ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#129>
前回記事:『34歳で彼氏ナシ。結婚・出産に強い願望もない… ただ漠然と将来が不安』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
マッチングアプリで出会った男性と何度かデートしています。デート後すぐ「次いつ会える?」とLINEがきて日程はすんなり決まるのですが、デートプランを率先して考えてくれません。「どこ行こうか〜」等ゆるっとしたLINEが来るので、結局は私が店を探す羽目に……。付き合う前のデートなのにレストラン予約もしてくれないなんて、本気度が足りないのでは!? とモヤモヤしてしまいます。
スマート紳士は少数派だと心得よう
私たちが子どもの頃から親しんできた少女マンガや恋愛ドラマに登場する男性は、揃って紳士的で、デートの誘い方も女性に対する振る舞いもエスコートも完璧―― 女性の「こうあって欲しい」を見事に体現してくれていました。
そのせいで私も含めて多くの女性は、無意識のうちに『スマート紳士=素敵な男性』であるとインプットされてしまっています。
もちろん大半は理想と現実が異なることくらい理解しているし、実在の男性にドラマさながらの完璧なエスコートを求めたりはしません。それでも「せめてデートの誘いは男性から」とか「最低でもレストラン予約くらいして欲しい」と、少なからず期待してしまうんですよね。
しかし実際は、意中の女性をさらりとデートに誘ったり、デートに適した店を即座に予約できるほど場馴れしている男性は少数派です。だからこそ、そういう男性は例外なくモテます。女性の理想を体現してくれる希少な存在だから当然ですね。
女性側が「せめてこのくらいは」と一方的に“最低限”だと思っている期待って、実は相当高い理想を押し付けているんです。
「どこ行こうか〜」とLINE してくる真意は…
相談内容を拝見すると、彼はデート後すぐに次の誘いをくれるんですよね。その行動、十分に熱量があるし積極的だと思いますよ。
デートプランを率先して決めてくれないことを、相談者さんは「本気度が足りないからでは」と受け取っていますが、エスコートの巧さは場数によるところが大きく、本気度の指標にはなりません。
先述のように、デート向きのレストランをいくつも知っていて、すぐさま予約してくれるような男性は少数派です。
「どこ行こうか〜」とLINE してくるのは、予約を任せて楽したいわけではなく、相談者さんに喜んでもらうため単純に希望を知りたいからではないでしょうか。
場数を踏んだスマート紳士は、確かに素敵です。しかし恋人や人生のパートナーとして見るなら、思いやりの有無や誠実さなど重要なポイントは他にありますよね。
レストランもデートプランも、彼が決められないのなら、相談者さんの好きな場所に決めてしまえばいいじゃないですか。
それだと味気なく感じてしまう場合は「ここのお店に行ってみたい。予約お願いしてもいい?」と頼んでみてはどうでしょう。そうすれば彼もきっと、快く対応してくれます。
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お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
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※画像はすべてイメージです。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。