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LIFESTYLE

2026.03.24

時代の変化に「立ち尽くす」男。でも、また始めればいいんです|『ばけばけ』第24週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その感想を自由気ままを語ります。今回は『ばけばけ』第24週をレポートしていきましょう!

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

いよいよ佳境! 朝ドラ『ばけばけ』今週の見どころと感想をレポ

朝ドラ『ばけばけ』ご覧になられてますか? ヒロイン・松野トキを演じるのは髙石あかりさん。「耳なし芳一」、「ろくろ首」、「雪女」──日本人なら誰もが知る怪談の数々を文学へと昇華した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、小泉セツがモデルです。怪談を愛する夫婦の、何気ない日常を描く物語。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週『ばけばけ』にグッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!

前回のレビューはこちら:ラスボス・錦織が立ちはだかる!男の友情に涙、涙…|『ばけばけ』第23週

第24週「カイダン、カク、シマス。」を振り返ります

わら人形
勲の「100まで数えられるよ…(小声)」がかわいすぎた。おトキちゃんのブードゥードールのご利益がありますように…!(C)Adobe Stock

錦織さんとのお別れから10年。トキ&八雲一家は東京に暮らしています。八雲はあの帝大の教師を務めて数年、なんと月給400円という高待遇です。ふたりの子にも恵まれ、穏やかな暮らしはまるで桃源郷のよう。歳を重ね、ママ・パパとしてすっかり頼もしくなったふたりが微笑ましいです。息子の勘太&勲もめちゃかわいくて♡ 八雲の体調がちょっぴり下り坂なのだけは、ちょっと心配ですが。

──とか思っていたら、下り坂だったのは体調だけではなかったようで…。八雲、なんと帝大の教師をクビになっていました!! 衝撃。解雇の事実を家族に言い出せず、出勤するふりをしてミルクホールで時間をつぶす姿があまりにせつない。

時を同じくしてアメリカ。八雲の著作の版元では、「レフカダ・ヘブンは終わった作家」などと言われています。エディター・イライザが編集長にがんばって推してくれているけれど、なかなか厳しそうです。つらい。どれだけのベストセラーを達成した作家でも、ヒットを維持し続けるのは難しいんだなあ。

熊本編でも描かれていたけれど、当時の日本はますます近代化が進む真っ最中。史実のタイミング的には日露戦争も直前なわけで、日本国内の異人の立ち位置も、海外からの日本の見え方も、どんどん変わっているのかもしれません。「外国人教師」としても、「日本在住作家」としても、需要がなくなりつつある。そんなのあんまりだよ〜!

そんな八雲の異変に気づいたのが、「ダメ父」・司之介というのがグッときます。そう、父上もかつて時代の変化に取り残され、立ち尽くすばかりのころがありました。うさぎ投資に失敗したことを言い出せず、失踪したこともありましたね…。「ヘブンはわし。昔のわしじゃ」。自分自身は何も変わっちゃいないのに、時代から「要らん! 古い!」と拒絶されるようなつらさは、父上も痛いほど知っています。

それでもどっこい生きてる父上。「だから、心配しなくても大丈夫」。そんな想いが伝わってきます。自身を「オワリニンゲン」と卑下して途方にくれていた八雲にとって、大きな救いになったことでしょう。八雲は、終わってなんかいないのです!

…いや八雲は投資に手を出して大失敗はしていないからね? あなたがここまでやってこれたのは八雲の稼ぎの賜物だからね?とは思ったけど(笑)。でも、こういう優しさがあるから父上って憎めないんですよね。「ダメな人」だからこそ気づける、寄り添えることもある。「昔のわし」という言葉もいい。きっと八雲が苦境を抜け出すことは、父上にとって「あの頃」の自分自身を救うことなんだよね。

ついに、おトキ&ヘブンが怪談にたどりつく!

父上に背中を押され、新たなるベストセラーを生み出そうと気持ちを新たにする八雲。ですがそう簡単にいくものではなく。アイデアって急に降って湧いてくるものじゃないんですね…現実は非情。こっそりがんばっていた再就職活動も泣かず飛ばずで気持ちは焦るばかり。ついに、おトキちゃんにも解雇の事実を打ち明けます。

けれどおトキちゃんの反応は「なーんだ」。月400円の高収入がなくなったって、うちの家族は大丈夫だと。「よかっただないですか。やっと時間ができますけん。たくさん書いてごしなさい。あなたは、カクノヒトですけん」。おトキちゃん〜!(涙)。ホッとしたのか、少年のようにピュアな涙を流す八雲の姿が印象的でした。いや〜トミー・バストウさん、彼もまた本当にすばらしい役者です。

そして八雲がたどりついた題材は、「おトキちゃんも楽しめる作品」。そう、ふたりをつないだ鍵である「怪談」です! ついにこの時がきました!! それまで「なんとしてもベストセラーにしなきゃ…」と凝り固まっていた八雲が、創作の原点とも言える「大切な誰かのために書く」を決意するってのも熱い。駆り立てられるように書いていた松江時代のように、八雲はひたむきに執筆を続けます。おトキちゃんはアシスタントとして、怪談情報の収集に奔走。幾月もの二人三脚を経て、とうとう最新作『怪談』の原稿が完成したのでした! やったーーー!!!!

次週、いよいよフィナーレ!「ウラメシ、ケド、スバラシ。」

…なんですが、アメリカ本国に届いた『怪談』の初稿に目を通したイライザは、「なぜこんな幼稚な題材を…」とため息。そ、そんな〜!! 『怪談』といえばモデルとなった小泉八雲の代表作ですから、ここからどんな経緯を経て評価されるのか、気になるところです。で、もうひとつ気になるところ。『怪談』が出版された同じ年に、小泉八雲は亡くなっています。だ、だ、だとしたらヘブンさんこと雨清水八雲も…? 朝ドラは必ずしもモデル通りいかないものですが、今週けっこう老け込んでたし心配です。おトキちゃんが八雲を呼ぶ声だけで構成された次週予告も意味深。いよいよ次週最終週、最後まで見届けましょう。

番組公式サイト

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。

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