結婚祝いのプレゼントとは
友人や職場の仲間からの結婚報告を受けたら、祝福の気持ちが湧くと同時に、一方で「お祝いはどうしようか…」と悩みませんか? 最近は結婚式を挙げないカップルが増えつつあるので、現金ではなく「お祝いはプレゼントで」と考える人も多いようです。
「結婚祝いのプレゼント」とは、結婚する2人を祝福し、新たなスタートをお祝いする気持ちを込めて渡すプレゼントのこと。御祝儀を渡すケース、品物をプレゼントするケース、御祝儀とプレゼントの両方を渡すケースなどがあります。
プレゼントを渡す時期に厳格な決まりはありませんが、結婚式をする場合は挙式日の1か月前から2か月前を目安に渡されるといいですよ。もしくは、結婚報告を受けてから1か月以内に渡すのがベストだと言われています。
おしゃれな結婚祝いプレゼントの選び方
仲の良い間柄であれば、普段の会話から好きそうなものを察知して、選んであげると喜ばれますね。
結婚祝いのプレゼントを選ぶポイントは、普段は自分でなかなか手が出ないけれど、もらったら嬉しいものをイメージして選びましょう。食器セットや家電に関しては、場所をとる上に不要な場合は処分が大変なので、プレゼントする相手に事前に確認をとる方が親切。
物を増やしたくないと思っている方や、ミニマリストの友達には、美容や日常で使う消耗品やカタログギフトが良いでしょう。欲しいものを直接聞いて、プレゼントするのも良いですね。
特別な心に残るプレゼントを渡したい場合は、カップルの似顔絵や写真をフレームに入れてプレゼントするのもおすすめです。似顔絵や写真なら、結婚式を行うカップルならディスプレイに使用してもらえることもあります。
似顔絵を贈る場合は、好きそうなテイストをよく調べてから、アーティストを選びましょう。今はハンドメイドサイトや、インスタグラムでもたくさんのアーティストの方を見つけることができます。
金額別のおしゃれな結婚祝いプレゼント
結婚式を「する」「しない」、または自分が式に「参加する」「参加しない」によってプレゼントにかける予算は異なってきますよね。ここでは、10,000円程度のものから、御祝儀と共に渡せるような3,000円程度のちょっとしたプレゼントまで、金額別におすすめのハイセンスな結婚祝いのプレゼントを紹介していきます。
10,000円前後
・marimekko(マリメッコ)ユニッコ マグカップ2個セット
北欧好きな人におすすめ。飽きの来ないデザインで長く使えるマグカップセットは、普段のお茶時間も心華やぐひと時に。
・Cutipol(クチポール)ゴア カトラリーギフトセット
メイドインジャパンの美しいカトラリーセット。ゴージャスすぎないシンプルなデザインで、日常の食卓にも使いたいシリーズです。
・BRUNO(ブルーノ)マルチスティックブレンダー
見た目もおしゃれなブレンダーセット。普段の料理から、赤ちゃんの離乳食まで幅広く、長く使えるセットです。
・siroca(シロカ)全自動コーヒーメーカー カフェばこ
見た目もおしゃれで、キッチンにも馴染むシンプルなデザイン。いつでも良い香りののコーヒーを楽しんでもらえます。
5,000円前後
・iittala(イッタラ)カステヘルミ タンブラー ペアグラス
結婚祝いのプレゼントの定番、イッタラのシリーズ。カステヘルミとはフィンランド語で「露のしずく」という意味を持ちます。露のしずくのような模様の、ガラスが美しいイッタラのグラスセットです。
・IDEE(イデー)バブーシュ ペアセット
シンプルで余計なデザインのない無地タイプで、丈夫な作りのルームシューズ。おしゃれなだけでなく、裸足での履き心地もさらっとして気持ち良いです。サイズ展開もあるのでペアで贈るのがおすすめです。
・Aesop(イソップ)ハンドソープ
スクラブ入りのAesopならではの良い香り。普段使いのハンドソープは、ドラッグストアなどでの購入で済ませることが多いので、特に喜ばれます。
3,000円前後
・ギフトカード
ネットショッピングやコーヒーショップのギフトカードなど、普段2人で使用してもらえるものが喜ばれます。
・タオルセット
消耗品のタオルは、いくつあっても困りません。ふかふかの手触りのものや、ガーゼ素材や天然素材など、相手の好きそうなテイストに合わせて、色や素材をチョイスしましょう。
結婚祝いのプレゼントのお返しは必要?
結婚祝いのプレゼントをもらった場合、お返しは必ずしも必要ではありません。ただし、相手との関係性や金額によっては、お返しした方が良い場合もあります。
お返しをする場合は、頂いたプレゼントの金額を調べて、その3分の1から半分を目安に返します。カタログギフトやお菓子、日用品やグルメセットなどが無難でしょう。百貨店やネットショップでも「結婚祝いの内祝い」としてたくさんの品揃えがあります。
お返しするタイミングは、早すぎても失礼な印象を与えます。プレゼントをもらってから2週間以降、1か月以内を目安に準備します。やむを得ない事情で、お返しが遅くなる場合は、お礼だけでも先に伝えておきましょう。
親戚や職場の上司
親戚や上司から頂くプレゼントの場合、プレゼントが高額な場合もあります。頂いたプレゼントが5万円以上の高額な物の場合は、半額分を返すと逆に失礼に当たる場合もあります。その場合は気持ち程度を渡しましょう。例えば、1万円の商品券と1万円程度のカタログギフトやお菓子をセットで渡すなども良いですね。5万円なら2万円程度、10万円なら3万円程度を予算として考えると良いでしょう。
仲の良い友人や職場の同僚
仲の良い友人や同僚の場合は、「お互い様」ということで結婚祝いのプレゼントはお返しをしないケースが多いです。もし、お礼の気持ちを伝えたい場合は食事をご馳走したり、ちょっとしたプレゼントを渡したりするのも良いですね。
お返しをきちんとしたい場合は、頂いたプレゼントの半額程度を目安にしてください。
最後に
気に入ってもらえそうな結婚祝いのプレゼントの目処は立ちましたか? 相手を想って、どんなプレゼントにしようか考える時間も、ワクワクしますよね。
プレゼントを渡す際は、一言でも、手書きの手紙を添えるとより気持ちが伝わり喜ばれます。これからの2人の新しいスタートを素敵なプレゼントでお祝いしましょう。
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執筆/吉川沙織(よしかわさおり)さん
結婚式場内の衣装室や路面店にて衣装スタイリストとして勤務。挙式当日の着付けや、前撮り撮影などに携わる。趣味はピクニック。海外・国内ウエディングの流行チェックも好きです。
ライター所属:京都メディアライン