仕事には真剣!でも、キャリアプランは決め込まない「ゆる転職」が心地いい
ひとことで〝ゆる転職〟と言えど、そこに至る理由やプロセスはさまざま。共通しているのは、仕事に真摯に向き合っていることと、今も昔も働くのが好きなこと! 実際にゆる転職をした方の実例レポートを紹介。
転職する気はゼロだったけど… カジュアル面談から想定外のゆる転職

エイジェックスカンパニーズ 人事部 チームリーダー・諏訪楓子さん(37歳)のキャリアヒストリー
環境系コンサルティング会社→ITコンサルティング会社
27歳:大学院修了後、環境系コンサルティング会社に入社。
営業職に就く
28歳:社長秘書に異動
30歳:人事部に異動。
人事全般を約3年間担当
32歳:エイジェックスカンパニーズに転職
主に採用を担当
35歳:チームリーダーに
人事の勉強のためお試しのはずが… まさか自分が転職するとは思っていませんでした
前職でも人事担当だった諏訪さんは、業務の一環で複数の転職サービスに登録。
「仕事は楽しかったので、今の勤務先から『カジュアル面談しませんか?』と誘いが届いたときも、転職する気はゼロ。強いて言えば自分の経歴を登録したとき、自分のキャリアはどう評価されるのか、気になっていた程度でした。
『合否が決まるわけではない情報交換の場だから』と軽い気持ちで人事担当者とオンライン面談。その後、採用面接に誘われたときもまだ、潜入リサーチ気分でした」
ところが、いざ面接を受けてみたら、
「オンライン面接で社長と直々に話し、『私もここで働いてみたい!』という気持ちがムクムク。前職より裁量の大きい仕事ができそうなところも魅力でした。結局、対面での最終面接も経て内定をいただき、『転職するつもりはなかったのに』とひと月ほど迷って転職を決意。カジュアル面談から始まって、自分をよく見せようと気張らなかったのがよかったのかな。
実は転職直後、慣れない環境で体調を崩し、お休みした時期もあるのですが、復帰後は徐々に仕事も充実。今年10月からは子会社のCOOも兼務することに。今も転職サービスは登録したままですが、チェックはしていません(笑)」

ノートにキャリアを整理してオンライン面接に臨みました。
2025年Oggi11月号「ゆる転職で見えてくる、新しい働き方」より
撮影/河内 彩 構成/酒井亜希子・渋谷遥夏(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
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