新島旅の相棒は「Hyundai(ヒョンデ)」の話題EV・KONA!

新島を巡る旅では、特別に話題のEV「KONA(コナ)」をお借りしました!「KONA」は、韓国の自動車メーカーである「Hyundai(ヒョンデ)」が日本で展開する2車種目の電気自動車。1回のフル充電で456km~の航続距離、大きさのわりに小回りが利き、先進運転支援システムも採用。女性でも運転しやすく、ナビも大きくスタイリッシュで使いやすい! いつも地方に旅へ出かけると、いろいろ欲張って回りたいのでレンタカーが欠かせない私。今回はこんなステキな相棒がいるというだけで、さらに充実度が増しそうです。
前回の記事では、あいにくの雨の中なんとか新島に到着! 新島を1泊2日で楽しみ尽くす旅、いよいよスタートです!
11:00|島の素材を使ったおにぎりやお惣菜がいただけるお店「みかさ」でランチ

島めぐりを始める前に、まずは腹ごなしを。島の素材を使ったこだわりのおにぎりやお惣菜がいただけるお店「みかさ」へ。

好きなおにぎりを選べる「おにぎり定食」は1,400円で充実の内容。おにぎりはイチオシだという卵黄旨漬と、新島特産の明日葉の佃煮をセレクト。手作りの優しい味に胃が安らぐ♪ 量は程よく、品数の多さにとにかく感動! 島のごはんに期待値が爆上がりしました。
【みかさ】
新島村本村6-4-4
営業時間:10:00〜13:30(売り切れ次第終了)
定休日:木・日(変動あり)
*席数が少ないため、店内飲食の場合はご予約を
12:00|創業110年を超える老舗和菓子屋さんが営むカフェで絶品と噂のどら焼きを

創業110年を超える老舗の和菓子屋さん「紅谷」が営むカフェへ。こちらのどら焼きが絶品だという噂でどうしても食べてみたくて、食後のデザートを食べに行ってきました。日用品やお土産などを取り揃え、和菓子や軽食もいただけるカフェが併設しているようなお店。「新島 番長一派」というTシャツを着た一見強面の店主さん、お話してみるととても気さくで楽しい方でした! 奥様が老舗和菓子屋さんの3代目で、島唯一の和菓子屋さんを継ぐために新島に移住されたそう。

島民に喜んでもらうために試行錯誤しながら和菓子作りを続けているそうで、どら焼きは皮しっとり、あんこは甘さが程よく上質な味。老舗110年、都心にある幾多の有名店にも引けを取らないおいしさでした。あんこツボはそこまでない私ですが、おいしさがかなり記憶に残っていて… また食べに行きたい!
【CAFE BENI(紅谷)】
新島村本村6-1-6
営業時間:7:30〜19:30
定休日:水

カフェでお茶をした後は、海辺までドライブ。新島は車で一周30分もかからない小さな島。運転しやすく快適な相棒・KONAのおかげでドライブの楽しさも倍増!

雨は止んだものの、空には雲が厚くかかっていてどんより…。明日はスカッと晴れるといいな…。

天気がいいと、こんなに気持ち良すぎる絶景に出合えるそう! ここが東京都だとは思えないですよね。

新島は海の透明度が高く、海水浴や磯遊びはもちろん、サーフィンやシュノーケリング、ダイビング、SUP… さまざまなマリンスポーツに、釣りに、海アクティビティが楽しめる島。SUPを予約していたのですが残念ながら悪天のため今回はあきらめざるを得ず…。改めていい季節に訪れたいと思いました。
13:00|パワースポットの神社めぐりで「宮造神社」と「十三社神社」へ

旅先に来たらとりえず寄っておきたいパワースポット。新島は江戸時代から幕末にかけて流人が流刑されていたこともあり、その生活や信仰が島独自の文化を形成しているのだそう。流人の墓を守ったり、神社で行われる行事や祈願が、今でも島の文化として伝承されているとのこと。まずは島の最北端にある「宮造神社」へ。うっそうと緑あふれる境内に一歩足を踏み入れただけで、自然とパワーをもらえる感じ!

さらに「十三社神社」へ。えびす様を主祭神とする一族12神(合計13神)が祀られていることが名前の由来で、伊豆諸島最大規模の神社。神事「獅子木遣り(ししきやり)」は、都の無形民俗文化財に指定されているそう。南国感あふれる力強いソテツと神々とのコラボレーションがなんとも独特で、13の神々が立ち並ぶ姿にありがたさを感じずにはいられない神社。
神様がたくさんいらっしゃるとつい欲張っていろいろお願いしたくなりますが、えびす様が主祭神なので商売繁盛をまずはお祈りさせてもらいました! 今回の取材のように「まだ行ったことのない楽しい旅先のお仕事がさらに増えますように♪」。
14:00|島に点在する100を超える「モヤイ像」を探しにドライブ

