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LIFESTYLE

2025.12.14

EXIT・りんたろー。「お笑いってバツがマルになる世界!だから失敗も大切!」【インタビュー後編】

EXIT・りんたろー。さんがOggi初登場! 自身初の絵本作品『しっぽのみじかいとかげくん』についてインタビュー。前半では、作品に込められた想いをたっぷりとお話しいただきました。後編の今回は、ご自身の幼少期の思い出やお仕事観まで迫ります!

EXIT・りんたろー。初の絵本『しっぽのみじかいとかげくん』。生きづらさに寄り添う、心温まるストーリー

EXITのりんたろー。さんが、初の絵本作品『しっぽのみじかいとかげくん』を出版。愛らしいキャラクター「とかげくん」と「くまくん」が、少しずつ心を通わせていく心温まるストーリー。後編の今回は、りんたろー。さんご自身の幼少期の思い出やお仕事観まで深掘りします。Oggi世代の心に刺さる!?アドバイスも必見です!

インタビュー前編はこちら:EXIT・りんたろー。「誰かの“生きづらさ”に寄り添うことができたら」初の絵本『しっぽのみじかいとかげくん』に込めた想い【インタビュー前編】

泣き虫で甘えん坊だった子供時代

EXIT りんたろー。さん 座った姿勢

──ところで、もともと絵本はお好きでしたか?

どうでしょう? でも実家には気づいたらたくさんありましたね。印象に残っているのは、なんでしたっけ、三びきのやぎの…?

──『三びきのやぎのがらがらどん』ですね!

そうです、がらがらどん! あれはすごく覚えています。ちょっと怖い印象があって、でもやぎたちが試練を乗り越えていく、みたいな。あとはベタに『ぐりとぐら』とか『ねないこだれだ』、『しろくまちゃんのほっとけーき』…ベタだったんですよね、うちの親が(笑)。

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「そうです、がらがらどん!」

──でもベタは大切ですから(笑)。

ベタは大事です。僕も大好きです! 当時の感想はもう思い出せないですが、こんなの読んでいたな〜とか、意外と覚えているものですね。

──ちいさなころはどんな子供でしたか?

泣き虫で、照れ屋で、甘えん坊だったかもしれないです。よく覚えているのが、実家が2階建てなんですけど、2階が暗くて怖いんですよ。階段を上がるときはお母さんに歌を歌ってもらわないといけない子供でした。「りんちゃん、強いぞー、りんちゃん、がんばれー♪」みたいな。延々と繰り返されて、それさえあればなんとかなるという(笑)。

──かわいすぎます…! お母さんの歌に、愛を感じますね。

いや2階までついてきてくれよ!って思いますけどね(笑)。でもね、パパになった今はわかります、なんで歌だったのか。やることがありすぎて、いちいち上までついていっていられないですよね。

30代ラストイヤー、やり残したことは?「真摯に向き合っていれば、無駄なことはなにもない」

──さて、Oggiのメインターゲットは30代の働く女性です。現在39歳のりんたろー。さんですが、30代でやってよかったこと、逆にやっておけばよかったことは?

うーん、なんでもやっておいてよかったですね。仕事も遊びも趣味も。その瞬間は「時間を無駄にしてるな」って思うこともあったけれど、あとから何かにつながってくることも多くて。だから、無駄なことってないんです。ただし、真摯に向き合っていれば、ですね。ある程度、こういうことがしたいとか、将来どうなりたいかとか、考えていたほうがいいとは思います。

逆にやっておけばよかったこと…ないですね。全部やったんじゃないかなあ。後悔はないですね。これからできることもたくさんあるだろうし。あはは!

爆笑するりんたろー。さん

──すごい。なかなか言えることではないと思います。では40代はどうしていきたいですか?

やっぱり子育てしつつ、自分も楽しんで、子供と一緒に成長していけたらうれしいです。その中で感じたことを発信していけたら、応援してくれるみなさんも楽しませることができるはず。まだまだやりたいことはいっぱいあります。

──やりたいこと、具体的にはどんなことでしょう?

ザイマン(漫才)を突き詰めたいってのがひとつ、ありますね。今後10年、20年できる形を模索していて、その目標のかたちというか──光を掴みかけている感じはある。「チャラ男漫才」が売れるための手段だったとするなら、長年続けられるスタイルは何だろう?と。まだまだ、道の途中です。

──仕事で壁にぶつかったときはどうしますか?

