便秘と一言で言っても原因や解決法は人それぞれ!
年齢にかかわらず、多くの女性を悩ませている便秘。
そもそも便秘とは、排便回数の減少だけではなく、便が硬い、いきんでも出しにくい、残便感があるなどの症状があるもの。
「本来体外に排出すべき糞便を十分かつ快適に排出できない状態」を便秘と定義されています。
とはいえ、便秘と一言で言っても原因や解決法は人それぞれ。
にもかかわらず、慢性的な便秘症の人の医療機関の受診率は4割に満たないことが明らかになっていて、あまり深刻に考えていない人や、自己判断で市販薬を乱用している人も。
そこで今回は、書籍『便秘の神様』(あさ出版)より、タイプ別の便秘の原因や解消法をご紹介。
【タイプ別】便秘の原因と解消法
□直腸性便秘
□がまん
□完璧主義
□責任感が強い
□ウォシュレットの使いすぎ
□ヨーグルトが効かない
たとえばこんなタイプなら… 水溶性食物繊維を積極的に摂りましょう。また、リラックスする時間を持ち、心に余裕を!
直腸性便秘とは?
直腸性便秘は、大腸の最終地点である直腸に便が溜まっている状態。
女性は食べてから通常24時間で便として排泄されるのが、何らかの原因で排泄までに時間がかかると直腸あたりで水分が吸収されすぎてしまい、便が硬くなり排泄しづらくなってしまいます。
便意を感じてもトイレに行くのをがまんしたり、下剤やウォシュレットを乱用することで自分で出す力がなくなっている人に起こりやすいです。
そんなタイプなら、コンスタントに出るようにおなかをマッサージしたり、また、時間に余裕を持ってリラックスして過ごすことも大切。
ウォシュレットがないと排便できないような状態なら、ウォシュレットは洗う程度でやめるようにし、代わりにオリーブオイルやホホバオイルで肛門周辺をマッサージするのもオススメです。
* * *
TOP画像/(c)Adobe Stock
『便秘の神様』(長井 佳代 著・谷口 一則 監/あさ出版)
便秘で悩む頑張り屋の5人のお仕事女子たち。ひとことで「便秘」といっても、原因や症状はそれぞれ異なる。謎の便秘カウンセラー・ベンソルーが、彼女たちの事情を看破し、正しい解消法を伝授。人間としてビジネスパーソンとして成長させていく物語。ヨーグルト信仰に頼り過ぎた未華子、イライラしがちなメンタルが問題の里香、プロテイン乱用のさくら、便秘薬依存のアリサ、ひたすら腹筋を鍛える風花。ベンソルーこと多江のアドバイスは、すぐに実践できて効果抜群。ひとつの章に10の気づきが収められています。