目次Contents
「早速のご対応ありがとうございます」の意味とは?
「早速のご対応ありがとうございます」の意味はシンプル。
「すぐに」という意味の「早速」に、相手が対応してくれた行為を示す「ご対応」、さらに感謝を示す「ありがとうございます」が組み合わさった言葉です。
つまり、「すぐに対応してくださって、ありがとうございます」という意味のフレーズです。
実務上のポイントとしては、相手の“スピード”に対する感謝として多く用いられています。
「早速のご対応ありがとうございます」のよくあるNG用法

残念ながらも、ビジネスの現場では「早速のご対応ありがとうございます」を誤って使っている事例も見受けられます。
本人は「良かれ」と思って使っていても、用法を間違えると印象ダウンのきっかけにも…。
アラサーがやりがちなNGをまとめました。
♦︎NG:「早速」ではない場面で使う
たとえば、3日後にメールを返してくれた相手に対して「早速のご対応ありがとうございます」と返してしまうと、やや違和感を伴うばかりか返信に時間がかかったことへのイヤミだと受け取られる可能性も潜みます。
相手の状況を見て、本当に「早速」といえるシチュエーションで使うのが正解です。
♦︎NG:テンプレート化している
毎回のメールに「早速のご対応ありがとうございます」と書かれていれば、受け取った相手はテンプレート感を抱きます。
あまりにも同じ言い回しを使いすぎると感謝している気持ちが伝わりにくく、むしろ「感謝している風」の形式的なフレーズに受け取られやすくなり逆効果です。
♦︎NG:関係性を無視して使う
「早速のご対応ありがとうございます」は丁寧な言葉ではあるものの、相手との関係性や普段の言葉遣いによっては硬すぎる印象を与えることも。
たとえば、普段は砕けた言葉遣いも交えて話をしている先輩にいきなり「早速のご対応ありがとうございます」と送れば、違和感を生じさせる場合も。
「ご確認ありがとうございます。助かります」など、他の言い回しが適している関係性もあります。
【状況別】「早速のご対応ありがとうございます」の例文

「早速のご対応ありがとうございます」がよく用いられる状況を、実務の視点で整理してみましょう。
♦︎社外の相手に向けて
社外の相手に向けて使うときには、一定の温度感をキープした文面で用いられます。
他の文章も「早速のご対応ありがとうございます」と同等か、それ以上のレベルでの敬語を使いましょう。
〈例文〉
「早速のご対応ありがとうございます。迅速にご確認いただき、大変助かりました」
♦︎目上の方に伝えるとき
目上の相手にも「早速のご対応ありがとうございます」は使えます。
なお「の」を取って、やや硬い印象にする文面も間違いではありません。
〈例文〉
「早速ご対応いただき、誠にありがとうございます」
♦︎チーム内など少しカジュアルに伝えるとき
チーム内のメンバーや後輩に向ける言葉など、少しだけカジュアルに崩したいときには「ございます」を取るだけでも◎。
〈例文〉
『早速の対応ありがとう! 助かりました」
「早速のご対応ありがとうございます」を使った会話で、ワンランク上の好印象を狙うなら?

ところで「早速のご対応ありがとうございます」は、使い方次第でワンランク上の好印象を狙えるフレーズです。
アラサーが心得ておきたい実践的なポイントを解説します。
♦︎好印象ポイント:相手の行動や得られたメリットを具体的に添える
「早速のご対応ありがとうございます」で終わらせず、プラスアルファのひと言を添えると上級者テク。
相手の行動や、相手の行動によって得られたメリットを具体的に添えるのがポイントです。
〈例〉
「早速のご対応ありがとうございます。おかげさまで本日中に提出できました」
「早速のご対応ありがとうございます。安心いたしました」
このように感謝の言葉とセットで具体的な気持ちや出来事を添えると、印象アップを狙えるコミュニケーション術に◎。
「早速のご対応ありがとうございます」言い換えフレーズ一覧

「早速のご対応ありがとうございます」は、似た言葉で言い換えることもできます。
文章をテンプレート化させないためにも、似た表現をマスターして語彙を増やしておきましょう。
「迅速なご対応ありがとうございます」
「早々にご確認いただきありがとうございます」
「ご多忙のところご対応ありがとうございます」
言い換え表現に幅があるほど、語彙の引き出しを増やせます。
アラサーの疑問を解決!「早速のご対応ありがとうございます」への迷いにアンサー

アラサーがぶつかりやすい「早速のご対応ありがとうございます」への不安にアンサー!
この言葉を使うときに迷いやすいポイントを解説します。
♦︎Q1:「早速のご対応ありがとうございます」は目上に失礼?
A1:失礼ではないけれど、より丁寧な言葉が好まれる場合もあります。
「早速のご対応ありがとうございます」自体は、失礼な言葉ではありません。
けれども、より丁寧な言葉を選ぶならば「早速ご対応いただき、誠にありがとうございます」や「ご対応くださいましてありがとうございます」などを用いましょう。
♦︎Q2:翌日に届いた返信に使ってもいい?
A2:ケースバイケースです。
こちらがメールを送った翌日に届いた返信に使えるかどうかは、相手の普段の返信スピード次第。
いつもは数日後に返信がくる人が翌日にメールを送ってくれたならば「早速のご対応ありがとうございます」を使っても不自然ではありません。
ただし一般的には、翌日以降の対応に用いると違和感を生じさせがち。無難に「ご対応ありがとうございます」だけにしたほうが好ましいでしょう。
「早速のご対応ありがとうございます」は状況に応じて使う言葉
「早速のご対応ありがとうございます」は、ビジネスシーンでよく見かける言い回しではありますが、実は状況に応じて使う言葉。
本当に「早速」といえるシチュエーションかつ相手が何かの対応をしてくれたときに使うのが適切です。
なお、メールで用いるのも一般的になっていますので、使うときにはテンプレート感が出ないよう配慮をしましょう。
相手に丁寧な印象を与えつつコミュニケーション上手を狙えるよう、状況を判断して使ってみてくださいね。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



