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2025.06.23

「見てください」の敬語表現は「ご覧ください」。言い換えや英語表現も解説

実は、「見てください」という言い回しがビジネスシーンに向いていないってご存じでしたか? そこで本記事では、「見てください」の言い換えにふさわしい、6つの敬語表現について解説します。場面に合わせて使い分けられるよう、使用シーンを確認していきましょう。

「見てください」は敬語として正しいの?

ビジネスシーンには向いていない?

「見てください」は、丁寧語ではありますがビジネスシーンには向いていない言い回しです。ビジネスにおいては、丁寧さはもちろん、相手への敬意を示した言葉を使う必要があります。

しかし「見てください」では敬意まで表せないため、知らずに使っていると〝命令されている〟と相手に勘違いされ、失礼になることも。目上の人の前での使用は極力避け、プライベートや同僚の前でのみ使う言葉だと意識しておきましょう。

働く女性

「見てください」という言い回しで敬意までは表せないため、目上の人には使わないようにしましょう。

ノートを広げてノートパソコンを見ている女性の写真

(c)Adobe Stock

基本の敬語表現は「ご覧ください」

相手に何かを見てもらう際の基本的な敬語表現としてよく使われるのは、「ご覧ください」という言葉です。丁寧で相手への配慮が感じられるこの表現は、ビジネスシーンから日常生活まで、さまざまな場面で活用できます。

ここでは、「ご覧ください」の使い方をより深く理解し、状況に応じた適切な表現を身につけるためのポイントを解説明します。

「ご覧ください」の使い方

「ご覧ください」は、目上の方やお客様など敬意を払うべき相手に幅広く使えます。資料や写真など何かを見るよう促す際に用いますが、親しい間柄の人に使うとよそよそしい印象を与えるため、避けたほうがいいかもしれませんね。

また、命令形であることから一方的な印象を与える可能性も考慮し、具体的な対象を示す言葉と合わせて使うと親切です。「ください」は丁寧語ですが、さらに依頼のニュアンスを強めたい場合は「~いただけると幸いです」と言い換えてみましょう。

たとえば、下記のように使えるでしょう。

例文

・あちらをご覧ください。
・メールに添付した資料をご覧いただけると幸いです。

このとき「これ」「あれ」などの指示語も、「こちら」「あちら」に変換しましょう。

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「ご覧ください」は敬語表現にあたります。上司や目上の方、取引先の相手に問題なく使うことができるフレーズです。

「見てください」の言い換えの表現5つ

続いて、「ご覧ください」以外で「見てください」をビジネス向けに言い換えた表現5つを紹介します。具体的なシーン別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

見てください

(C)Shutterstock.com

メールや書類を見てもらうとき「ご確認ください」

メールや書類を見てもらうときは、「ご確認ください」を使いましょう。この言葉を使うことで、丁寧に「内容をチェックしてください」と伝えられます。よって、ご覧くださいよりも注意深く内容を見てもらえるでしょう。使い方は下記のとおりです。

例文

・メールの内容をご確認ください。
・株式会社◯◯様に添付する資料をご確認いただけますか?

ご確認くださいは、相手に強制的にチェックしてもらうといった表現になります。ですから、立場が上の人にチェックしてほしいときには、「ご確認いただけますか?」とお伺いするようにしましょう。やわらかいニュアンスになり、より丁寧な印象を与えます。

書類の内容を見てもらいたいとき「お目通し」

書類の内容を見てもらいたいときには「お目通し(おめどおし)」を使いましょう。お目通しには、最初から最後まで読んでもらうようにお願いする意味があります。ただ、こちらは短時間でザっと読むといったイメージのため、重要な書類を送るときには、別の表現のほうが適しています。

使い方は下記のとおりです。

例文

・こちらの資料をお目通しください。
・提案書類が完成いたしましたので、お目通しいただけますでしょうか?

お目通しは「ください」や「いただけますでしょうか?」という言葉と一緒に使用しましょう。「いただけますでしょうか?」 のほうが、より丁寧な言い方ですので、目上の人に使うときの参考にしてみてください。

内容をよく見てほしいとき「ご査収ください」

書類の内容を確認し、間違いなどがないか調べてほしい際は「ご査収ください」を使いましょう。納品書や請求書など、間違いが起こってはいけない重要な書類を見てもらいたいときに使うことが多い表現です。例文は下記のとおりです。

例文

・資料をお送りしましたのでご査収ください。
・商品の詳細を添付いたしましたので、ご査収ください。

「ご査収ください」は、メールや手紙の本文を見てほしいときには使えないため注意しましょう。あくまでも、添付した資料や製品を見てほしいときに使ってください。

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「ご査収ください」は、納品書や請求書など、添付した資料や製品を見てほしいときに使いましょう。

参考程度に確認してほしいとき「ご参照ください」

情報や添付ファイルなどを照らし合わせて参考にしてほしいときは、「ご参照ください」を使いましょう。

例文

・詳細はこちらの資料をご参照ください。
・別途資料をご参照ください。

「ご参照ください」は、補助的に見てほしいものに対してに使うべきです。重要な書類にこの言い回しを使ってしまうと、隅々までチェックしてもらえない可能性もありますので、使い方に要注意な言葉です。

