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この記事のサマリー
・縁起がいい日は、一粒万倍日や天赦日、寅の日、巳の日を重ねて見ると選びやすいでしょう。
・2026年5月以降は、10月1日と12月16日が天赦日と一粒万倍日が重なります。
・寅の日は旅立ちと相性がいい一方、古くは婚礼を忌む考え方もあり、結婚の日取りでは注意が必要です。
新しいことを始めたいとき、入籍や開業の日取りを決めたいとき、「せっかくなら縁起がいい日にしたい!」と思うことはありませんか?
吉日の名前は聞いたことがあるけれど、それぞれの違いや意味については意外とあいまいなもの。この記事では、何を基準に選べばいいのか、迷いやすいポイントをすっきり整理します。

縁起のいい日にはどんな日がある?
「縁起がいい日」と一口にいっても、意味や由来は同じではありません。物事を始めるのに向く日、暦の上で特に吉とされる日、古くから旅立ちや金運と結びつけて考えられてきた日など、性格はさまざまです。ここでは、代表的な4つを順に見ていきます。
天赦日(てんしゃにち)
「赦」は「ゆるす」と読みます。天赦日は、四季に各1回ずつある、天がすべての罪を許す最上の吉日とされています。
春は戊寅(つちえのとら)、夏は甲午(きのえうま)、秋は戊申(つちのえさる)、冬は甲子(きのえね)の日にあたり、何かを始める日として注目の吉日です。
さらに一粒万倍日と重なる日は、「最強開運日」として扱われることがあります。ただし、ほかの注意日と重なる場合もあるため、日取りを見るときは重なり方まで確認しておくと安心です。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、「一粒が万倍となって実る」という意味を持つ吉日です。開店や金貸しなど、事を始めるのに良い日とされる一方、借金をするには悪い日とされています。
寅の日(とらのひ)
寅の日は、十二支の寅にあたる日です。「虎は千里行って千里もどる」というところから、婚礼には向かないとされています。
現代では「出ていったものが戻ってくる」というイメージから、旅立ちや金運に結びつけて語られることもあります。

巳の日(みのひ)
巳の日は、十二支の巳にあたる日です。現代では、弁財天とのつながりから金運や財運に結びつけて紹介されることが多いでしょう。
また、巳の日の中でも「己巳の日(つちのとみのひ)」は、さらに金運が上がる日とされています。
参考:『日本国語大辞典』、『デジタル大辞泉』(ともに小学館)
不成就日(ふじょうじゅにち)とは?
縁起がいい日がある一方で、物事のスタートには向かないと考えられてきた日もあります。それが不成就日です。不浄日(ふじょうにち)ともいいます。『日本国語大辞典』(小学館)では、陰陽家で何事も成就しないという日とされ、新規に事業を始めることを忌む日と説明されています。
ここで注意したいのは、不成就日がほかの吉日と重なる場合があることです。そうしたときの受け止め方は一つではありませんが、不成就日を気にするのであれば、重なっていない日を選ぶほうが賢明でしょう。
2026年の縁起がいい日は?
縁起がいい日がいつかを知っておくと、入籍や開業、引越し、財布の使い始めなど、予定を立てる際の目安になります。ここでは、2026年の5月以降の代表的な吉日を月ごとに整理します。なお、不成就日と重なる日も確認しておくと、候補日を比べやすくなります。
2026年は、10月1日(木)と12月16日(水)が天赦日と一粒万倍日の重なる日です。
【5月】
天赦日:4日(月・祝)・20日(水・不成就日)
一粒万倍日:2日(土)・5日(火・祝)・6日(水・祝)・17日(日)・18日(月)・29日(金)・30日(土)
寅の日:4日(月・祝)・16日(土)・28日(木・不成就日)
巳の日:7日(木)・19日(火)・31日(日)
【6月】
天赦日:なし
一粒万倍日:12日(金)・13日(土・不成就日)・24日(水)・25日(木)
寅の日:9日(火)・21日(日)
巳の日:12日(金)・24日(水・己巳の日)
【7月】
天赦日:19日(日・不成就日)
一粒万倍日:6日(月)・7日(火)・10日(金)・19日(日・不成就日)・22日(水)・31日(金)
寅の日:3日(金)・15日(水)・27日(月・不成就日)
巳の日:6日(月)・18日(土)・30日(木)
【8月】
天赦日:なし
一粒万倍日:3日(月)・13日(木)・18日(火)・25日(火)
寅の日:8日(土)・20日(木)
巳の日:11日(火・祝)・23日(日・己巳の日・不成就日)
【9月】
天赦日:なし
一粒万倍日:6日(日)・7日(月)・14日(月)・26日(土)
寅の日:1日(火)・13日(日)・25日(金・不成就日)
巳の日:4日(金)・16日(水)・28日(月・不成就日)
【10月】
天赦日:1日(木)
一粒万倍日:1日(木)・11日(日・不成就日)・14日(水)・23日(金)・26日(月)
寅の日:7日(水)・19日(月・不成就日)・31日(土)
巳の日:10日(土)・22日(木・己巳の日)
※10月1日は、天赦日と一粒万倍日が重なる日です。
【11月】
天赦日:なし
一粒万倍日:4日(水・不成就日)・7日(土)・19日(木)・20日(金・不成就日)
寅の日:12日(木・不成就日)・24日(火)
巳の日:3日(火・祝)・15日(日)・27日(金)
【12月】
天赦日:16日(水)
一粒万倍日:1日(火)・2日(水)・15日(火)・16日(水)・27日(日)・28日(月)
寅の日:6日(日・不成就日)・18日(金)・30日(水)
巳の日:9日(水)・21日(月・己巳の日・不成就日)
※12月16日は、天赦日と一粒万倍日が重なる日です。

「2026年 縁起がいい日」に関するFAQ
ここでは、「2026年 縁起がいい日」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 2026年5月以降で特に注目される縁起がいい日はいつですか?
A. 10月1日(木)と12月16日(水)は天赦日と一粒万倍日が重なります。
Q2. 一粒万倍日は、どんなことを始めるのに向いていますか?
A. 一粒万倍日は、小さなものが大きく育つとされる吉日で、物事を始める日の目安として見られています。一方で、借金のように増えて困ることには向かない日として扱われます。
Q3. 気をつけたいことは?
A. 吉日だけを見て、不成就日との重なりを確認しない見方は避けたいところです。加えて、寅の日をどんな予定にも向く万能日と決めつけるのも早計です。何のための日取りかを先に決めてから、重なりを整理して選ぶのが安全です。
最後に
縁起がいい日は、ただ日付を追うだけでなく、その日がどんな意味を持つのかを知ると、ぐっと選びやすくなります。
大切なのは、予定に合わせていちばんしっくりくる日を見つけること。大切な日を前向きな気持ちで迎えるための、小さな後押しとして役立ててもらえたらうれしいです。
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