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2025.07.15

目処(めど)の意味とは?「目途」との違いや使い方についてご紹介

「目処(めど)」は目指すべきところやおおよその見通しのことを指す言葉で、「目処が立つ」「目処にする」などのように使います。また、同じ読み方の漢字に「目途」がありますが、「目処」と何が違うのか、どのように日常生活やビジネスで使うことができるのかをチェックしましょう。

「目処(めど)」の意味は?

まずは目処(めど)の意味や、目途(めど)との違いについて確認しましょう。

目処(めど)とは目標やおおよその見当のこと

目処(めど)」とは、目標や見通しを指す言葉です。おおよその見当も「目処」と呼ぶことがあります。

「目」には「目印となるもの」という意味があるので、「目処」は「目印となるものがある処(ところ)」と解釈することができるでしょう。たとえば「5分を目処にこのテストを解いてみて」といえば、5分を問題を解く時間の目印と定められるのです。

【目処】めど
目指すところ。目当て。また、物事の見通し。「九月実施を―に細部を詰める」
小学館『デジタル大辞泉』より引用

カレンダーの写真
(c)Shutterstock.com

「目途(めど)」との違い

「目途」も「目処」と同じく「めど」と読みます。どちらも目標や見通し、おおよその見当の意味で用いられるため、ほとんど同じ言葉といえるでしょう。

あえて使い分けるのであれば、「目処」は目指すところ、「目途」は目標とすることができます。とはいえ実際は、どの場面でどちらを記載しても間違いではありません。日常生活では「処」と書くことが多いものの、役所などでは「途」の漢字を用いる場合が多い傾向にあります。

「目処」の使い方を例文でご紹介

「目処」を使った例文をいくつか紹介します。例文を通して使い方を理解していきましょう。

【例文】

・10時半を【目処】に戻ってくるから、それまでには出かける用意をしておいてね。
・ここら辺を【目処】にして、作業を切り上げよう。

「目処」は、特定の動詞を組み合わせて使うことが多い言葉です。特によく使われる組み合わせとして、次の5つが挙げられます。

それぞれの組み合わせの使い方を、例文を通して見ていきましょう。

左腕につけた腕時計を見ている女性目線の写真
(c)Shutterstock.com

目処が立つ

「目処が立つ」とは、将来のおおよその様子がわかってくることを指す言葉です。実現の可能性が見えたときにも「目処が立つ」と表現することがあります。

【例文】

・一時はどうなることかと思ったが、ようやく【目処が立って】きた。
・おおよその【目処が立つ】までは、皆で話し合ったほうが良いと思う。
・今月の目標値を達成できる【目処が立った】。一安心だ。

なお、「目処が立つ」の語源は「めどはぎ」と呼ばれる食物の茎を使って占いをしたことにあるといわれています。「めどはぎ」が立つと将来の見通しが見えることから、「めどが立つ」=「将来の見通しが立つ」と表現されたようです。

また、針の頭についている穴(針孔、めど)から、「目処が立つ」という言葉が生まれたという説もあります。「針孔に糸を通す」から「めどが立つ」=「目標がわかる」あるいは「将来の見通しが立つ」と表現するようになったのかもしれませんね。

【類語】見通しが立つ

「目処が立つ」という表現の類語として「見通しが立つ」が挙げられるでしょう。この場合の「立つ」は「物事が新しく定まること」を意味します。

【例文】

・ようやく家に帰れる【見通しが立った】。今まで大変だったが、仕事がひと段落つくまでもう少し頑張ろう。
・このようなペースで販売していては、いつまで経っても目標値に届かない。【見通しを立て直す】ほうが良いのではないだろうか。

目処が立たない

将来が見えない状態を「目処が立たない」と表現することがあります。たとえば次のように使えるでしょう。

【例文】

・いつまでも完成の【目処が立たない】。どのスタッフの顔からも疲労の色が色濃く見えている。
・倉庫を見ると在庫品が山積みだ。再利用の【目処も立たない】ので、大きな赤字になるだろう。

なお「目処が立つ」「目処が立たない」には、いずれも敬語表現がありません。ビジネスで使用するときなど敬語が適したシチュエーションでは、「です」や「ます」を語尾につけ、丁寧語として話すようにしましょう。

【例文】

・ようやく【目処が立ちました】。ご協力に感謝いたします。
・このままでは再開の【目処が立ちません】ので、ご指示をいただけますでしょうか。

目処がつく

目標達成の見通しが立つことを「目処がつく」と表現し、「目処が立つ」とほぼ同じ意味で使用できます。

【例文】

・A社の買収を計画して1年経つが、ようやく【目処がついて】きた。
・ある程度【目処がついて】から質問してください。具体的なことが決まっていない状態で質問されても、何も答えることができません。

目処にする

目標達成に向けて、期限や成果物などの目安をつくることを「目処にする」と表現する場合があります。たとえば次のように使うことができるでしょう。

【例文】

・とりあえず100社を【目処にして】飛び込み営業をしてみましょう。営業のコツをつかむことができるはずです。
・300人を【目処にして】モニターキャンペーンを実施しました。顧客の反応から製品の問題点が明らかになり、より良い商品づくりに活かせています。

目処をつける

おおよその到達点を決めることを「目処をつける」と表現することができます。

【例文】

・「この辺り」と【目処をつけて】パスポートを探した。案の定、本の間に挟まっていた。
・明日の授業で当てられそうなところの【目処をつけて】勉強した。しかし予想が外れて、うまく答えることができなかった。

