03.16

ラスボス・錦織が立ちはだかる!男の友情に涙、涙…|『ばけばけ』第23週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その感想を自由気ままを語ります。今回は『ばけばけ』第23週をレポートしていきましょう!

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

いよいよ佳境! 朝ドラ『ばけばけ』今週の見どころと感想をレポ

朝ドラ『ばけばけ』ご覧になられてますか? ヒロイン・松野トキを演じるのは髙石あかりさん。「耳なし芳一」、「ろくろ首」、「雪女」──日本人なら誰もが知る怪談の数々を文学へと昇華した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、小泉セツがモデルです。怪談を愛する夫婦の、何気ない日常を描く物語。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週『ばけばけ』にグッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!

前回のレビューはこちら:ヒロインの英語下手すぎ問題!大きな仕事のチャンス到来に、夫は…?|『ばけばけ』第22週

友情に涙…。第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」を振り返ります

小泉八雲旧居の内部 島根県松江市
雨清水家がどうにか存続したことが、おトキちゃんの助けになる流れも泣けた。人生何があるかわからん、本当に生きてこそですね。今週は銀二郎の戸籍どうすんだ問題など、ツッコミどころもままありました(笑) (C)Adobe Stock

いよいよ『ばけばけ』も残り3週! 生まれたばかりの息子・勘太にすっかりデレデレのヘブンさん。これからの自分の役目は、家族を守ること。おトキちゃんと同じ籍に入るため、日本人になることを決意したのでした。それは興味津々だったフィリピン行きをあきらめることでもあり、今後も簡単に海外へは出られなくなることを意味します。けれども、ヘブンさんの選択に迷いはありません。

子育てとやりたい仕事の両立(あるいは、断念)は、これまでたくさんの朝ドラヒロインが向き合ってきたテーマ。それを夫のほうが担うのってめずらしいし、悩まず家族一択というのも、あんまりなかったパターンな気がします。その一方で、胸のうちでは「物書きとしての私は…死んだ」と、強い言葉で表現しているのが気になるドラ子です。そりゃあまったく葛藤がないわけじゃないよね。それでも、彼にとっては清々しいほどに、これが「最適解」なのでしょう。家族団欒を眺めながら、優しくほほえむ姿からそれが伝わってきます。

そして、おトキ&ヘブンの入籍手続きのため、松野家みんなで松江へ里帰りです。終盤のタイミングでお久しぶりのみなさんが続々登場するのも、ラストに向けてのお約束。おサワ&庄田さんの結婚、変わりのない花田旅館、表情が柔らかくなった梶谷さん…みんな元気で幸せそうで、グッときます(梶谷〜! 見直したよ!!)。ただひとり、錦織さんを除いて。

ふたりの入籍には、さまざまな課題が立ちはだかっていました。島根県知事のお墨付きをもらうことが、そのひとつ。簡単にYESと言わない知事を説得するために、ヘブンさんは錦織さんに力添えを頼みにいくのですが…。

錦織さんは体調を崩し、すっかり痩せ細った姿になっていました。演じる吉沢亮さんはこのために1か月で13kg体重を落としたのだとか。頬はこけ、絞り出すような声も痛々しく…ヘブンさんのことも、どことなく避けているような雰囲気。知事説得のお願いもあっさり断られてしまいました。あんなに仲良しだったのに(涙)。やはりヘブンさんが自身から離れて熊本に行ってしまったことを、怒っているのでしょうか。それでも、錦織さんの本棚にはヘブンさんの著作が全部並んでいるのです。やっぱり好きなんじゃん…! 離れても存在を意識してるんじゃん!!

そんななか、もうひとつの課題を乗り越えるためにおトキちゃんは「雨清水トキ」に。雨清水トキ…ウシミズトキ…丑三つ時。「雨清水」の苗字はこのためにあったのか(笑)。ヘブンさんもおじじ様から新しい名前をつけてもらい、「雨清水 八雲」が爆誕!

