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400万円貯めるのにかかる期間は?
貯金をするなら400万円は貯めたいと思うけれど、何をすればいいかわからないということはありませんか? 400万円を貯金しようと思うと、どれくらいの期間が必要なのかも気になるかもしれません。
貯金は続けることが大切ですが、それが意外と難しいもの。貯金を継続できるような準備や工夫が必要です。まずは、貯金400万円を実現するための準備について見ていきましょう。
貯金400万円を実現するには? リアルに計算
400万円を貯めるには、毎月どれくらい貯金すればいいでしょうか? また実現にかかる年数についても計算してみましょう。
《かかる年数:1か月あたりの貯金額》
1年間で貯める:33.4万円
2年間で貯める:16.7万円
3年間で貯める:11.2万円
4年間で貯める:8.4万円
5年間で貯める:6.7万円
上記は、ボーナスや臨時収入を計算に入れず、毎月の収入から一定額を貯金するとした場合を想定し、単純計算で出した金額です。
1年間で400万円を貯めるために毎月33.4万円を貯金に回すというのは、現実的ではありませんよね。また、毎月10万円以上を貯金に回すというのも、かなりの節約と工夫が必要になりそうです。
現実的なのは、6~8万円を貯金することかもしれません。実家暮らしなどで、住居費が必要ないという人は、実現できそうですね。いずれにしても、貯金400万円を貯めるのは、日々の工夫と時間が必要と言えるでしょう。
貯金400万円を目指したい! 必要なのは?
貯金400万円を目指すために、しておくべきことを紹介します。
現状の把握からスタート
貯金の準備として取り掛かりたいのが「現状の把握」です。自分の貯金がいくらあるか、把握していますか? まずは残高を調べてみてください。同時に、負債についてもチェックします。
現状が把握できたとして、貯金がある人は、その分を入れて400万円貯めるかどうかを考えてください。負債のある人は、まずはそれを精算しましょう。
自分のお金の使い方を知る
次にしたいのが、自分のお金の使い方を知ることです。お金の使い方は千差万別。人によりずいぶんと異なります。また、お金の使い方には癖がありますから、それも把握したいですね。
お金の使い方を把握するには、支出を記録することが欠かせません。日々使ったお金について、何にどれだけ使ったか、記録していきましょう。これは紙ベースでもいいですし、アプリやPCソフトを使ってもOK。自分の記録しやすい方法を選んでください。
お金の使い方の兆候や癖を知るには、3か月程度の記録が必要です。慣れないうちは支出の記録が面倒に感じるかもしれませんが、がんばって続けましょう。自分に合う方法が必ずありますから、いろいろ試してみてください。
家を片づけることも大切
家を片づけるのも、貯金の準備と考えてください。貯金と片づけは関係ないと思うかもしれませんが、実は意外と影響します。
たとえば、衣服などファッションアイテムを片づけることで、クローゼットの整理になりますよね。コスメもそうですが、貯金が苦手な人ほど、同じようなアイテムを持っているもの。それは、持ち物の現状把握ができていないからかもしれません。
整理をすることで、何が必要で、何が必要でないかが明確にわかるようになります。これは無駄遣いを減らすことにつながりますので、その分を貯金に回すことができるでしょう。
貯金400万円を目指すには? お金管理の方法
ここからは、貯金400万円を実現するためのお金の管理について紹介します。これならできると思うことがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
お金の管理をする口座は3つ用意
お金の管理に欠かせないのが、銀行口座ですよね。これから管理をする人は、銀行口座を次の3つに分けるといいでしょう。
・生活費用口座
・貯金用口座
・緊急予備資金用口座
生活費と貯金の口座は、分けることをおすすめします。同じ口座を使うと、貯金額がわかりにくく、予定よりも使い込んでしまうことがあるからです。貯金用口座は別途用意し、それは貯金のみに利用するといいですね。
緊急予備資金とは、もしもの時用のお金と考えてください。災害や病気、ケガなどで収入が途絶えてしまう、何かしらの事情があり退職しなければならなくなったなど、予期せぬ事態が起こった際に、この口座のお金を使います。この口座も少しずつお金を貯めていくといいですね。
先取りで貯金
貯金口座を作れたら、先取りで貯金をはじめます。生活費の余ったお金を貯金するのではなく、収入があったらすぐに決めた貯金額を口座に入金してください。
余ったお金で貯金をするのは、続かないことがほとんどです。だからこそ、貯金は先取りがマスト。貯金口座に入金したら、その口座は次の貯金まで操作しないと考えてください。
ボーナスと残業代、臨時収入はないものとする
残業代や臨時収入があったら、基本的には「ないもの」と考え、貯金用口座に入れてしまいましょう。またボーナスも、必要な支出分を除き、残りをすぐに貯金します。ボーナスも「ないもの」と考えると、貯金400万円は予定よりも早めに実現するでしょう。
しかし、ボーナスくらいは好きなものを買いたいと思うかもしれません。その場合は、ボーナスが支給されたら、使いみちと予算を決め、残りは貯金するといいですね。使うと決めた分は、潔く使い切ってしまうのも一つ。上手く発散しながら、貯金を続けてください。
貯金400万円をさらに増やすには?
もし貯金400万円が実現したら、どうしたいですか? 使いみちがある人は、思い切って使うのもいいですね。
使いみちがない人や、さらに貯金を殖やしたいという人は、次のことを検討してみるのもいいでしょう。
▷資産運用を考える
▷自分に投資をしてみる
せっかく貯めた400万円ですから、それを元手に資産運用をするのもいいでしょう。お金に働いてもらうと考え、今度は「お金を増やす」にシフトするのも一つ。ただし、資産運用はリスクがあり、相応の知識が必要です。この点は十分に注意してください。
また、思い切って自分に投資するのもいいですね。留学をする、新たなスキルや資格の習得をするなど、収入アップにつながることにお金を使うこともできます。
最後に
貯金400万円を実現するのにかかる期間や、貯金の方法について紹介しました。貯金は日々コツコツと貯めることで、大きな金額になるというのは誰もが知っています。しかし、それがなかなかできず、悩む人は多いです。貯金をしたいという人は、まずは現状把握からはじめてみてはいかがでしょうか?
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益田瑛己子
ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)として活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン