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LIFESTYLE

2026.03.17

高木りなさん「毎日の食事は親が子供に用意してあげられる大切な“ギフト”だと思っています」【女の時間割。】

今回の「女の時間割。」は、日本と韓国での芸能活動を経て、現在は料理クリエイターとして注目を集める高木りなさんが登場。在宅で動画コンテンツを制作しながら、二児の母としてロサンゼルスでの子育てに奔走している高木さんの「母時間」をお届けします。

高木さんのお子さんは9歳と6歳の男の子。『子供たちはふたりともスポーツが大好きで、小学生の長男は今野球とバスケに夢中。キンダーガーテンに通う次男は、お試し的にシーズンスポーツを始めたところで』と話す高木さん。“小さな子供には大人が付き添ってひとりにしない”という共通認識の強いアメリカで、送迎にも多くの時間をさいている高木さんの日常から、日本とは少し異なる習い事事情が見えてきました。

高木さんの「女の時間割。」
Vol.1「女時間」〜ひとりの女性として仕事に向き合う時間〜
Vol.2「妻時間」〜妻として夫に向き合う時間〜
Vol.3「母時間」〜母として子供に向き合う時間〜 ←この記事

高木りなさん
料理クリエイター・46歳

高木さんの「母」時間をClose up
15:00@Ground
子供たちのスポーツの習い事を送迎、長男は車内でおやつを食べながら宿題も

「ロサンゼルスでは子供の送迎が育児の一大イベント。息子たちは平日も週末もスポーツざんまいなので、移動中の車内で過ごす時間は大切な“親子時間”です。その日学校であった出来事を話したり、準備しておいた片手でつまめるおやつを食べながら学校の宿題に取り組むのがルーティンになっています。宿題はプリントが3枚前後で、30分ほどで終わる分量です。どんなにスポーツに打ち込んでいても学校での勉強はしっかりやってほしいので、“宿題は移動中に片付ける。終わるまではグラウンドに着いても車から出ないこと”を息子との決めごとにしています」

グラウンドで息子さんを見守るキャップをかぶった高木さんの写真

「母」時間 高木さんのとある1日

5:00 起床、お弁当の準備、夕食の下準備、おやつの準備、朝食の準備
7:00 朝食、子供と自分の身支度
8:00 子供たちを学校に送る
8:30 帰り道に食材の買い出し、仕事、休憩時間に洗濯、掃除
14:30 お迎え
15:00 子供たちのスポーツの習い事を送迎、長男は車内でおやつを食べながら宿題
15:30 長男のバスケの練習
17:00 長男の野球の練習
19:30 帰宅、子供たちの入浴中に夕飯の仕上げ、夕飯
20:30 子供たち就寝後、入浴40分
21:30 夫の晩御飯作り、キッチンリセット
22:30 寝室で動画編集作業、仕事のメール&SNSコメント返信、NetNetflix鑑賞
24:00 就寝

子供たちのスポーツを応援するための送迎パズル

小学生の習い事として、放課後は学校外でのチームスポーツへの参加が推奨されているアメリカ。様々なスポーツをすることで筋肉をバランスよく鍛えたり、社会性やチームワークを学ぶ目的をかねて、複数を掛け持ちすることも少なくないのだとか。

「うちは、子供がやりたいと思うことを、私たちができる範囲で全力で応援する体制を整えています。長男は野球とバスケットボールを頑張りたいと、週末や学校の休みを利用して大会や遠征に参加するトラベルチームに所属しています。次男はまだキンダーのため、地元のローカルチームで秋はサッカー、冬はバスケをして、5月まで野球にトライする予定です。それぞれグラウンドの場所も離れているので、スケジュールがかちあってしまうと、パズルのように送迎予定を組むのにひと苦労します。

送迎に加えてトラベルチームはコストもそれなりに必要で、たとえば野球はユニフォームやシューズ、バットやグローブなどの道具代に加えて遠征費があり、年単位でみるとなかなかの出費になっています(笑)。それでも、たとえばラスベガスへ2泊3日の遠征に出て異なる地域の子供たちと交流試合をすることは、楽しくて特別な思い出がつくれるとても良い経験になると思っています。