なお、自然と到達点が定まるというニュアンスの「目処がつく」に比べ、「目処をつける」はより主体的に到達点を決める際に使用するといいでしょう。

「目処」の言い換え表現

ここからは、さまざまなシーンで使える代表的な言い換え表現を詳しく解説します。それぞれの言葉が持つニュアンスの違いを理解して、より豊かな表現力を身につけましょう。

見込み

「見込み」は、物事が実現する可能性や、そうなるだろうという推測を表します。「目処」よりも将来の予測というニュアンスが強く、実現する可能性が高い場合に用いることが多い言葉です。

【例文】

・プロジェクト完了の見込みがある。
・試験合格の見込みがある。

目安

「目安」は、何かを判断したり評価するための基準となるものを指します。「目処」が示す到達点や予測というより、数量や期間など、具体的な基準を示す際に用いられる傾向にあります。

【例文】

・作業時間の目安
・費用の目安
・作業人数の目安

見当

「見当」は、おおよその予測や、物事のおおよその方向性を示す言葉です。「目処」よりも不確実な、初期段階の予測というニュアンスを含むことがあります。

【例文】

・犯人の見当がついた。
・解決策の見当がつく。

「目処」の英語表現

目処の英語表現には「an outlook」や「an aim」「sight」が挙げられます。

「an outlook」

outlookの意味
(将来への)展望,見通し,予想;前途≪for≫
『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)より一部引用

「an outlook」は、将来の見通しや、何かがどうなりそうかという見込み、予測を示す際に名詞として用いられます。日本語の「目処」が持つ「完了の時期の目安」といったニュアンスよりは、将来の状況に対する予測という意味合いが強いです。

【例文】

・The outlook for the work is still vague.(仕事のめどがまだつかない)

「an aim」

aimの意味
他〔しばしば受身形で〕〈計画・行為などの〉目標[対象]を(…に)定める,置く,〈批判などを〉(…に)向ける≪at≫(…を)目的[目標]とする≪at,toward≫,(…を/…することを)目ざす≪for/to do≫
『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)より一部引用

名詞としての「aim」は、主に「目標」「目的」という意味で使われるものの、文脈によっては「見込み」「目処」に近いニュアンスを持つこともあります。ただし、「目処」が持つ完了時期の目安といった意味合いは「aim」にはあまり含まれません。

【例文】

・We are aiming at doubling production.(生産の倍増をめどにしている)

「sight」

sightの意味
知見,見解,見通し,判断
『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)より一部引用

名詞としての「sight」は、主に「視界」「見えること」という意味で使われますが、比喩的に「見込み」「兆し」といった意味合いを持つことがあります。日本語の「目処が立つ」という表現に近いニュアンスで使われることもあります。

【例文】

・At last the completion of my research is in sight.(ようやく研究完成のめどがついた)

「no knowing」「don’t know」

これまでの言葉と反対に「目処がつかないこと」を表す場合には、見通しが立たない旨を表現すればOKです。具体的には「わからない」という意味の「no knowing」や「don’t know」などを使うことができます。

knowの意味
他〔進行形不可〕〈事実・状況・情報などを〉知っている(解説的語義)
わかっている,気づいている;〈…ということを/…かを〉知っている≪that節/wh節≫;〔通例受身形で〕…が(…であると/…すると)わかっている≪to be/to do≫
『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)より一部引用

「no knowing」と「don’t know」は、どちらも「わからない」という意味合いを持ちますが、「目処」の英語表現としては少し異なります。

「no knowing」は、「いつ完了するか目処が立たない」「どうなるか見当もつかない」といった状況を表す際に、その不確実性を強調する形で関連します。直接的な「目処」の言い換えというよりは、「目処がない」状態の説明として使えるでしょう。

「don’t know」は、単純に何かを知らない理解していないという直接的な表現です。「don’t know」自体は単に情報がないことを示すため、「目処」が持つ「見込み」や「目安」といったニュアンスは薄めです。

【例文】

・There is no knowing when the economy will recover.(景気回復のめどが立たない)
・I still don’t know when I’ll be able to find a place to live a house.(住まいが見つかるめどはまだ立たない)

「目処」に関するよくある質問

最後に、「目処」という言葉に関するよくある質問に答えていきます。

Q1. 「目処が立ちましたら」の例文は?

「目処が立ちましたら」は物事が完了する見込みや、次の段階に進む準備が整った時点でお知らせする、という丁寧な表現です。ビジネスシーンをはじめ、様々な状況で使われます。

【例文】

・資料の準備の目処が立ちましたら、改めてご連絡いたします。
・修理の目処が立ちましたら、ご連絡差し上げます。
・詳細が確認でき、目処が立ちましたら、改めてご回答いたします。

Q2. 「目途」と「目処」、ビジネスに用いるならどちらが正しいですか?

現代のビジネスシーンにおいては「目処(めど)」と書くのが一般的です。文化庁が発表している「常用漢字表」にも「処」の字が採用されており、公用文や一般的なビジネス文書でも「目処」が用いられます。

したがって、ビジネス文書やメールなどで「めど」と表現する場合は、「目処」を使用するのが適切といえるでしょう。ちなみに、かつて「目途(もくと)」という読み方も存在しましたが、今はあまり使いません。

正しい使い方を理解して「目処」を使おう

目処
(c)Shutterstock.com

・「目途」は目標やおおよその到達点を指すが、ビジネスでは「目処」を使うのが一般的
・「目処」の使い方としては、「目処が立つ」「目処が立たない」「目処がつく」など
・「目処」の言い換え表現には「見込み」「目安」「見当」などがある

「目処」という言葉は、目標やおおよその到達点を指します。「目処」だけを用いることもありますが、「目処をつける」や「目処がつく」のように特定の動詞とセットで使うことが一般的です。

また、「目処」は「目途」と書くこともできます。どちらもほぼ同じ意味なので、特段使い分けを意識する必要はありません。正しい使い方を理解して、日常生活で「目処」という言葉を使っていきましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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