まるでタイムスリップしたような非日常が楽しめる安東・韓屋ステイ
2025年、ソウルに何度行ったか数えてみたところ近年最多の10回行っていました。韓国で行ったことがあるのはソウルと釜山だけ。しかも釜山はたった1度。ソウル以外も少しずつ知っていきたいなと思っていたところ、Booking.comさんから素敵なツアーにお声がけいただきました。それが韓国・安東での韓屋ステイツアー。ソウルの北村韓屋村で韓屋の並ぶ景色を見ていたので、韓屋に泊まってみたいと思っていたので願ってもいないチャンスでした。
安東は韓国の東南部に位置する慶尚北道(キョンサンプクト)を代表する都市で、ソウルから車でおよそ3時間。歴史と文化の街として名高く、自然豊かな風景が広がるどこか懐かしくて新しい街として注目が集まっています。K-POPアイドルが安東でバラエティのロケをしていることでも話題に。
安東についてまず訪れたのが、ユネスコ世界遺産に登録されている、瓦屋根の韓屋が並ぶ村・河回村(ハフェマウル)を一望できる「芙蓉台(プヨンデ)」。ここから見る景色はまるで時間がゆっくりと流れ出すような絶景。遮るものが何もない広々とした景観は見ているだけで癒しの時間でした。

次に訪れたのは、同じく世界遺産に登録された「丙山書院(ビョンサンソウォン)」。
17世紀に建てられたこの儒学書院は、かつて学問と礼を重んじる場として多くの学者が集った場所。丙山書院までの道のりも心地よく心の平穏を取り戻す時間に。

▲丙山書院の入り口


▲丙山書院の階段を上がりきったところから見た美しい風景
「Rakkojae Hahoe Hanok Hotel」は日常を忘れられる空間
「Rakkojae Hahoe Hanok Hotel」は、ユネスコ世界遺産に登録され、「蓮の花の川に浮かぶ村」とも称される河回村に位置する宿泊施設。韓国の伝統建築を、現代の旅行者の視点から再解釈した韓屋で一歩足を踏み入れた瞬間から、まるで韓国時代劇ドラマの世界線。韓屋は一棟一棟丁寧に設計され、敷地内は現代社会の喧騒から離れたリトリートにぴったりな場所でした。

▲敷地内の高台から見た「Rakkojae Hahoe Hanok Hotel」の様子。韓屋が広がる風景は圧巻のひと言。

私が宿泊したのはこちらの韓屋。左右でお部屋が分かれています。

客室の中はこんな感じ。広々とした空間にベッドルームとリビングが。また、お風呂(写真右下)は足湯ができるバスタブ付き。

「韓国ドラマで見たおうち〜!」とテンション上がりまくりでした。

建物はもとより庭も丁寧に作られていて、敷地内を散策するのも最高の時間。

無料Wi-Fiや冷蔵庫やコーヒー、バスローブも。ラーメンやスナック(有料)もありました。でも、夜の女子会に備えて事前におやつなどを調達しておくのはおすすめしたいところ。ソウル市内とは違ってすぐにコンビニがある、という環境ではありません。不便さもまた普段とは違うステイが楽しめて楽しさ満点でもあります。
ディナーにも感動の瞬間が。韓国最古の料理書に着想を得たコース「Suunjapbang Heritage Dining」は、儒教の食哲学を現代風にアレンジした特別な一皿たち。

安東名物のチムタク(鶏肉の煮込み)などに舌鼓、素朴なのに洗練されていて、見た目も味わいも整った料理を存分に味わいました。
そして「Rakkojae Hahoe Hanok Hotel」にはうれしいことにチムジルバン(韓国式サウナ)があります!

移動の疲れを癒すべく早速行ってみました。とてもきれいな空間で快適!部屋からお水を持っていくのを忘れずに!

ござを広げて横になればじんわりじんわり温かくなっていき、30分後には汗がしっかり出てすっかりリフレッシュ。
シャワーを浴びて一息ついた後、夜の施設内を散歩してみました。車の音すらしない静寂の中、ライトアップされた韓屋がとても美しく幻想的。


これだけの静寂をいつぶりに感じただろう…と思いながらゆっくりとした時間を過ごしました。

見てください!この星空!美しすぎて首が痛くなるほど空を見上げ続けていました。
部屋へ戻りベッドに入ると、気づいたら眠りについていて最高の夜となりました。
目覚めも良く、朝は部屋で足湯からスタート。景色を眺めながらのんびり過ごす足湯の時間は最高のひととき。

その後は朝ごはんへ。あわび粥のおいしさにびっくり。韓国で食べるお粥が大好きなのですが、今まで食べたお粥の中でも個人的に3本の指に入るおいしさでした!

チェックアウト後は安東河回村へ。河回村は2010年にユネスコ世界遺産に指定された伝統の村。観光地というよりも“人が暮らす世界遺産”として名を馳せています。キム・テリさん主演の人気ドラマ『悪鬼』の撮影地になるなど、ロケ地としても人気の場所。

忙しない日常の中で忘れがちな「静けさの贅沢」を思い出させてくれる、そんな場所です。




こういうまっすぐな道を見るとまたまた「韓国ドラマっぽい〜」となってしまうのです。ここにいた誰よりもテンションが上がっていたに違いない、というくらい浮かれていました。


その後はランチを楽しみツアー中に仲良くなった方とマッコリで乾杯。最高の安東旅となりました。

Rakkojae Hahoe Hanok Hotelや安東河回村までのアクセス
安東までは車での移動が一番スムーズですが、なかなかそうはいかないもの。安東駅までソウル市内からKTXイウムで行くことができます。また、高速バスでも移動できます。「Rakkojae Hahoe Hanok Hotel」まで行く際は駅からタクシーを使うのがおすすめです。
Rakkojae Hahoe Hanok Hotelの予約方法
Booking.comから予約が可能。Bookng.comは、飛行機やレンタカーの予約やアクティビティの予約までまるっと叶うので、スマートな旅の予約をサポート。個人的には空港発着タクシーがとても便利で助かっています。今回も初日はソウルに泊まったので、仁川空港からホテルまではタクシーを予約。行き先を登録してあるのでスムーズにホテルまで送り届けてもらえます。予約するたびにロイヤリティプログラムの「Genius」が貯まり、レベルアップするとお得な割引と特典がつくのもうれしいポイント。
ちなみに韓屋滞在をより手軽に発見・予約できるよう、新たに「韓屋」検索カテゴリーが開設されているのでそちらもぜひチェックしてみてくださいね。
協力/Booking.com

デジタル担当 岡野亜紀子
Oggiのデジタルを担当。趣味は推し活で隙あらば渡韓を目論んでいる。体にいいことがしたいと思い、マシンピラティスを始めようか悩んではや半年。



