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2025.02.07

「大所高所」とは? 意味や読み方をわかりやすく解説! 失礼に聞こえない使い方も紹介

「大所高所(たいしょこうしょ)」とは、細かいことにとらわれず、物事を広く大きな視点から俯瞰して捉えることを指します。この記事では、「大所高所」の意味や使い方、例文、類語・対義語を紹介します。

「大所高所」という言葉は、日常でもビジネスの場面でも耳にすることがあります。この表現が持つ意味を正しく理解し、適切に使えるようになることで、コミュニケーションの幅を広げるきっかけになるかもしれません。

そこで本記事では、「大所高所」の意味や使い方、関連表現について、多角的な視点で解説します。

「大所高所」とは? 読み方と意味をわかりやすく解説

まずは「大所高所」という言葉の読み方や意味について、解説します。

「大所高所」の基本的な意味とは?

「大所高所」は、「たいしょこうしょ」と読みます。意味を辞書で確認しましょう。

たいしょ‐こうしょ〔‐カウショ〕【大所高所】
小さな点にこだわらない、広く全体を見通すような観点・視野。「―から物事を判断する」

引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

この言葉は、「大きな視点」と「高い視点」を合わせた表現であり、細かいことにとらわれず、物事を広く大きな視点から俯瞰して捉えることを指します。

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(c) Adobe Stock

「大所高所」を適切に使うためのポイント

「大所高所」という言葉を効果的に使うためには、適切な文脈や相手の状況を考慮することが不可欠です。この言葉が持つニュアンスを理解しつつ、誤解を避ける使い方を学びましょう。以下では、具体的な注意点や使い方の例を解説します。

「大所高所に立つ」とはどういうことか?

「大所高所に立つ」とは、個人的な感情や目先の利害にとらわれず、物事を広い視野で捉える姿勢を意味します。この言葉は、全体像を俯瞰しながら判断を下す必要がある場面で使用するのに適しています。

例えば、プロジェクトの方向性を議論する際には、短期的な利益だけでなく、長期的な成長や成果を見据えた決断が求められます。こうした姿勢が「大所高所に立つ」という表現に込められているといえるでしょう。

使い方の注意点|誤解を避けるポイント

「大所高所」という表現は、使い方を誤ると「冷たい印象」や「上から目線」として受け取られる可能性があります。特に、相手が感情的になっている場合やデリケートな話題を扱う際は注意が必要です。

柔らかな表現を加えることで、誤解を避けることができます。例えば、以下のような言い回しが効果的です。

「大所高所から考えると、このような選択肢も考えられるかもしれません」
「大所高所に立つと、この方向性が長期的にメリットがあるように思います」

このように、提案の形を取ることで、相手に配慮しながら意見を伝えることができます。また、相手の意見を先に受け入れる姿勢を見せると、さらに柔らかな印象を与えられるでしょう。

実際に使える!「大所高所」の例文と使い方

具体的な例文を学ぶことで、状況に応じた柔軟な言葉遣いが身につきます。ここでは、ビジネスシーンで活用できる「大所高所」の例文を挙げ、それぞれの意味やニュアンスを解説します。

経営者 イメージ
(c) Adobe Stock

経営者は、大所高所から全体を見渡す視点が求められます。

この例文は、経営者やリーダーにとっての「大所高所」の重要性を強調しています。経営者は、個々の問題だけに目を向けるのではなく、企業全体や業界全体を俯瞰して見る能力が求められます。

例えば、短期的な利益を優先するのではなく、長期的な成長や組織全体の健全性を考慮した判断が必要です。この表現は、リーダーシップや戦略的な思考の大切さを示す際に適しています。

大所高所の視点を持つことで、短期的な課題が解決しやすくなるでしょう。

この例文は、物事を広い視野で捉えることが、具体的な課題解決にも役立つというニュアンスを伝えています。短期的な問題にのみ注目するのではなく、全体の流れや本質的な原因を理解することで、効率的な解決策を見つけやすくなります。

例えば、職場で発生したトラブルが表面的な問題に見えても、その背景にあるプロセスやコミュニケーションの問題を改善することで、根本的な解決につながる場合があります。この表現は、広い視野の重要性を伝える場面で効果的です。

「大所高所」の類語や対義語は?

「大所高所」をさらに深く理解するには、類語や対義語を知ることが役立ちます。それぞれ紹介していきましょう。

類語 ブロック
(c) Adobe Stock

類語:「着眼大局」「大局観」

「着眼大局(ちゃくがんたいきょく)」とは、物事を大きな視点で捉え、その全体像や流れを見極めることを意味します。「大所高所」と同様に、広い視野を持つことを強調する表現です。

ただし、「着眼大局」は、全体像に着目しつつ、細部にも目を配る必要性を含んでいる点が特徴です。例えば、プロジェクト全体の方向性を見定めつつ、具体的なタスクの進行状況にも注意を払う場面でも使えます。

「大局観(たいきょくかん)」は、全体的な流れや状況を見通す能力を指します。戦略的な判断を求められるビジネスやスポーツの場面でよく使われる表現です。

「大所高所」が視点そのものを指すのに対し、「大局観」は、その視点から導き出される洞察力や判断力を指すことが多い点で異なります。

対義語:「近視眼的」「小手先」

「近視眼的(きんしがんてき)」とは、物事の表面や短期的な部分だけを見て、大きな視野や長期的な視点を欠いていることを意味します。

「大所高所」が広い視野を持つことを指すのに対し、「近視眼的」は狭い視点にとどまり、全体像を見失うニュアンスを持っています。例えば、「目先の利益にとらわれて近視眼的な判断をしてしまった」というように使われます。

「小手先(こてさき)」は、物事を短絡的または表面的に処理しようとする態度を指します。「大所高所」が俯瞰的で本質的な視点を求めるのに対し、「小手先」はその場しのぎの対応をする様子を表現します。

例えば、「小手先の方法では問題の本質を解決できない」というように使われます。この表現は、広い視野や根本的な解決が必要な状況で対比的に用いられることがあります。

最後に

「大所高所」という言葉を理解し、適切に使うことで、冷静で広い視野を持った考え方を示すことができます。この言葉を生かして、日常やビジネスシーンでのコミュニケーションをさらに充実させてみてはいかがでしょうか? この記事が、その一助となれば幸いです。

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