モアイ像といえばイースター島を想起させますが、新島にあるのは「モヤイ像」。渋谷や蒲田駅前にあるモヤイ像は新島が観光PRを⽬的に送り、設置させてもらっているものだそう。「モヤイ」とは新島の方言で「助け合う」という意味らしく、厳しい自然環境の中、島民同士が力を合わせて生活してきたその精神こそが「モヤイ」!
新島にはちょっと不気味なものからスピリチュアル度の高いもの、クスッと笑ってしまうひょうきんな表情のものまで、100を超えるモヤイ像があるそう。1977年から数年間、観光客にモヤイ像を掘ってもらう体験ツアーが開催されていたこともあり、モヤイ像がこんなにも増えるきっかけになったのだそうです。
このモヤイ像に使われているのは通称「コーガ石」(黒雲母流紋岩)で、世界中で新島とイタリアのリパリ島でしか採れない希少な石だそう。新島のほとんど(島北側の一部を除く)がこのコーガ石でできていて、古くから家や壁などの建築材料として使われてきた歴史が。コーガ石は普通の石よりも軽く、水に浮かぶほど。柔らかく加工に適しているうえ、酸や湿気に強く、振動や耐火性、防音性にも優れているという特徴が。
さまざまなモヤイ像に会いに、島内をドライブしたり散歩したりするのも新島旅の楽しみのひとつ! え、こんなところにも!? という場所にも隠れていたりして、ドライブをしながら発見するのもユニークな体験でした。

そして島内には「コーガ石」が使われた壁や建築が至る所に。海から吹く強風から住宅を守るためのコーガ石の壁が道の左右に残された「砂んごいの道」や、コーガ石をテーマにしたまるでヨーロッパの史跡のような「親水公園」など、思わず写真を撮りたくなる映えスポットも多々。
15:30|希少な石「コーガ石」を使った新島ならではのサウナでととのう

2023年にオープンした、空き家をフルリノベしたゲストハウス「エトセトラ」には新島でしか体験できないというサウナが。遠赤外線効果に優れた新島のコーガ石を壁面に使用した貸し切りプライベートサウナ。サウナ専用の庭には水風呂とデイベッッドが設置され、セルフロウリュウや外気浴も思う存分楽しみながら、心身ともにしっかり「ととのう」ことが可能! サウナ室は温度が高めで、しっかり汗出しができてリフレッシュ!
【エトセトラ】
新島村本村1-9-6
営業時間:9:30〜21:00
定休日:不定休
17:00|島で数少ない一棟貸し宿「Villa BENI」にチェックイン

今回泊まらせていただいたのは、ゆったりとした広さのある一棟貸しの宿「Villa BENI」。新島にはホテルはなく、民宿やペンション、ゲストハウスがメイン。こちらは島で数少ない一棟貸しのお宿だそう。先ほどおいしいどら焼きをいただいた「紅谷」さんがオーナーさんなので「紅谷」さんでチェックインの手続きを。

24畳もある広いリビングには、10人は座れるくらい大きなダイニングテーブルがあり、キッチンも広々でキッチングッズも充実。バスルーム、トイレ2つ、洗濯機まで完備。

寝室は3つもあるので、複数の家族やカップルで来てみたり、大人数での女子旅で訪れても楽しそう! 大画面プロジェクターやカラオケまでついていて、広い庭ではBBQも可能。自由気ままに過ごす時間も充実しそうな宿でした。実際… 滞在中は原稿の締め切りに追われる時間もありましたが、広いダイニングテーブルで作業がしやすく、ワイファイもスムーズにつながり便利でした。
【Villa BENI】
新島村ナムレ174
18:30|漁師の店主が切り盛りする島の居酒屋「焼鳥 大三」で海の幸を堪能

島民からも観光客からも大人気で連日満席だという居酒屋は、多彩なメニューが魅力。店主が漁師とのことで、鮮度の高い魚を使ったオリジナル料理が大人気。キンメ料理がとくにイチオシだそうで… 早速、金目鯛のお刺身と金目鯛のねぎ間を。身がほろっと柔らかく、甘みとコクがギュッと詰まっていて旨い! お刺身はおいしすぎておかわりしてしまいました。

さらに新島ならではのグルメを欲張って。明日葉の天ぷら、赤いかの丸ゆで!

さらに新島が発祥の地だという「くさや」のピザにもトライ。くさや、久々に食べました。発酵食品なので体に良さそうだけど… 本当に臭い(笑)! けれど、なぜかお酒が進む味でした。今回は食べませんでしたが店名は「焼鳥 大三」なので、次回は焼鳥も食べてみた~い!

酒は、各種島焼酎も充実。焼酎好きなら、ぜひ飲み比べを!
【焼鳥 大三】
新島村本村5-3-1
営業時間:17:30〜22:00
定休日:不定休
*大人気なので予約必須!
島めぐりも食も大満足の旅1日目でした! 次回の記事は旅2日目。露天温泉に入り、大人気ベーカリーで朝ごはん、夕方には東京本土へ… のはずが、トラブル発生! 次回も魅力たっぷりでお届けします♡
取材協力/Hyundai
写真・文・構成/門司紀子

弾丸トラベライター 門司紀子
大学在学時からCanCam編集部にて編集アシスタントとして“雑誌づくり”のキャリアをスタート。約20年、フリーランスエディター&ライターとして活動。趣味は弾丸旅と料理とゴルフ。コロナ禍以前は月イチで台北にごはんを食べに台北への日帰り弾丸旅を敢行。昨今は食べまくり飲みまくり動きまくり充実の国内旅を堪能中。著書に『台北日帰り弾丸旅食べまくり! 1年12回』『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』『たった2コの食材でキレイになれる 魔法のニコサラダ』(すべて小学館刊)。