どうしているんだろうな、壁しかないからなあ。うまくいったことのほうがあんまりないので(笑)。でもね、周りの人の助けもあって、失敗も笑いになる。お笑いってバツがマルになる世界じゃないですか。なので、失敗から得るものも必ずあるんです。

あとは、新しいチャレンジをどんどんしたほうがいいですね。僕の場合は、最近子育てや投資のジャンルでもお仕事をするようになって、それで初めて気づくことも多いです。「僕はこういうこともできるんだ」「こういうことが好きなんだ」って、この年になってもたくさんの気づきがあるので、つねにいろんなアクションを起こしておいたほうがいいと思っています。

EXIT りんたろー。さん

──子育てにお仕事に、毎日忙しい日々だと思いますが、ご機嫌でいるために欠かせないモノゴトはありますか?

ヴィラですね。

──ヴィラ…?

あの、リゾートなんかにある、一棟貸しの…

──ああ、ヴィラ! 予想外すぎて一瞬なんのことかわからなくなってしまいました(笑)。

ヴィラを借りて奥さんと子供、ワンちゃんと過ごすんです。芸人をやっていると、こう…日々「スベリ」が身体のなかにたまっていくんですよ。たまったスベリがだんだん頭の方まで迫ってくると、本当にしんどくてすべてを投げ出したくなるんです。そんな時、ヴィラに行ってゆったりとした時間を過ごして、すべてを解放する。朝、ワンちゃんがドッグランを走って、子供がそれを追いかけて、僕はそれを見ながらコーヒーを淹れてですね、絵本の修正をして…そうしていると、こう「地球」を感じてくるわけですよ。アースを。

──アース?

地球の大きさに比べたら、僕の1スベリなんてどうでもいいじゃないかと、なんてちっぽけなことで悩んでいたんだと。なのでみなさんも、仕事で行き詰まったときはアースを感じてください。カーテンを開けて、日光を浴びて、テストステロンを出しましょう!

やっぱり生きているとね、いろんなストレスがあるじゃないですか。パートナーさんとの関係、上司とか部下、プレッシャーのかかる仕事、いろいろあると思うんですよ。うまくいったり、いかなかったり。溜まっていくネガティブを、みなさんも時々解放してあげてください。

──では最後に、働くOggi世代にメッセージをお願いします。

『しっぽのみじかいとかげくん』でも、とかげくんは友達を作ろうと、まわりに合わせて変わろうとするのですが…本当は、今のままで「もうすでに最高」なんです。読者のみなさんも、すでに最高だよと伝えたい。まわりに振り回されずに、自分の心地いいものを選択していってくれたらうれしいです。

僕も美容男子なので、「こうしなきゃ」「ああならなきゃ」みたいに気持ちが行ったり来たりする時期がありました。でも最近ようやく、無理しなくいいと思えてきました。本人は気付いていないかもしれないけれど、実は「すでに手にしているもの」もたくさんあることを知って欲しい。

働くみなさんはいろいろと抱えているものもあると思いますが…日光を浴びましょう! カーテンを開けて、太陽のもとで深呼吸して、Already G.O.A.Tです! あなたはすでに、最高ですよ。

ヘアメイク/chiSa(SPEC) 撮影/田中麻以(小学館) 取材・文/徳永留依子

しっぽのみじかいとかげくん(小学館)

絵本『しっぽのみじかいとかげくん』小学館

「とかげくん」のしっぽは、切れても生えてこず、短いまま。とかげのしっぽが短いのはおかしいと、みんなが笑うなか、ただひとり「くまくん」が寄り添います。しかしくまくんは、みんなが怒っているより笑っている方がいいという、とかげくんの気持ちがわかりません。「ふつうってなに?」とばかり聞くとかげくんに、くまくんは次第に嫌気がさして…。ふたりはどのように心を通わせていくのでしょうか。

書籍サイト

芸人/りんたろー。

1986年生まれ、静岡県出身。NSC東京校14期出身。2017年、同校19期の兼近大樹と「EXIT」を結成。ネオ渋谷系チャラ男漫才とも称されるしゃべくり漫才のネタ作り・ツッコミを担当。お笑いのみならず、美容や筋トレ、執筆活動など他ジャンルで活躍中。1児の父。

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