長男は最近テニスにも興味が出てきたとのことで、今からちょっぴりどきどきしています(笑)」

家族内での共通言語をもたない多言語な環境

「長男も次男も同じようにスポーツ好きな子供ですが、少しずつ性格に個性が出てきました。長男は8歳になったあたりからお兄ちゃんらしくなり、以前のような無邪気なやんちゃさも少し落ち着いてきました。次男は日本でいう幼稚園の年長組。まだまだ無邪気で、みんなの中心にいるような活発さが感じられます。ふたりとも生まれたときから英語に触れているので、ネイティブレベルで英語優位。兄弟で話すときは英語で会話しています。

実は我が家の主要言語は3つあって、家族全員が楽に話せる共通言語がないという多言語な環境にあります。英語・韓国語・日本語が使われていて、たとえば子供たちの会話や外での会話は英語ですが、家での夫婦の会話は韓国語です。家庭の中で自然に2つの言語に触れてほしいと思い、夫は少ない持ち時間で子供たちに一生懸命に韓国語で話しかけ、私は車での親子時間などに日本語で会話をしています。
ただ現状では、子どもたちはまだ韓国語をあまり理解できておらず、日本語のほうも若干たどたどしい。さらに夫は仕事で英語を使いますが日本語力はゼロ。私の英語は日常会話レベル。ロスでの生活は日本語と韓国語が使えると意外となんとかなってしまう部分があるため、私の英会話スキルが雑談レベルから伸び悩んでいることも、英語を共通言語にできないネックとなっています。

時間がかかるため夫が子供たちと韓国語で会話することを諦めて、英語でパーッと話し出してしまうと、私だけがポカンとしてしまう場面もあります。逆に、子供たちと私が日本語で話していると、今度は夫が“???”状態だったりします。どうしても家庭内の言語バランスが難しくなるのはいなめません。

そんな“明確な共通言語がない状態”は私たち家族の課題ではあるのですが、同時にちょっとユーモラスで面白い状態であるとも感じています。多様性が日常であるため、相手の気持ちを受け入れて推し量ろうとする、やわらかな寛容性が育まれている気がするのです。言語のことはいずれ時間が解決してくれると考えて、高度なディスカッションは直近の目標にはしない。焦らずゆっくり向き合い、将来の居住地も子供たちが住みたい国を選べばよいと、柔軟な構えでいます」

車の中で撮影した高木さんの写真

先回りしないでひとりの人として尊重する

子育てをする中で高木さんがしないように心がけているのは、“先回りをしない”こと。するように心がけているのは“子供の話は遮らずに最後まで聞く”ということ。

「子供たちの日本語が拙いからといって、『つまり、あなたはこういうことを言いたいんでしょ?』と親が先回りをしてしまうと、そこで会話が終わってしまう気がするんです。実際にはなかなか難しいのですが、大仏さまのように“無”の心持ちで話が終わるまでずっと待って、わからなかったら、『それって、こういうことなの?』とやわらかく問い返す。そうすれば子供自身も“自分の考えを理解してもらえた”という手応えを得られるのではと思っています。

最近、こんな出来事がありました。P1Harmonyという韓国のグループがいるのですが、少し前に彼らの北米地域でのアリーナ公演に長男を連れて行ったことがあったんです。

後日、朝私のスマホ画面に一瞬、似たような文字が表示されたのを見た長男が、
『朝9時に、また、コンサートがあるの?(ママ、行くの?)』と拙い日本語で聞いてきました。

『どこに書いてあった?』と尋ねると、
『なんか、電話の前のほう』とカタコトで返してきて。
忙しい朝で私も余裕がなかったので、
『コンサートに行ったのは1か月前でしょ。それにP1Harmonyが朝9時にコンサートをするわけがないじゃない』とやんわり否定したところ、
長男は『違う、違う』と首を振りました。