働く女性

「ご参照ください」は、重要な書類を見てほしいときには使わないように注意しましょう。

目上の方に使うとき「ご高覧ください」

目上の人へ最も敬意を払った表現が「ご高覧ください」です。相手が見ることを敬って表した言葉ですが、ビジネスでも使われるのはまれであるため、知らない人もいるかもしれません。主に、資料や書類を見てもらいたいときに使います。

例文

・添付の資料を、ご高覧いただきますようお願い申し上げます。
・本会議の議事録でございます。よろしければ、ご高覧くださいませ。

ご高覧は格式高い表現ですので、語尾は「ください」よりも「お願い申し上げます」のほうが適している場合があります。相手の立場に合わせて使い分けましょう。

「見る」の謙譲表現2つ

ここからは、自分が「見る」立場だった場合の謙譲表現について解説します。2種類あるため、場面に合わせて使い分けてみてください。謙譲表現をうまく使いこなせると、相手にいい印象を与えるほか、部下への見本にもなります。

資料を向かいのデスクの女性に渡している写真

(C)Shutterstock.com

見せていただきます

相手に見てもらえますか? と問われたときは「見せていただきます」と答えましょう。使い方は、以下のとおりです。

例文

・〇〇さんの資料を見せていただきます。
・すばらしい作品を見せていただき感謝いたします。

似た言葉に「見させていただきます」がありますが、こちらは自分から見たいときに用います。相手から確認の依頼が来たときは、見せていただきますを用いましょう。場面に合わせて使い分けてください。

働く女性

相手に見てもらえますか? と問われたときは「見せていただきます」を使い、自分から見たいときは「見させていただきます」を使いましょう。

拝見します

「拝見します」は、「見る」の謙譲表現です。拝見の「拝」には謹んでという意味があり、へりくだった表現のため立場が上の人にも使用できる言葉です。使い方は、以下のとおりです。

例文

・いただいた資料、拝見いたします。
・提案書を拝見してもよろしいでしょうか?

見てもいいか許可をもらう場合には、「よろしいでしょうか?」を使って伺うようにしてください。状況に合わせて疑問形にしたり、過去形にするなどして、うまく使い分けましょう。

「見てください」の英語表現

海外の顧客に資料を送るときなど、「見てください」の英語表現を積極的に使ってみましょう。主に使える表現は、以下の2つです。

会議中の人々の写真

(C)Shutterstock.com

Please look at〜

「Please look at〜」は見てくださいに近いニュアンスで使われる表現です。よって、プライベートや同僚への使用が適しているでしょう。

Please take a look at〜

「Please take a look at〜」は、ご覧くださいという表現にふさわしい、Please look at〜より丁寧な言い方です。相手の立場に合わせて使ってみましょう。

よくある質問

ここでは、「ご覧ください」の使い方に関する質問へ答えていきます。言葉をより深く理解して、状況に応じた適切な表現を身につけるためのポイントを押さえましょう。

Q1.「確認してください」の敬語表現は?

A.「確認してください」の敬語表現は、相手への敬意の度合いや使う場面によって変わります。シーン別の例は以下の通りです。

例文

・ご覧ください(資料や書類などを見てもらう場合)
・ご確認ください(内容に間違いがないか、事実かどうかなどを確かめてもらう場合)
・ご確認いただけますでしょうか(相手に確認する時間や手間を考慮した、より丁寧な依頼)
・ご検討いただけますでしょうか(内容をよく考えて判断してほしい場合)

Q2.書類や資料を確認してもらうときの敬語表現は?

A.書類や資料を確認してもらう際の敬語表現として、上記の「確認してください」に加えて、以下のような表現も使えます。

例文

・お目通しいただく
・精査していただく
・ご校閲いただく

Q3.ビジネスメールで確認してほしいときの丁寧な言い方は?

A.ビジネスメールにて確認してほしい旨を伝えるときには、以下の表現を使うと丁寧な印象につながります。

例文

・お忙しいところ恐縮ですが、下記についてご確認いただけますでしょうか
・つきましては、添付資料をご査収いただき、内容をご確認いただけますと幸いです
・お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます
・ご確認いただけましたら、ご一報いただけますと幸いです

Q4.自分が見るとき・相手に見てもらうときの敬語表現は、どう使い分けるの?

A.自分が見るときと相手に見てもらうときの敬語表現については、以下のような使い分けが必要となります。

状況 表現例
相手に見てもらう場合 ・ご覧いただく
・ご覧になっていただく
・お目を通していただく
自分が見る場合 ・拝見します
・見せていただく

このように、相手との関係性を意識して適切な表現を選ぶようにして下さい。

「見てください」の敬語表現は使い分けが大切

・「見てください」はビジネスシーンには不向きな表現で、「ご覧ください」が適切
・言い換え表現としては、「ご確認ください」や「ご査収ください」「ご参照ください」などがある
・相手との関係性を意識して、適切な敬語表現を選ぶ必要がある

今回は、「見てください」の敬語表現について解説しました。ご紹介した使い方を参考にしながら、シーンに合わせて敬語表現を使い分けてみましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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