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2022.12.03

34歳で彼氏ナシ。結婚・出産に強い願望もない… ただ漠然と将来が不安<働く女性のお悩み相談室#128>

「今の生活に満足しているので、結婚する必要性を感じません。だけど、ずっと独身のままだと将来が不安です…」行き場をなくした女性たちのお悩み相談に作家・安本由佳が答えます。

ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#128>

前回記事:『つき合って5ヶ月… 結婚願望の有無を年下彼氏に聞いてもいい?

こんにちは、ライター・安本由佳です。

私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。

今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!

【お悩み】
34歳・彼氏はいません。できれば結婚したいと思っていますが、すごくしたいかと言われるとそうでもなく特に婚活していません。子どもも積極的に欲しいと思いませんが、自分の子どもには会ってみたい気もします。年齢のせいで焦りもあるかもしれません。専門職に就いて働いていますが、仮にずっと独身でいるとなると経済面が心配です。差し迫った悩みではないものの、漠然とした不安が消えません。

「成り行きに任せる」のもひとつの選択肢だけれど…

家で寛ぐ女性
(c)Shutterstock.com

相談内容を読んで、まず最初に、相談者さんは幸せな環境にいらっしゃるのだろうな、と感じました。

きっと、自分を丸ごと理解してくれる家族がいて、気のおけない友人もいて、専門職に就き、少なくとも現状は金銭的にも困っていないのではないでしょうか。

今の生活にそこそこ満足していて、だから変える必要性を感じていないんですよね。

「できれば結婚したいけど、すごくしたいかと言われるとそうでもない」とおっしゃっているのも、言い換えればこういうことです。

──── 自然と良い出会いがあってすんなりプロポーズされるのなら結婚したい。しかしわざわざ骨の折れる婚活をしてまで結婚相手を見つける気にはなれない。

もちろん、それならそれで構いません。

恵まれた環境にいられるのは相談者さんの幸運だし、決断を先延ばしにすることも、努力や苦労を避ける生き方を選ぶこともすべて個人の自由。非難される話ではありません。

ただ、この意識は忘れずに持っておいた方がいいです。

相談者さんは「決断しない」「行動しない」ことを自ら選んでいます。

そこに強い意志がなかったとしても、成り行きに任せることを決めたのは他の誰でもなく自分なんです。

選んだ自覚も、覚悟もないのは心配

鏡を見てガッツポーズをする女性
(c)Shutterstock.com

そもそも人生は思い通りにいかないもので、強い意志を持って取り組んだからといって理想が手に入るとは限りません。

そういう意味では、成り行きに任せる生き方もひとつの賢明な選択肢です。

ただ、相談内容を読む限り、相談者さんにはそもそも選んだ自覚がなく、成り行きに任せた先の人生を受け入れる覚悟もなさそうで…… そこが非常に心配です。

「できれば結婚したいし、自分の子どもを見てみたい気もするが、婚活をする気にはなれない。しかしずっと独身でいるのも経済面で不安 ──」

気持ちは分からなくないですが、現実問題として、34歳の相談者さんが自ら何の行動も起こさずに結婚・出産に至る可能性は決して高いと言えません。

それでも行動せず成り行きに任せるのなら、不安を口にするだけでなく、独身のまま自立して生活できるよう人生設計を考え直す必要があります。

相談者さんはこの先、どんな人生を送りたいですか? 自分で思い描き、決断を重ねていきましょう。

相談者さんの人生は相談者さんのもの。誰も代わりに決めてはくれません。

34歳なら、まだ間に合います。この機会にぜひ自身と向き合い、どの道を選びとるべきか真剣に考えてみることをお勧めします。

* * *

お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。

▶︎安本由佳 Instagram

TOP画像/(c)Shutterstock.com
※画像はすべてイメージです。

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ライター 安本由佳

慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。
2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中


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