ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#127>
前回記事:『上京した途端、婚約破棄された34歳。地元には戻りたくないが先が見えない』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
37歳です。29歳の彼氏と付き合って5ヶ月が経ちます。私としてはそう遠くない未来に結婚したいし、できることなら子どもも欲しいのですが、彼に結婚願望があるかどうかわかりません。女友達からは「早めに確認した方がいいよ」と言われるものの、若い彼が40歳間近の女性との結婚を決めるのはかなりの覚悟が必要だろうし、焦らず関係を深めた方がいい気もして……。どのタイミングで話をするのが良いか、アドバイスをお願いします。
後から恨みごとを言わない自信がありますか?
相談者さんは現在37歳で、結婚願望があるんですよね。そして、できれば子どもも欲しいと考えている。―― それならば現実問題として、悠長に構えている時間はありません。
女友達が助言しているとおり、なるべく早い段階で彼に「私は結婚して子どもを育てたいと思っている」と伝えるべきです。
彼がまだ20代であっても、歳の差があってもです。
なぜなら人生は一度きりで、相談者さんの人生に責任を負えるのは自分だけだから。それなのに、どの道を進むか、大事な選択の場面で自分以外の誰かにハンドルを預けると、気づけば後戻りできなくなってしまいます。
結婚はともかく妊娠・出産にはタイムリミットがあります。若い彼に遠慮して将来を曖昧にしたまま付き合いを続け、数年後に「結婚するつもりはない」と言われてしまっても、彼を責めずにいられますか……?
後になって恨みごとを口にするくらいなら、最初から自分の考えをハッキリ伝えておくのが互いのためです。
ポイントは、強要せずに意志を伝えること
いくらまだ若いと言っても、彼も29歳なんですよね。
その年齢ならば、将来について何も考えていないということはないだろうし、37歳の相談者さんと交際しようと決めたのだから、遅かれ早かれ結婚話が持ち上がる予想くらいはついているのではないでしょうか。
結婚に覚悟が必要であることは確かですが、時間をかけたからといって醸成されるものでもありません。相談者さんが口火を切ることで、彼も二人の未来を真剣に考え、向き合ってくれるようになると思います。
一つ注意したいポイントは、彼に対して強要するような言い方をしないこと。
あくまでも「私はこう考えている」と自分の意志を伝えるにとどめましょう。それに対して彼がどう感じ、どう行動するかは、彼自身の判断に任せるしかありません。
相談者さんには相談者さんの人生プランがあり、彼には彼の人生プランがあります。
二人のプランが重なっていれば(あるいは異なっていても彼が相談者さんの希望を尊重してくれるなら)結婚に向けて動き始めることができますが、残念ながらそうではなかった場合も、決して決断を先延ばしにしないでください。
結婚・出産を優先し、別の相手を探すか。あるいは彼との人生を優先し、結婚・出産を二の次とするか。必ず相談者さん自身で、自分の進む道を選んでくださいね。
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お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
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※画像はすべてイメージです。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。