新しい働き方が見えてくる! 今どきの「ゆる転職」とは
期限や業種・職種を決め込まず、チャンスをうかがいながら時間をかけて転職活動を行ったり、流れに身を任せてみたり、従来の転職セオリーとは違う方法で職場を移ったり… etc.。「今の職場が不満だからすぐ転職したい」と切羽詰まった状況や、先々のキャリアプランを見据えて計画的に転職するのとは対照的なスタイルのこと。実際にゆる転職をされた方たちの中には、「カジュアル面談」で転職をしたという人も。
「カジュアル面談」って、どんな目的で何をするの?
教えてくださったのは…

カジュアル面談プラットフォーム「Pitta」代表・中村拓哉さん
スタートアップ企業のCOO事業推進責任者を経て、 ’19年にMeety(現Pitta)を創業。’20年カジュアル面談プラットフォームの提供を開始。現在、5万人のユーザーと3600社以上の企業が利用している。
よりマッチする企業に出合える求職者に有利なフォーマット
カジュアル面談とは、企業と求職者がお互いの理解を深めるために行う、情報交換の場のこと。選考のための面接とは異なり、合否は判断されません。’16年ごろからIT・スタートアップ企業を中心に導入され、最近では、求人数が求職者より多い売り手市場の影響もあり、多くの求職者と接点を持ちたい大企業にも広まっています。
求職者にとっても、会社の雰囲気がつかめたり、採用面接では質問しにくいことを聞けたり、メリットばかり。「転職してみたら違った」といったミスマッチも防げます。また、転職先として本命視していない企業の人とも気軽に話せるので、意外な職場で自分の能力が発揮できると知る機会にもなりえます。
Pittaの主な利用者は20代~30代、9割が転職前提ではなく、「まずは情報収集から」と気軽に始めています。とはいえ、せっかく双方の貴重な時間を使うので、相手企業について軽くリサーチして、何を聞きたいか質問を用意しておくと、より実りのある時間になると思いますよ!
エディターS(26歳)がカジュアル面談を体験!
今回の取材中、何度も耳にした「カジュアル面談」。いまいちイメージできていないエディターSが、そのプロセスや感想を、体当たりでお届けします!

TOP画像/(c)Adobe Stock
2025年Oggi11月号「ゆる転職で見えてくる、新しい働き方」より
イラスト/村上テツヤ 構成/酒井亜希子・渋谷遥夏(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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