結婚を機に名前が変わるのって、なんだか不思議な感覚ですよね。長くつきあってきた記号がなくなるのですから、大きな変化のような…でも実態はなーんにも変わっていないような。けれど確かなことは、これまで重ねてきた経験や、家族の関係が変わるわけじゃない。おトキちゃんが言うように、どんな時だって「父上が父上で、母上が母上」。それは、「私は、私」を意味しているようにも感じました。

錦織さんがまるでラスボス! 彼の本当の狙いは…

では、イギリス人から日本人になることは──? ヘブンさん…改め、八雲の筆が近ごろなかなか乗らなかったのは、彼が日本人になりつつあるから…なのかもしれない。その証拠に、来日当初はあれだけワクワク感じていた日本の原風景に、心が動かなくなっている八雲。それこそが、錦織さんが力を貸してくれない理由でした。

どの著作にも、第一作の『日本滞在記』のような輝きがない。「今のあなたには、もうこの国に何も感じることができない」と。ゆえに、日本人になってはいけないと。見たことのない冷酷で、真に迫る錦織さんの表情はまさに「ラスボス」!? もう仲良しのふたりは戻ってこないの? つらい…。

けれど八雲もまったく引きません。「ニホンデモカケル。カナラズ、カケル!」錦織さんの煽りに怒りを爆発させます。ここで「やっぱりそうなんだ、だから書けないんだ…」と動揺しないのが、最高にヘブンさん…じゃない、八雲ですね。日本人になって家族に寄り添うことも、読者を唸らせる作家になることも、あきらめない。八雲の覚悟なめんな!とばかりに旅館へ駆け戻り、鬼気迫る勢いでペンを走らせ始めます。そしてそれこそが、錦織さんの狙いだったのです。八雲の「作家のプライド」を、取り戻すこと。それが彼のいちばんの親友で、いちばんのファンで、いちばんのリテラリーアシスタントである、錦織さんの最後の仕事だったのです(え? 最後って言った??)。

錦織さん〜(涙)。世話が焼ける先生のために、発破をかけてくれたんですね。本当に伝えたかった想いはきっと「あなたなら書ける」。名前が変わったくらいで、人間が根本から変わることはない。同じように、国籍が変わるだけでその人の中身がガラリと変わるわけはないのです。錦織さんだってきっとわかっていたのだと思う。机に向かう八雲を確認してほほえむ姿は、ちゃんとあのころの錦織さんでした。

そして時はすぎ、熊本に戻ったおトキ&八雲に届いたのは、知事からの「お墨付き」の書類。差出人は、錦織さん。「作家・雨清水八雲」のリテラリーアシスタントとして、やっぱり力になってくれたのです。

春を迎えて書き上がった八雲の著作『東の国から』には、こんな一文が。「出雲の時代の懐かしい思い出に。錦織友一へ。」

ふたりの友情は、八雲の著作に生き続ける。新作を見届けて錦織さんは天国へ。けれど八雲が書くことを続ける限り、きっと彼はそこに「いる」のです。

余談ですが、今週のラストシーンは、書き続ける八雲の背中。すごく『ルックバック』っぽかった。

次週の『ばけばけ』は…ついに!「カイダン、カク、シマス。」

きっと八雲は、ゆる〜い幸せに慣れきって一時的に感性が鈍くなっていただけだと思うんですよね。物語でここしばらく続いた、満たされているけれどどこか退屈な、そんな日々。なんなら視聴者も巻き込んでそのゆるさに浸かっていた八雲が、とうとう風穴を空けたような解放感でした。ありがとう、ありがとう錦織さん(涙)。それにしても弟の丈がヘブン先生情報を何から何まで手紙で伝えているのがちょっとおもしろかったです。丈がしゃべりたがりなのか、錦織さんが「なんでも教えてくれ!」って頼んだのか。後者だったらなんかうれしい。

さて、次週はいよいよ佳境かもしれません。おトキと八雲をつなぐ鍵である「怪談」に、大きくスポットがあたりそうです!

番組公式サイト

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。

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