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2023.12.25

貯金400 万円を目指すには? やっておきたいことやお金の管理方法を紹介【専門家監修】

400万円貯金できたらいいなと思うことはありませんか? 貯金ができないのが悩みという人は多いかもしれません。この記事では、400万円を貯金する場合のポイントやお金の管理方法について紹介します。参考にしてくださいね。

400万円貯めるのにかかる期間は?

貯金をするなら400万円は貯めたいと思うけれど、何をすればいいかわからないということはありませんか? 400万円を貯金しようと思うと、どれくらいの期間が必要なのかも気になるかもしれません。

貯金は続けることが大切ですが、それが意外と難しいもの。貯金を継続できるような準備や工夫が必要です。まずは、貯金400万円を実現するための準備について見ていきましょう。

貯金400万円を実現するには? リアルに計算

400万円を貯めるには、毎月どれくらい貯金すればいいでしょうか? また実現にかかる年数についても計算してみましょう。

《かかる年数:1か月あたりの貯金額》
1年間で貯める:33.4万円
2年間で貯める:16.7万円
3年間で貯める:11.2万円
4年間で貯める:8.4万円
5年間で貯める:6.7万円

上記は、ボーナスや臨時収入を計算に入れず、毎月の収入から一定額を貯金するとした場合を想定し、単純計算で出した金額です。

1年間で400万円を貯めるために毎月33.4万円を貯金に回すというのは、現実的ではありませんよね。また、毎月10万円以上を貯金に回すというのも、かなりの節約と工夫が必要になりそうです。

現実的なのは、6~8万円を貯金することかもしれません。実家暮らしなどで、住居費が必要ないという人は、実現できそうですね。いずれにしても、貯金400万円を貯めるのは、日々の工夫と時間が必要と言えるでしょう。

電卓とお金
(c)Adobe Stock

貯金400万円を目指したい! 必要なのは?

貯金400万円を目指すために、しておくべきことを紹介します。

現状の把握からスタート

貯金の準備として取り掛かりたいのが「現状の把握」です。自分の貯金がいくらあるか、把握していますか? まずは残高を調べてみてください。同時に、負債についてもチェックします。

現状が把握できたとして、貯金がある人は、その分を入れて400万円貯めるかどうかを考えてください。負債のある人は、まずはそれを精算しましょう。

自分のお金の使い方を知る

次にしたいのが、自分のお金の使い方を知ることです。お金の使い方は千差万別。人によりずいぶんと異なります。また、お金の使い方には癖がありますから、それも把握したいですね。

お金の使い方を把握するには、支出を記録することが欠かせません。日々使ったお金について、何にどれだけ使ったか、記録していきましょう。これは紙ベースでもいいですし、アプリやPCソフトを使ってもOK。自分の記録しやすい方法を選んでください。

お金の使い方の兆候や癖を知るには、3か月程度の記録が必要です。慣れないうちは支出の記録が面倒に感じるかもしれませんが、がんばって続けましょう。自分に合う方法が必ずありますから、いろいろ試してみてください。

家を片づけることも大切

家を片づけるのも、貯金の準備と考えてください。貯金と片づけは関係ないと思うかもしれませんが、実は意外と影響します。

たとえば、衣服などファッションアイテムを片づけることで、クローゼットの整理になりますよね。コスメもそうですが、貯金が苦手な人ほど、同じようなアイテムを持っているもの。それは、持ち物の現状把握ができていないからかもしれません。

整理をすることで、何が必要で、何が必要でないかが明確にわかるようになります。これは無駄遣いを減らすことにつながりますので、その分を貯金に回すことができるでしょう。

ハンガーラックと洋服
(c)Adobe Stock

貯金400万円を目指すには? お金管理の方法

ここからは、貯金400万円を実現するためのお金の管理について紹介します。これならできると思うことがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

お金の管理をする口座は3つ用意

お金の管理に欠かせないのが、銀行口座ですよね。これから管理をする人は、銀行口座を次の3つに分けるといいでしょう。

・生活費用口座
・貯金用口座
・緊急予備資金用口座

生活費と貯金の口座は、分けることをおすすめします。同じ口座を使うと、貯金額がわかりにくく、予定よりも使い込んでしまうことがあるからです。貯金用口座は別途用意し、それは貯金のみに利用するといいですね。

緊急予備資金とは、もしもの時用のお金と考えてください。災害や病気、ケガなどで収入が途絶えてしまう、何かしらの事情があり退職しなければならなくなったなど、予期せぬ事態が起こった際に、この口座のお金を使います。この口座も少しずつお金を貯めていくといいですね。

先取りで貯金

貯金口座を作れたら、先取りで貯金をはじめます。生活費の余ったお金を貯金するのではなく、収入があったらすぐに決めた貯金額を口座に入金してください。

余ったお金で貯金をするのは、続かないことがほとんどです。だからこそ、貯金は先取りがマスト。貯金口座に入金したら、その口座は次の貯金まで操作しないと考えてください。

ボーナスと残業代、臨時収入はないものとする

残業代や臨時収入があったら、基本的には「ないもの」と考え、貯金用口座に入れてしまいましょう。またボーナスも、必要な支出分を除き、残りをすぐに貯金します。ボーナスも「ないもの」と考えると、貯金400万円は予定よりも早めに実現するでしょう。

しかし、ボーナスくらいは好きなものを買いたいと思うかもしれません。その場合は、ボーナスが支給されたら、使いみちと予算を決め、残りは貯金するといいですね。使うと決めた分は、潔く使い切ってしまうのも一つ。上手く発散しながら、貯金を続けてください。

スマホを触る女性
(c)Adobe Stock

貯金400万円をさらに増やすには?

もし貯金400万円が実現したら、どうしたいですか? 使いみちがある人は、思い切って使うのもいいですね。

使いみちがない人や、さらに貯金を殖やしたいという人は、次のことを検討してみるのもいいでしょう。

▷資産運用を考える
▷自分に投資をしてみる

せっかく貯めた400万円ですから、それを元手に資産運用をするのもいいでしょう。お金に働いてもらうと考え、今度は「お金を増やす」にシフトするのも一つ。ただし、資産運用はリスクがあり、相応の知識が必要です。この点は十分に注意してください。

また、思い切って自分に投資するのもいいですね。留学をする、新たなスキルや資格の習得をするなど、収入アップにつながることにお金を使うこともできます。

最後に

貯金400万円を実現するのにかかる期間や、貯金の方法について紹介しました。貯金は日々コツコツと貯めることで、大きな金額になるというのは誰もが知っています。しかし、それがなかなかできず、悩む人は多いです。貯金をしたいという人は、まずは現状把握からはじめてみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Adobe Stock

益田瑛己子

ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)として活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン

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