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LIFESTYLE

2026.05.04

看護学校編スタート! 尖ったナイフ・直美の心をほどくのは?|『風、薫る』第5週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その感想を自由気ままを語ります。今回は『風、薫る』第5週をレポートしていきましょう!

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

朝ドラ『風、薫る』1週間の見どころと感想をレポ

朝ドラ『風、薫る』、ご覧になられてますか? 明治時代の日本で看護の道を切り拓いた、一ノ瀬りんと大家直美の物語。見上愛さん、上坂樹里さんのダブル主演です。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週グッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!

先週のレビューはこちら:詐欺!モラハラ!ヒロインたちは、このピンチをどう切り抜ける!?|『風、薫る』第4週

第5週「集いし者たち」を振り返ります

りんご
直美がいつも持っているお守りは親からもらったものだと判明。これが手がかりとなって実の親が見つかる流れ、来るかな〜? (C)Adobe Stock 

りん&直美、いよいよ看護の世界へ。看護学校編がスタートです! 肝心の学校はいかにも急ごしらえの様相で、海外から招聘した先生もまだたどり着いておらず。手探りのなか、学生たちの奮闘が始まります。

髪をバッサリ切り、書生スタイル…つまりは男装で現れた直美は入学の日から目立ちまくり。いきなり「私はみなしごです」と自己紹介する姿に「初対面で知らせるには重過ぎないか!?」とドラ子はヒヤヒヤ。あとあと根掘り葉掘り聞かれるくらいなら、自分から開示してしまったほうが気が楽…といったところでしょうか。これ以上傷つかないための防御反応なんだよな、わかるぞ。

サブタイの通り、ともに学ぶ仲間たちも大集合。朝ドラらしく、クセつよなキャラクターたちが勢揃いです。「恵まれた日本橋の呉服屋の、美人姉妹の四女」ことしのぶ。青森から来た20歳、トメ。クリスチャンでもあり、落ち着いた大人のお姉さん・喜代。ナイチンゲールの強火オタクで華族のお嬢様のゆき。そして、いかにもプライドが高そうな奥医師の娘・多江。

なんだか既視感が…と思ったら、『ひよっこ』の乙女寮や『虎に翼』の大学女子部、はたまた『舞い上がれ!』の航空学校編なんかを彷彿させますね。朝ドラ名物・序盤の青春群像劇、大好物です。

いや〜〜しかし「恵まれた日本橋の呉服屋の、美人姉妹の四女」とか自分で言う!?とちょっとギョッとしたんですけども(笑)。その後もよくよく見ていると、「奥医師の娘」「元家老の娘」「華族の娘」などなど、多くのキャラが何気なく「出自」で人を説明しているのがわかります。効率よくキャラ紹介するためのドラマ上の都合もあるのでしょうが…なんだかこの時代の女性の立ち位置も伝わってくるようで、ちょっと暗い気持ちにもなります。

で、「恵まれた人」にコンプレックスを燃やす直美はいちいちみんなに噛み付くわけですよ(笑)。まさに狂犬です。とくに医師の家系・多江とはバッチバチで、何かとお互いをディスりあう日々。きっと直美も緊張しているのだろうと、気遣って声をかけるりんにも、トゲトゲしい態度をとってしまいます。ずっと教室がギスギスしていてつらい。

直美よ、生まれが恵まれているからって、悩みがないわけないのだぞ。きっと多江だって何か大きな感情を抱えているはず。「女は医者になれない」とか抑圧されてきたんじゃないのかなあ。けれども、傷つきながらがむしゃらに生きてきた直美には、そこまで思いをめぐらす余裕がないのです。これでもし、たとえば喜代さんあたりが直美よりずっと悲惨な過去を隠してたらどうするつもりなんだろう…。

触れるものみな傷つける直美、うっかり失言するりん

髪を切ってすべてを断ち切ったつもりでいた直美ですが、結局過去にとらわれて、何も変わっていないのです。それをりんに指摘されると「図星」とばかりに目が泳ぐ直美…こういうとき、ちゃんとショックを受けるのが直美のいじらしいところでもあるのですが。傷ついた自分を棚にあげて、今度は誰かを傷つけてしまう。そんな自身にほとほと嫌気がさしてしまうんだよね。一方、りんはりんで、「言ってはいけないことを言った」と後悔するのでした。もうね、ふたりとももっと素直になって仲直りしよう!?

そんな悩めるふたりの心に風穴をあけたのは…そう、今作きってのカリスマ・捨松さまです! 狂犬・直美も、捨松さまの前ではなぜか正直になれるんだな。それぞれが捨松さまとの対話を通して、お互いの気持ちをわかり合うりんと直美。その後ふたりしてうっかり寮の門限を破りつつ(笑)、少しずつ心の距離も近づいていきました。真夜中ふたりきりの会話。これまでと違う本音をりんに見せてくれた直美、それをまっすぐに受け止めるりん。ずっと「尖る」ことで身を守ってきた直美が、初めてファイティングポーズを崩して素の表情を見せてくれたような。ふたりがいいコンビになる、最初の一歩となった名シーンでした。

捨松さまは「(りんと直美のように)自分がどのような人間か悩める人こそ、看護婦に向いている」と言いました。悩んでぶつかって、立ち止まってもいい。けれどそのもがきの先に、きっと未来がある──いつだって「今、目の前にあるもの」と戦い、傷ついてきた彼女たちに、希望を灯すような言葉だったと思います。

予告に登場したナース実習姿がとてもキュート! 次週は「天泣(てんきゅう)の教室」

さりげなーく直美が「りんさん」と初めて名前で呼んだのもたいへんグッときました! そして謎の英単語「observe」の訳に四苦八苦するストーリーもよかったです。人と人がわかりあうには対話が大切で、対話のためには言葉が必要で、新しい言葉を獲得するための道のりを雑にしない。そんな姿勢に、今作の誠実さを感じます。ギスギスしていたクラスメイトとも最終的には協力しあい、なんだかんだいいチームになってきている様子。次週はドラ子の予想通り、多江の背景がクローズアップされそうな予感です。

あともうひとつ、本筋とは別の部分でちょっと引っ掛かっていることがありまして…りんの母上の横暴っぷりですよ。娘のテリトリーにずかずか入って私物化、「りんができたなら私もできる」とか言って独断で瑞穂屋の仕事を始めるなど、マイルドに毒親っぽいムーブをしているんですよね。当のりんはあんまり気にしていない様子ですが…。母上が働きに出ることで、妹の安が環の面倒を見ることになるじゃん? じゃあ安の自己実現はどうなるの?と気になっています。ただでさえ「朝ドラヒロインの妹」は闇堕ちしやすいと言われているので心配(ドラ子調べ)。母上の奔放さはあえて悪様に描かれている気もしますし、このあたりも追々深掘りされるのではないでしょうか。

番組公式サイト

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。

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