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2023.04.16

居酒屋のお通しがいらない時はどうしたら良い? 気になるお通し問題を解説

居酒屋での会計時、いらないと思っていたお通しの分も支払うことになってびっくりしたことはありませんか? しかし、ケースによっては、お通しは断ることも可能。本記事では、「お通し」の意味や定番のメニューなどについても解説しますね。

「お通し」とは?

居酒屋に入って席につくと、頼んでもいないのに小皿料理が出されたという経験がある人は多いのではないでしょうか? 無料と思って手を付けたら、その分の料金まで請求されたこともあるかもしれませんね。

これは「お通し」です。「お通し」とは、居酒屋などで最初に提供される小皿料理のこと。本来は、なまぐさ物と山菜物と2種出していました。ちなみに、お通しは関東の名称です。関西では突き出しや先付けと言います。

通常は、メニューの端に値段が表記されていて、見落としてしまいがちですが、有料です。内容はお店の判断で決まっているので、お客が中身を選ぶことはできません。

お通しは、自分の注文とは関係なしに提供されます。そのため、嫌いなメニューが出てきて困った、食べた後になってお通し代が必要と知って後悔した人もいるのではないのでしょうか?

「お通し」の意味

お通しは、席につくとすぐに提供されるお調理です。注文した料理が届くまでの間、お客を待たせないようにというおもてなしの心から生まれた文化で、席料の意味も併せ持っています。関東では「お通し」と言いますが、関西では「突き出し」と呼ぶところもありますよ。いずれも意味は同じです。

ちなみに、このお通しの文化は日本独自の文化なのだとか。ですから、外国人がお客となった場合にトラブルになることもあります。飲食店を経営している人は、外国人が訪れた場合には一言説明できるといいですね。

枝豆と煮物
(c)Shutterstock.com

お通しの相場

通常、お通しの価格は300〜400円程度が多いようです。ただし、店によっては500円、あるいは800円というようなところもありますよ。一般的には、お通しの金額は同じ店であれば一定であり、日によって価格が変わるということはほぼありません。

お通しって断れる?

気になるのが、お通しを断れるかどうか。これについてはお店によって異なりますので、もし断りたいようであれば、入店時に一言尋ねてみるといいでしょう。

もし、お通しとは別に席料が徴収されるお店であれば、お通しを断ることができることがあります。お通しの代金に席料が含まれている場合には、たとえお通しの提供を断ることができたとしても、別途席料を支払う必要があるかもしれません。

飲食後のトラブルを避けるためにも気になる人は、入店時に尋ねておくほうが無難です。なお、最近ではお通しを無料にしているお店もあるようですよ。

お通しを断るのは法律違反なの?

では、法律的にはどうでしょうか? もし、会計が終わった後にお通しの料金が請求されていたことに気づいた場合、返金してもらうことは可能なのでしょうか。

結論から言うと、一度手をつけたものの代金の返金は請求できません。事前にお通し代についての説明を受けていなかったとしても、同様です。

ワインとおつまみ
(c)Shutterstock.com

こういったトラブルを避けるにも、お通しについての説明や表記がないかなどを事前に確認することが大切です。

なぜお通しを提供するの?

基本、断ることができないお通し。お店にとってどのようなメリットをもたらしているのでしょうか?

お店側の最大のメリットとしては、入店客数に応じて一定の売り上げを上げることができるということです。たとえば、居酒屋では、たくさんの料理とお酒を頼む人もいれば、少しのおつまみとお酒でゆっくりと時間を過ごす人もいるでしょう。客単価がまちまちのこの状況の中、お通しを出すことで、一定の売り上げが確保できることになるのです。

また、余った食材を利用しやすいというメリットもあります。飲食店にとって食材の廃棄は大きなロス。それをお通しという形で調理すれば、お客ごとに提供できるわけですからロスを回避できることになります。さらに新メニューの評判を聞く機会にもなりますね。

おもてなしの精神で生まれたお通しは、お店側にとってさまざまなメリットももたらしているのです。

お客側のメリットはない?

「お通し」のメリットは、お客側にもあります。まずは、注文したものを待つ時間の楽しみが増えますね。ほかにも、お通しによってその店の個性を知ることもできます。「注文していないのに提供される」ということは、裏を返せば、「新しい発見が待っている」ということもできるのです。

定番のお通し5選

では、よくあるお通しメニューをあげてみます。お通しはその性質上、簡単で飽きのこないものが多いので、家で作ってみるのも楽しいですね。

1:キャベツ

定番中の定番。キャベツに塩と胡麻油をふったものもあれば、サッと煮浸しにしたものなど、アレンジの幅が広く、またコストも低いキャベツは、お通しの定番です。

お店のジャンルによってさまざまなアレンジがなされているので、家で「キャベツが余って困る」といったときにも役立ちそうですね。

2:枝豆

キャベツに次いでよく登場するのが枝豆です。入店後、ビールと一緒に枝豆をつまむというシーンはとてもよく見かけますね。

とはいえ、その茹で加減や塩加減はお店によって結構異なります。自分好みの枝豆が提供されると、その後の注文にも期待が高まるのではないでしょうか。

3:ポテトサラダ

幅広い層に人気のお通しといえば、ポテトサラダでしょう。ポテトサラダはアレンジの幅が広く、またお店の個性を出しやすいメニューです。居酒屋などでは比較的味が濃く、お酒が進む味付けになっていることが多いよう。

ポテトサラダ
(c)Shutterstock.com

4:キュウリ

キャベツと同様、コストが低く、切るだけで提供できるキュウリはお通しとして大活躍する素材です。定番の「もろきゅう」だけでなく、タコと一緒に酢の物にしたり、チャンジャ味噌に和えたり…。案外お通しでお店のファンになる人も多いようですよ。

5:煮物

和食系の居酒屋のお通しといえば、煮物です。そのときにある素材を使えるので、お店としてはうれしい一品。だしの使い方などでお店のカラーが出せるので、アピールすることにもつながりますね。

簡単な調理でできるお通しが多い中、煮物は手がかかります。たかがお通しと言っても、ていねいにつくってもらっていることを考えるとうれしくなりますね。

最後に

お通しについて説明しました。「注文もしていないのに…」と渋っていた人も、ぜひ、新しい出会いだと思って楽しんでみましょう。もし、どうしても気になるという人は、お店の人に事前に確認してみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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