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LIFESTYLE

2024.01.23

〈2034年の未来予想図〉専門家に聞いた! 働く私たちの「生活」「働き方」「人間関係」はどう変わる?

時代の変化で、私たちの恋愛・結婚は大きな影響を受けるかも! 2034年の「働き方」「生活」「人間関係」はどうなる? 専門家の皆さんに、現在起きている兆しをもとに、10年後の未来予想図を伺いました!

2034年、働く私たちの「未来予想図」

コロナ禍の数年で、私たちのライフスタイルがこんなに大きく変わったのだから、これから10年もあれば、さらに劇的な変化が起きるのでは…!? すでに起きている兆しをもとに、10年後・2034年の未来予想図を専門家に予測していただきました!

教えてくださったのはこちらの方々

専門家

2034年の働き方・生活・人間関係はどうなる?

10年後の私たちの生活や人間関係、専門家たちはどう予想する? 新たなサービスや働き方も要チェックしてみて。

オンラインでもリアル感覚で会話できるように

「2023年発表のゴーグル型のPC・Apple Vision Proを装着すると、アバターを使って、相手と目線を合わせて会話しているような感覚に。また、ふたつのオフィスを繫いでスクリーンに互いを投影し、『今、ちょっといい?』と声をかけられるようなサービスも登場しています」(林さん・以下敬称略)

3Kの仕事はロボットが担う

「キツい・汚い・危険な現場の仕事や、果物の収穫などにもロボットが導入されつつあります。〝ジェンガ〟を崩さないロボットも研究されていますよ」(林)

ロボットの仕事
(c)Adobe Stock

接客業もリモートで行われるように

「現在、リモートで〝分身ロボット〟が接客する実験的なカフェがあります。病気で外出が困難な人、遠隔地に住む人、人と接するのが苦手な人も接客業に従事でき、いろいろな業態に広がる可能性を感じます」(松井)

ニューロダイバーシティが進む

「直訳すると『神経多様性』。脳や神経、物事の認知はひとりひとり異なり多様。同じ仕事でもAさんとBさんの進め方は違い、リモートワークのほうがスムーズな人もそうでない人もいます。恋愛など人間関係でも神経多様性が尊重されるように」(林)

多様性のイラスト
(c)Adobe Stock

郊外ニュータウンの再開発が進む

「街は40~50年おきに開発の投資が行われます。しばらく都心部への投資が盛んでしたが、約10年後には投資の波が移り、大宮や所沢、松戸といった自然豊かな郊外も再開発が盛んになるでしょう。便利になって移り住む世代が増えるのでは」(藤村さん・以下敬称略)

地球温暖化で住宅が高騰!

「高気密・高断熱化がマストになり、建築費は数倍に。ひと部屋だけ冷房を入れる、昔の日本のような暮らしにも注目が」(藤村)

家族団欒のイラスト
(c)Adobe Stock

ギグワーカーが主流に

「個人がネット上のプラットフォームを通じて、単発の仕事を請け負う働き方。時間の融通が利きやすいため、私たちの調査では30代女性の2/3がギグワーカーを希望しているという結果も出ています」(松井・以下敬称略)

自動運転が一般化! 物流も自動運転で

「物流業界の働き方改革=2024年問題による人手不足対策もあり、自動運転車やドローンは実用段階に」(林)
「自宅のソファに座っている感覚で、自動運転で移動できたら、『お風呂は毎日広い銭湯に』なんて未来もあり得る!?」(松井)

自動運転
(c)Adobe Stock

リニア中央新幹線が開通

「当初予定の’27年開業は難しそうですが、品川駅↔名古屋駅が最速40分、将来的には大阪駅まで最速67分で運行。今後は交通インフラに加えて、通信インフラの整備にも注力されていくでしょう」(藤村)

神経をコンピュータに繫いで遠隔で五感を刺激

「遠隔地でカメラがとらえた景色やセンサーで触れたものが、体に電極をつけるだけで電気信号として脳に送られ、自分が見たり触れたりしているように〝感じる〟技術が確立されるかもしれません。リアルな視覚と幻影の区別がつかなくなるかも? 視覚障がいの困難も克服できる可能性が」(林)

リニア新幹線
(c)Adobe Stock

大都市→超都市へハイパー・ヴィレッジの誕生

「ハイパー・ヴィレッジとは建築家・磯崎 新さんが提唱した考え方。超高層ビルの立ち並ぶ大都市にみんなが通う生活スタイルは解体され、中規模の都市が点在してネットワークされる時代に突入。その動きがコロナ禍で加速しました」(藤村)

10年後、私たちが幸せに暮らすためにできることって?

ITジャーナリスト 林 信行さん

今すでに、テクノロジーの開発そのものにAIが使われていて、どんな技術がいつ生まれるのか、もはや人間が予測することはできない状態。AIに支配される未来もあり得るかも…!?

AIのおかげで仕事が効率化され、これまで3日かかっていたことが1日で済むようになったら、みなさんには残った2日は真面目に働いているふりをしながら(笑)遊んで欲しい。その中で、私たち人間に何ができるのか、何が自分にとって幸せなのかを、考えてみてください。

建築家 藤村龍至さん

カップル文化が根づいている欧米と異なり、人と交わらずとも快適に暮らしていける〝おひとりさま天国〟の日本。特にこの数年は、リモートワークの定着などで人の分散・孤立も進んでいます。

でもやっぱり、人の繫がりに〝救われる〟ことは多いと思います。だからこそ、分散したその空間や街で、どのように人間関係を築いていくかが重要。急に仲良くなるのは難しいので、地元のファーマーズマーケットやカフェに顔を出すところから始めてみては。

博報堂生活総合研究所 松井博代さん

多様な価値観を尊重し合う風潮は定着して、働き方も恋愛・結婚も「だれかと一緒にいたいときはいるし、ひとりになりたいときはひとりで」と、より〝自由〟になっていくと思います。そのひとり時間をどう過ごすか。

「やりたいことリスト」が100項目あってパッと行動できる機動力をもっていると、人間的な魅力が増すのではないでしょうか。AIが幅を利かせる時代になっても、「仕事をお願いしたい」と思われるのは、そんな人だと思います。

2024年Oggi2月号「オンラインの普及で『キャリア』×『恋愛・結婚』の実態は変わった?」
構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Adobe Stock

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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