「He made a killing.」ってどんな意味?
今回も、イディオムとしての意味を知らないと話が明後日の方向にいってしまう… そんな英語特有の表現をお届け!
「He made a killing.」
直訳すると「彼は殺しをした」というように解釈できますが、ずいぶん物騒な言い回しですよね…。
実は他の意味合いで使われることがあるのです!
さて、どんな意味になるのでしょうか?
前回の記事はこちら>>「It’s a pie in the sky.」って? それは空にあるパイ…!? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
注目すべきは“killing”という単語。
この名詞“killing”には「殺害」という意味がある他、口語として「大もうけ」という意味で使われることが。
そのため、“make a killing”で「大もうけする」と解釈できるのです!
つまりは、“make a lot of money”ということですね。
前回の記事で、「株で大もうけする」を“make a fortune in stocks”と英訳しましたが、“make a killing in stocks”と言い換えることもできます。
なぜそのような意味になったかというと、一説には、かつて狩りをしていた人たちが、獲物を大量にしとめ、それを売って大金を得たことが由来だとか。
さて、“killing”は形容詞として使われることもあります。ここでは、その主な意味と使い方を簡単にご紹介!
・骨の折れる
ex. 「This task is really killing.」(この業務は実に疲れる。)
・おかしくてたまらない
ex. 「He always tells killing stories.」(彼はいつも大笑いするような話をする。)
・うっとりさせる
ex. 「She looked killing in a white dress.」(白いワンピースを着て彼女は魅力的だった。)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。