動詞“want”にはこんな使い方がある!
こんにちは。英語講師のmachiです☆
動詞“want”といえば「~が欲しい」「~したい」という意味でお馴染みですよね。
もちろんそれらの意味も正しいのですが、“want”のコアイメージは「何かが欠けているから欲しい」というニュアンス。このイメージから派生して、さまざまな使い方ができるんです!
そこで今回は、覚えておくとより表現の幅が広がる“want”の使い方をご紹介!
例文とともにチェックしていきましょう~^^
前回の記事はこちら>>「He talks the talk.」の意味は? 彼は話を話す… ってどういうこと!?【連載 大人の英語塾】
まずはこんな例文。
「Your T-shirt wants washing.」
“want”の後ろにはto不定詞がくるって習ったけど…… しかも主語が人以外だし、文法的に間違いでは? と思うかもしれませんが、実はこれで正しい表現。動名詞が続く特殊なケースがあるんです。
“want doing”で「~が必要である」という意味(イギリス英語)。
そのため上の例文は、「あなたのTシャツは洗濯が必要だね」ということ。お気に入りのTシャツをついつい繰り返し着てしまうってことありますよね。
“wash”以外の動詞も使えます。
ex. 「My shirt is wrinkled. It wants ironing.」(シャツがシワだらけだ。アイロンをかけないと)
また、“need”を使って「The shirt needs ironing.」と言うことも可能(一般的には“want”より“need”が使われます)。
さらに動詞“want”には、「欠けている」「足りない」という意味合いも。次の例文のような使い方をしますよ!
ex. 「She wants patience.」(彼女には辛抱強さがない)
※“patience”:忍耐力、「She lacks patience. 」と言い換えることも可能
ex. 「It wants five minutes to ten o’clock.」(10時5分前だ)
少し聞き慣れない表現かもしれませんが、「欠けている」「足りない」というイメージを掴んでおくと、ピンときやすいのではないでしょうか。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。