便秘と一言で言っても原因や解決法は人それぞれ!
年齢にかかわらず、多くの女性を悩ませている便秘。
そもそも便秘とは、排便回数の減少だけではなく、便が硬い、いきんでも出しにくい、残便感があるなどの症状があるもの。
「本来体外に排出すべき糞便を十分かつ快適に排出できない状態」を便秘と定義されています。
とはいえ、便秘と一言で言っても原因や解決法は人それぞれ。
にもかかわらず、慢性的な便秘症の人の医療機関の受診率は4割に満たないことが明らかになっていて、あまり深刻に考えていない人や、自己判断で市販薬を乱用している人も。
そこで今回は、書籍『便秘の神様』(あさ出版)より、タイプ別の便秘の原因や解消法をご紹介。
【タイプ別】便秘の原因と解消法
□糖質制限
□たんぱく質摂りすぎ
□腸内環境悪化
□リーキーガット(腸漏れ)症候群
□自分にも周りにも厳しい
□ストイック
□太っていた過去にコンプレックス
□自分を追い込む
□交感神経優位
こんなタイプなら… スイーツを食べるなどして、人生に余白を作りましょう。偏ったストイックは卒業し、バランスを整えて!
善玉菌のエサとなるオリゴ糖
オリゴ糖という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
オリゴ糖とは、ブドウ糖などの単糖が3~9個結びついたもので、砂糖から作られるフラクトオリゴ糖や、大豆から作られる大豆オリゴ糖などがあります。
消化されにくく太りにくい糖、虫歯になりにくい糖としても知られており、消化されず大腸内で腸内細菌のエサになり、善玉菌であるビフィズス菌を増やす作用もあります。
砂糖でも腸内細菌のエサになりますが、砂糖の場合は善玉菌のエサにもなるものの、悪玉菌のエサにもなってしまうのです。
そのため、腸内環境が悪化していて悪玉菌が優勢の可能性があり、善玉菌だけを増やしたいという場合は、砂糖よりもオリゴ糖が有効。
オリゴ糖は自然の食品にも含まれていて、バナナやにんにく、ごぼうや大豆などに含まれています。
そこでオススメのスイーツが、グラノーラバー。
バナナ、オートミール、レーズンなどオリゴ糖を多く含む食材をふんだんに利用し、砂糖の代わりにオリゴ糖を使用したものです。
グラノーラバーの作り方
【材料】
バナナ… 1本
なたね油… 大さじ1
オリゴ糖(パウダー)… 3g
レモン汁… 小さじ1
オートミール… 120g
アーモンド… 40g
レーズン … 40g
【作り方】
1. オーブンは180℃に温めておく。
2. バナナをつぶし、なたね油、オリゴ糖、レモン汁を加えてよく混ぜる。
3. オートミール、粗く刻んだアーモンドとレーズンを加え混ぜ合わせる。
4. 天板にクッキングシートを敷き、生地を厚さ1cmに伸ばし、オーブンで15~20分焼く。
5. 冷ましたらスティック状にカットする。
ぜひ試してみて。
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TOP画像/(c)Adobe Stock
『便秘の神様』(長井 佳代 著・谷口 一則 監/あさ出版)
便秘で悩む頑張り屋の5人のお仕事女子たち。ひとことで「便秘」といっても、原因や症状はそれぞれ異なる。謎の便秘カウンセラー・ベンソルーが、彼女たちの事情を看破し、正しい解消法を伝授。人間としてビジネスパーソンとして成長させていく物語。ヨーグルト信仰に頼り過ぎた未華子、イライラしがちなメンタルが問題の里香、プロテイン乱用のさくら、便秘薬依存のアリサ、ひたすら腹筋を鍛える風花。ベンソルーこと多江のアドバイスは、すぐに実践できて効果抜群。ひとつの章に10の気づきが収められています。