結局、それは私が通っている歯医者さん、Harmony Dentalの予約のアラートだったんです(笑)。

文字は見間違いでしたけれど、幼い彼なりにちゃんと伝えたいことがあって、それを一生懸命日本語にしようとしてくれていたんだなと感じました。最後まで聞くことの大切さを改めて思い出させてくれた朝でした」

環境と食事は親にしかできない“ギフト”

高木さんの近年の料理動画は、子供たちの夕飯作りを撮ったものが中心。料理が出来上がると『できたよ〜、おいで〜!』と呼びかけ、『Yaーーy!』と喜んで飛んで来るお子さんたちの後ろ姿にほっこりさせられる。

「スポーツのお迎えに行くと、『今日夕飯は何?』と、まずおかずのメニューを聞いてきます(笑)。行く前におにぎりのおやつをあげていますが、スナックなどのお菓子をそんなにあげていないせいか、夕飯どきにちゃんとお腹が空いているんです。手料理を楽しみにしてくれるのはうれしいですね。ふたりとも基本的によく食べてくれるので作りがいがあります。

特に“白菜と豚肉のミルフィーユ”が大好物で、週に一度は作っています。出汁をとって、材料を入れたら、薄口醤油とみりんを加えて。少しもの足りないときには塩で味を整える、とてもシンプルな一品です」

今の高木さんにとって、料理はどのような位置を占めているのか尋ねてみると、こんな答えが。

「子どもは育つ環境を自分で選ぶことができません。私たちが暮らすロサンゼルスでは、子どもだけで自由に外出することが難しいこともあり、日々の食事は自然と家庭が中心になります。だからこそ、毎日の料理は、今私にできる“ギフト”のようなものだと思っています。これからも美味しいもの、目も心も喜ぶ料理で、家族の食卓を大切に彩っていきたいです」


“思い立ったらすぐ行動”“今を楽しむことの大切さ”など、大切な気づきや示唆に満ちたインタビューでした。今回、高木さんにはすべての写真をディレクションしていただきました。撮影中のビハインドも含めたコメント動画は、後日配信しますので、お楽しみに。

profile

高木りな

たかぎ・りな/1979年、静岡県生まれ。10代からモデルとして活動し、20歳でドラマ『パーフェクトラブ!』(99年/CX)で女優デビュー。その後映画『GO』(01年・東映)などの話題作に多数出演。K-POPに魅了されて97年から韓国に興味をもち、2004年に梨花女子大学校附属の語学堂へ3か月の短期留学。2007年にKIA自動車のCMモデルに抜擢され、翌年ドラマ『テロワール(原題떼루아)』(SBS韓国)・11話〜15話に出演して話題となる。2011年に韓国に移住。料理を競い合うサバイバル番組『Yes! Chef Season2』で本選に進出した唯一の外国人参加者となる。2013年に韓国音楽専門チャンネルのプロデューサーと結婚、以降はロサンゼルスを拠点に活動。9歳と6歳の2児の母。現在は登録者数82.6万人の人気YouTubeチャンネルと、フォロワー数87.9万人のインスタグラムを運営し、LAでのライフスタイルや料理動画を配信。韓国在住中に、日本料理調理師免許、ふぐ調理師免許、日本デコ寿司マイスターと日本語教師資格、長男妊娠中にJADP認定幼児食インストラクター®を取得。会社を立ち上げ、現在キッチンアイテムを扱うオンラインセレクトショップを準備中。

インスタグラム:@rinasvoyage(https://www.instagram.com/rinasvoyage/
YouTube:@RinaTakagi(https://www.youtube.com/@rinatakagi
TikTok:@RinaTakagi(https://www.tiktok.com/@rinatakagi

撮影・スタイリング・ヘア&メーク/高木りな 構成/谷畑まゆみ

衣装すべて私物

※SNSに関する数字はすべて2026年2月現在のものです。

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