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妊活中の食生活。食事に気を遣う理由は?
妊活中に「食べれば妊娠する」という食品や妊娠の可能性を上げる食事はありませんが、妊娠しやすい体づくりのためにバランスの良い食事を心がけておくことはとても大切。
また、妊娠したときに十分な栄養を赤ちゃんに与えられるように、妊活中から食生活に気をつけていきたいところ。
妊活中に食べてはいけない? 避けたい食事
◆大量のアルコール
妊娠中にアルコールを摂取すると、赤ちゃんの発育に影響を及ぼすことがわかっていますが、妊娠前であれば適度なアルコールは問題ないといえます。
ただし、たとえ妊娠前であっても普段からの過度なアルコール摂取は体にとってよくありません。妊活中は適度にお酒を楽しみ、妊娠がわかったらアルコール摂取は控えた方がよいでしょう。
◆脂肪分や糖分の多い食事
脂肪分や糖分の多い食事が直接妊娠率に関係するわけではありませんが、バランスの良い食事で健康を維持することが妊活には大切なこと。
また、脂肪分や糖分の多い食事をとっていると、妊娠後の体重増加の原因にもなり、赤ちゃんや母体の健康にも影響が出ます。妊活中は、妊娠した後のことも考えた食生活が望ましいといえます。
◆納豆はダメ?
「妊活中は納豆を食べちゃダメ」なんて噂もありますが、納豆は妊活中によくない食品ではありません。納豆は葉酸や鉄分、カルシウム、マグネシウムといった体に必要な栄養素が豊富なことに加え、女性ホルモンを整える働きがあるなど妊活中や妊娠後も積極的に摂っていきたい食品です。
ただし、納豆ばかりを食べていると栄養が偏ってしまい、良くありません。やはりこれも適度な量が基本です。
◆寿司や生ものは?
生の魚や肉などのも、妊活中は気をつけて摂取したいもの。生もので一番怖いのは、なんといっても食中毒です。食品に付着した菌によって様々な症状を引き起こす食中毒は、妊活中はもちろんお腹の中に赤ちゃんがいると悪影響を及ぼします。また、最近よく聞く生魚の寄生虫アニキサスや、生卵のサルモネラ菌にも注意したいところ。
とはいえ、妊活中だからといってこれらの食品を絶対に食べない! と決める必要はありません。食べる量に注意し、生の食品はしっかり加熱をして菌を死滅させてから食べるといいでしょう。
妊活中に女性が摂りたい栄養素
妊娠中の女性に良いとされる葉酸。葉酸はビタミンB群のひとつで、赤血球の生産や代謝をサポートし、細胞増殖に必要なDNAの合成を助ける、とても大切な栄養素。お腹の中に赤ちゃんが宿ったときのために、妊活中から積極的に摂取したい栄養素です。
この葉酸の吸収を助けるのが、亜鉛やビタミンC、ビタミンB12など。また、妊娠中は鉄分が不足しやすいので、妊活中から積極的に鉄分も摂取しましょう。
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妊活中に男性が摂りたい栄養素
妊活中は、女性だけでなく男性も健康や食生活に気をつけたいもの。妊活中の男性に積極的に摂ってほしいのは、女性と同じく葉酸、そして亜鉛です。
葉酸は先述のようにビタミンB群の一つであり、人間の体にとって必要な要素。また亜鉛は、男性ホルモンの生成に必要な要素の一つ。妊活中はとにかく健康な体づくりが大切なので、パートナーと一緒に摂取したいですね。
妊活は健康的な体重を心がけましょう
妊活中は、体重管理にも気をつけておきましょう。特に妊活中の食生活による体重の増加は、妊娠後に母体と赤ちゃんに大きく影響してくるので、妊娠中から体重管理は慎重におこないたいものです。
また、妊活中は妊娠後のことも視野に入れた食生活や体調管理が重要です。とはいえ、あまり慎重になりすぎるとストレスを感じてしまいます。ストレスは、妊娠やすい生活や食事よりも大敵ですので、無理なく妊娠しやすい体づくりをおこなってくださいね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。
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