Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 「羊歯」←なんと読む? 読み方や由来、花言葉・特徴…

WORK

2023.11.30

「羊歯」←なんと読む? 読み方や由来、花言葉・特徴・英語表現まで解説

一見よく分からない組み合わせの「羊歯」という漢字ですが、皆さんは読めましたか?この「羊歯」はある特徴を持つ植物の総称なのですが、なぜ「羊」に「歯」と書くのでしょうか? 今回は読み方から漢字の由来、花言葉、特徴、英語表現まで合わせて解説していきます。



「羊歯」とは?

「羊歯」は、植物の種類のことで、花を咲かさず(種を作らず)、胞子によって増えるのが特徴です。同じように胞子で増える植物には「苔」がありますが、「羊歯」と「苔」には明確な違いが見られます。「羊歯」は、葉や茎や根が区別できますが、「苔」は、葉や茎や根の区別がありません。

「羊歯」は身近な場所に生息しており、公園や山の中で、葉の裏に胞子嚢群(ソーラス)をぎっしりと抱えた葉を見ることができます。「羊歯」がこのように胞子で増えるということを知らないと、イヌワラビの葉裏にある大量の茶色いブツブツが虫に見えて、驚いて手を離した経験のある人もいるかもしれません。

また、見た目が苦手と感じる人もいるでしょう。この大量のブツブツが胞子です。想像以上にギッシリとくっついているので、集合体恐怖症(トライポフォビア)の人などは、我慢ならない恐怖感に襲われます。
羊歯
「羊歯」の種類は1万以上にも及びます。ワラビやゼンマイも「羊歯」の一種で、これらは、食べられる植物として知られています。また観葉植物として人気の、可愛らしいアジアンタムも、「羊歯」の一種です。「羊歯」の観葉植物は、苔玉やハンギングにして楽しむこともできます。

お正月飾りに使われるウラジロも、実は「羊歯」の一種で、表は緑で、裏が白の葉を持つのが特徴。ウラジロには、「邪気を払う」、「後ろ暗いことがない」、「ともに白髪になるまで」という意味があり、これらのいわれが、ウラジロを神棚に使う理由と考えられています。

また、世界遺産に登録された奄美大島は、最大で高さ15メートルにもなるヒカゲヘゴという大型の木生シダが生い茂り、鬱蒼としたジャングルのような森が広がります。「生きた化石」といわれるヒカゲヘゴは、奄美大島が国内の北限となっていて、亜熱帯の森らしい景色を作っています。

このように、「羊歯」の仲間は、足元にある背の低いものから、ヒカゲヘゴのようにビルの5階くらいの高さのものまで、バラエティに富んだ姿を見せてくれます。

■由来と読み⽅

「羊歯」は「シダ」と読みますが、なぜ「羊」と「歯」の漢字が使われているのでしょうか。「羊」は「シ」と読みませんし、「歯」は「ダ」と読みません。シダは、しだれることから付いた名前だと言われていますが、小さい葉が規則正しく並ぶ様子が羊の歯に似ているから「羊歯」という漢字があてられたという説が有力です。

■花言葉

「羊歯」は種子植物ではなく、花は咲きませんが、花言葉を持っています。「羊歯」の花言葉は、「誠実」、「夢」、「愛らしさ」、「魅惑」など。「誠実」は、「羊歯」の葉が規則正しく並ぶ様子に由来しているものと考えられます。また、ヨーロッパでは、夏至の夜に「羊歯」が花を咲かせるという伝承があるため、「魅惑」という花言葉が生まれたようです。

「羊歯」は、花ではありませんが、2月5日の誕生花でもあります。2月5日生まれの人は、誕生花が薔薇や百合などの美しい花ではないことにがっかりするかもしれませんが、「羊歯」の花言葉はどれも素晴らしいものなので、あまり落胆する必要はありません。

「羊歯」の特徴

羊歯
ここまでの解説でも少し触れましたが、ここからは「羊歯」の特徴をもう少し詳しく解説していきましょう。「羊歯」には以下のような特徴があります。

維管束(いかんそく)がある

「羊歯」には、維管束という、師管や道管などの集まりがあります。「苔」とよく比較される「羊歯」ですが、「苔」にはこの維管束がありません。

花は咲かない

花が咲いて種で増える種子植物に比べ、「羊歯」は花を持たず、種子もできません。花が咲かないと一般的に思われている竹でさえも、60年から120年周期で花を咲かせますが(花を咲かせると枯れる)、「羊歯」は全く花を咲かせることはありません。

胞子で増える

胞子で増えるのが「羊歯」の大きな特徴のひとつです。「苔」も胞子で増えるという点においては共通していますが、前述したように、「羊歯」と「苔」の違いは、根・茎・葉の区別があるかないかということです。「苔」には、根・茎・葉の区別はなく、体全体で水分を吸収。それに比べて「羊歯」は、根・茎・葉の区別があり、根から水を吸い上げます。「羊歯」よりも「苔」のほうが、より原始的な植物です。

日本の伝統文様「羊歯文様」

「羊歯」は日本の伝統文様にも使われていて、「羊歯文様」として様々なシーンで見ることができます。

文様の意味

羊歯
文様というのは、工芸品や建物などを装飾するための図柄。人の手による、様式化された連続模様のことです。

どのようなものに使われている?

文様は、どのようなものに使われているのでしょうか。一番わかりやすいのが、着物や唐紙です。着物や唐紙の文様には、「麻の葉」、「七宝」、「亀甲」、「鱗」などの連続した図柄が多く見られ、「羊歯」もそのひとつです。「羊歯」は平安時代に文様化されたといわれています。「羊歯」には様々な種類があるため、文様もバラエティに富んでいて、多様な表現が魅力です。

また、それぞれの文様には意味があります。例えば、麻の葉は、成長が早く真っすぐ伸びることから、子どもの健やかな成長を願う意味があります。また、亀甲文様は、長寿・吉兆の縁起物としての意味が。鱗文様を使うのは、厄除けや魔除けの意味です。「羊歯」は、葉の裏に多くの胞子を抱えた姿と、繁殖力の強さから、子孫繁栄や多福を呼ぶ文様とされています。

「羊歯」の英語表現は?

「羊歯」を英語で表現する必要に迫られることはあまりないかもしれませんが、「羊歯」は「fern」という英単語で表すことができます。「a plant called fern」なら、「羊歯と呼ばれる植物」という意味になります。

最後に

シダ植物に関しては、中学校の理科で習った記憶がある人も多いでしょう。「シダ」だとすぐにわかりますが、「羊歯」と書かれると、何のことだか戸惑ってしまうかもしれませんね。「羊歯」の「羊」、「歯」から、羊の小さな歯が並ぶ様子をイメージすると、記憶に残りやすいのではないでしょうか。一度身近な「羊歯」を見て、イメージを関連付けておくといいでしょう。

▼あわせて読みたい

Today’s Access Ranking

ランキング

2026.02.28

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。