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2024.09.30

「輩」の意味や注意点は?類語や対義語と英語表現まで解説

「輩」と聞くとどういうイメージが湧きますか?実はいくつか意味があるんです。今回は「輩」の複数ある意味から、使うときの注意点、類語・対義語、英語表現を例文を交えて解説していきます。

「輩」とは?

「輩」を一文字で使う時、悪事を働く人などに対し「悪い輩(やから)」などということもあり、あまり良い印象がない言葉かもしれません。今回は「輩」の読み方と意味、由来と語源から、正しい「輩」の使い方を説明します。本来の意味を知って、上手に使い分けられるようになりましょう。

肩を組む仲間たち

読みと意味

「輩」の読み方は、音読みは「はい」と、訓読みでは「ともがら」「やから」「ばら」があります。それぞれの意味を辞書で調べてみると…

「はい」

はい【輩】
なかま。ともがら。やから。
「かの―は皆遠くこの少女に及ばぬのである」〈鴎外・魚玄機〉

(小学館『デジタル大辞泉』より)

「ともがら」

とも‐がら【▽輩/×儕】
同類の人々をさしていう語。仲間。「学問を志す―」

(小学館『デジタル大辞泉』より)

やから

や‐から【▽族/▽輩】
1 (族)同じ血筋の人々。一家一門。眷属。一族。うから。
「医は黙し、―は眉をひそめ、自己は旦夕に死を待ちぬ」〈蘆花・不如帰〉
2 (輩)同類の者たち。仲間。連中。ともがら。特に、よくない連中。「行儀を知らぬ―」「不逞ふていの―」

(小学館『デジタル大辞泉』より)

ばら

ばら【▽輩/▽原/×儕】
[接尾]人を表す語に付いて、複数の意を表す。「殿―」「奴―」
「法師―の二、三人物語しつつ」〈源・夕顔〉
[補説]「殿ばら」などを除けば、多く同輩以下に対して、敬意を欠いた場合の表現として用いられる。

(小学館『デジタル大辞泉』より)

「輩」は、一文字でさまざまな読み方、使われ方をしていることがわかります。いずれも共通する意味は、同類や仲間を表していること。

「輩」を「ともがら」と読む時は「同類の仲間」で若干、限られた範囲になりますが、「はい」と読む時の「先輩」「後輩」などは少し広い範囲の印象に。「ばら」は「殿輩(とのばら)」など、「殿」に複数形を表す「輩」がついて身分の高い男性たちの敬称になります。 気になるのが「やから」と読む時で、「よくない連中」との意味があり、「やから」という言葉にはよいイメージがわかないかもしれません。「輩」には色々な使い方があるので、この機会にぜひ理解してください。

仲間たちが集まるイメージ

「輩」は悪い意味だけではない

「輩」の由来や語源、意味が理解できました。あらためて注意したいのが、「輩」を「悪い人」の意味だけでとらえないこと。「輩がたむろしている」「サボってばかりの輩がいる」なんて言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。日常会話での「輩」は、「ガラの悪い連中」という意味で使われることが多いのです。あくまでも、「輩」は、基本的には「同類の者たち」「仲間」を意味する言葉であることをお忘れなく!

「輩」の使い方を例文でチェック

読み方次第で、ニュアンスの異なった使い方ができる「輩」。「輩」を使った例文をいくつか見てみましょう。

先方の担当者は諸事情により、部長に連絡ができませんでした。「行儀を知らぬ輩」とのご判断はご容赦いただきたく存じます。

「輩(やから)」を、「よくない連中」の意味で使った例です。利害関係が生まれるビジネスの現場では、相手に騙されることもあるかもしれません。見極めが肝心ですが、悪い意味だけで見ると、真実をとらえ間違うので用心しましょう。

よくない連中

何も言わなくても、困った時に助け合えるチームメンバーは、私のかけがえの無い輩たちだ。

チームメンバーのことを「輩(ともがら)」と呼び、仲間として紹介しています。会社や志を同じくする「同類の人々」を「ともがら」と親しみを込めて呼ぶときに使えます。仲間意識が高まりそうですね。

第一営業部は、この数年、わが社のエースを輩出し続けている。

「輩(はい)」の「列をなして続々と起こる」を表現する「輩出」を使っています。日常会話での「輩出」は良い意味で使われることが多いのでは? 「輩」が悪い意味だけでないことがわかりますね。

繁華街にたむろする不逞の輩は、徹底的に取り締まる必要がある。

「不逞」にはかって気ままに振る舞うことや、あからさまに不満を表すことを表す言葉です。「不逞の輩(ふていのやから)」と言う場合は、無法なふるまいをする連中という意味を持ちます。

列をなして走るビジネスマンたち

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

「輩」の類語や言い換え表現には、どのようなものがあるのでしょう。「同列の仲間」や「同類の者たち」といえば、シンプルに考えると「仲間」「友達」「友」のことですね。

同志

「同志」は「どうし」と読みます。「私とあなたは同志だから」などと人に言われると、少し勇気が湧いてきますよね。同志とは「こころざしや主義・主張を同じくする」人やそのことを言います。ビジネスの現場などで、一緒に戦っていく人のことを思うと「輩」という文字の由来にも近いイメージです。

朋輩

「朋輩」は「ほうばい」と読み、「同じ主人に仕えたり、同じ先生についたりしている仲間」のことです。また、同じくらいの身分・年齢の友にも使います。「ともがら」に近い言葉ですね。

徒党

「徒党」は「ととう」と読み、「ある目的のために仲間や一味などを組むこと」です。「徒党を組む」のように使います。問題を解決に向けて集まった仲間や団体などを指すことも。

対義語にはどのようなものがある?

「輩」の対義語には、どのような言葉があるのでしょうか。「仲間」などの意味とは真逆になる言葉について、説明します。

「輩」を同列の仲間とすれば、その対義語は「敵(てき)」です。「敵」は、戦いや競争、試合の相手を指します。

寄せ手

「寄せ手」とは、攻め寄せる側の軍勢のこと。「寄せる」という言葉から「寄り集まる」とイメージすると「仲間」と思いがちですが、「輩」とは反対の「敵」のことです。間違えないように注意しましょう。

先住民と開拓者の戦争

「輩」の英語表現は?

英語で「輩」を表現すると、どのようになるのでしょう? 例文とともに、状況にあった表現について一緒に見てみましょう。

My husband is my best buddy who has shared joy and sorrow with me.(夫は私と苦楽を共にした最高の輩です)

「仲間」や「友達」を意味する「buddy」。「ともがら」「同じ仲間」という意味で、良い意味で使っています。元々は他人だけれども、一番近い同列の仲間である夫は、まさに人生最高の仲間といえそうですね。

It seems that they participated as the worst comrade.(彼らは最悪な輩として、参加したように思える)

「仲間、同士、僚友、組合員」などの意味がある英単語「comrade」。この「仲間、同士」の意味を「輩(やから)」ととらえた例です。その場の雰囲気を台無しにしたメンバーなどに対して、批判的な意味が込めています。

最後に

「輩」は「やから」と読み、素行の悪い人や性質が悪い人に対して、批判的なニュアンスで使うことが少なくないかもしれません。本来の意味は、「ともがら」や「はい」と読み、同列の仲間や友達をさして、自分を含めた大切な人と人の関係性をつなぐ言葉であることがわかりました。ビジネスシーンでは、できるだけ本来の意味を念頭に入れて、言葉を大切に使うことを心がけたいですね。

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