2025年の父の日はいつ?

母の日と同じく、うっかり忘れてしまいがちな「父の日」。
毎年、日付が変わるため「今年はいつだっけ?」などと考えているうちに時間だけが過ぎ、結局何もしなかった… なんて経験はありませんか?
しかし、年に一度しかない父の日。日頃はなかなか言えない感謝の気持ちを、この日だけは思いっきり伝えたいものですね。かわいい我が子からの感謝の言葉を聞いて、うれしくない父親はいないはず。今年の父の日は、ぜひこの記事を参考にしていただき、お父さんを喜ばせてみてはいかがでしょうか。
ところでみなさん、肝心な父の日がいつなのか、ちゃんと把握出来ていますか? 2025年の父の日は6月15日(日)です。日本では毎年「6月の第3日曜日」が父の日とされています。母の日は毎年「5月の第2日曜日」ですよね。知らなかったという方は、これを機に一緒に覚えておくといいでしょう。
父の日も母の日も、世界的な行事ではありますが…実は各国でその日にちは違います。たとえば、イタリアやスペインでは3月19日が父の日。韓国では5月8日が父母の日、オーストラリアやニュージーランドでは9月の第1日曜日が父の日など、国によってさまざまなんですよ。
父の日とは? 由来や意味をチェック

父の日の由来や起源も、国や地域によって異なります。日本を含め、世界の多くの地域で主流となっている「父の日」は、アメリカから始まったものだといわれています。
アメリカのワシントン州スポケーンに、ソノラ・スマート・ドッドという女性がいました。ソノラの父、ウィリアム・ジャックソン・スマートは男手ひとつでソノラを含む、6人の子どもたちを育て上げています。ソノラは深い愛情を注いでくれる、お父さんのことが大好きでした。
1909年5月、教会で行われていた母の日のお祝いに参加したソノラは「なぜ、母の日はあるのに、父の日はないのだろう?」という疑問を抱きます。そして、「母の日と同じように、大好きなお父さんのために父の日もつくろう!」と思い立ち、地元の牧師教会に父の日をつくりたいと相談をしたのです。
その結果、翌年の1910年、当時の6月第3日曜日であった6月19日に、最初の父の日のお祝いが開催されます。当初はソノラの父の誕生日である6月5日の開催を目指していたようですが…準備が間に合わずに延期となり、そのまま6月の第3日曜日が父の日として定着しました。
しかし、父の日がアメリカで認知され浸透するまでには、相当な時間がかかったようです。父の日が正式にアメリカの記念日として認定されたのは、はじめてのお祝いから60年以上を経た1972年でした。今ではアメリカだけでなく、日本や中国などのアジア諸国をはじめ、ヨーロッパなど、世界各国で父の日が親しまれています。
ちなみに、母の日も同じく一人のアメリカ人女性、アンナ・ジャービスの母を思う純粋な気持ちから生まれた日です。父の日も母の日も、親を思う子どもの愛がキッカケとなり、始まったものなのですね。
父の日のプレゼントにおすすめのアイテムは?

毎年、頭を悩ませる父の日のプレゼント。何を贈ればいいのか、迷っている人も多いでしょう。せっかくの父の日ですから、喜んでもらえるものを贈りたいですよね。というわけで、一緒にプレゼントのおすすめアイテムをチェックしていきましょう!
ネクタイ
父の日のプレゼントといえば、ネクタイを一番に思い浮かべる人も多いのでは? シルクなどの高級な素材のものを選んで、定番アイテムのネクタイに「年に一度の父の日」の特別感をプラスしましょう。ネクタイは多くの働くお父さんにとって必需品ですから、何本あっても邪魔になりませんよね。
お酒・ドリンク
お酒やワインもおすすめのセレクト。お父さんの好みの銘柄の中から、吟醸や年代物などを選ぶのがポイントです。一緒にグラスをプレゼントしても喜ばれるでしょう。お酒を飲まないお父さんには、プレミアムなコーヒーやお茶、ジュースなどでもいいかもしれません。
雑貨・小物
せっかくならプレゼントは形に残るもので、ふだん使えるようなものがいい…。そんなときは、実用的な手帳やペンなどの文房具を選んでみては。きっと、ビジネスシーンでも大活躍しますよ。また、時計や財布など、毎日使ってもらえるアイテムもいいですね。
ただ、身につけるものの場合、お父さんも好みがありますから慎重に。お母さんに協力してもらって、お父さんの好みを事前に探るのもいいでしょう。

グルメ・スイーツ
「悩みすぎて何を選べばいいかわからない!」という人には、家族みんなで楽しめる食べ物系もおすすめ。高級なお肉やフルーツ、お酒のおつまみやスイーツなど、お父さんの好きなものを選びましょう。また、忙しい両親にちょっといいレストランでの食事をプレゼントするのも、なかなか粋ですね。
健康・リラックスグッズ
大好きなお父さんには、ずっと健康で、元気でいてほしいと思うもの。ですので、日頃の疲れを癒すようなプレゼントを選ぶのも大いにアリです。マッサージクッションや機能性マット、少し高価な枕など…おそらく自分では買わないだろうな、といったアイテムを選ぶといいですね!
お父さんがふだんから健康に気を使っているのなら、健康食品やトレーニンググッズなどを贈っても喜ばれるでしょう。あなたからのプレゼントによって、お父さんの健康に対する意識がより一層高まるはずです。
お父さんの趣味に合わせたアイテム
たとえば、ジョギングが好きなお父さんには新しいシューズやウェア。ゴルフが好きなお父さんにはゴルフクラブやグローブ。アウトドア好きなお父さんにはキャンプや釣り道具など、本人の趣味に合わせれば、うれしさも倍増することでしょう。
以上、たくさんのおすすめアイテムをご紹介しましたが…いちばん大事なのはあなたの気持ちです。また、ハンカチやマグカップなどのちょっとしたものでも、オリジナルの名入れやメッセージを添えるだけで、特別なプレゼントになりますよ。あまり悩みすぎず、「感謝の気持ちを伝える」ということを忘れずに、プレゼントを選んでみてくださいね。
心を込めて、感謝を伝えよう

2025年の父の日や、意外と知られていない由来・起源についてご紹介しました。母の日と同じく、親を思う子どもの愛をキッカケに生まれた父の日。今もなお、世界中で親しまれ、父に感謝する日として受け継がれているのは本当に素晴らしいことですね。
毎年あるため行事化してしまっている父の日ですが、今一度、本来の父の日の意味を確認しましょう。その後、家族のために毎日頑張ってくれているお父さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、ピッタリのプレゼントを探してみてください。
とはいえ、かわいい我が子が選んでくれたものなら、どんなものでもお父さんはうれしいはずです。ふだんはなかなか素直に感謝の気持ちを伝えられない人も、今年の父の日はプレゼントと一緒に「ありがとう」も忘れず伝えましょう。
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