ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#96>
前回記事『友人の結婚式に自分だけ呼ばれなかった… 今後の付き合い方はどうすればいい?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
今年30歳です。年下の気になる男性に告白したのですが、返事を保留されたまま3ヶ月が経ちました。月に1度デートして、嫌々ながら(?)長電話にも付き合ってくれます。「ナシだと思ってたら時間も労力もかけたりしない」「悩んでいる」と言われたので「私の気持ちは変わらないから」と伝えました。この状況から彼女に昇格する方法はあるのでしょうか? 彼の本音が知りたいです。
月1でデートを続ける彼の本音は
まず、現状を整理してみましょう。
・告白したら返事を保留にされた。
・その後も月イチでデートしている。
・嫌々ながら(?)長電話することもある。
・「悩んでいる」と言われた。
―― ここから読み取れる彼の本音は「相談者さんとの関係をこれ以上進める気はないが、拒絶するほど嫌でもない」というところではないでしょうか。
相手の好意は確信しているのだから、関係を進めるつもりがあれば曖昧なままにするわけありません。しかしハッキリ断ってしまうのも彼としては惜しいんですよね。
「ナシだと思ってたら時間も労力もかけたりしない」と言われたそうですが、このセリフはつまり噛み砕くと、こういう意味です。
月に1度デートしたり、たまに電話をするくらいの時間と労力ならかけてもいい。しかしそれ以上、彼氏・彼女として互いにコミットし合うほどのモチベーションは持てない。
だから「保留」されています。
彼女昇格を狙うには…「付き合わないとダメ」な状況を作り出す
相談者さんの好意は、もう十分に伝わっています。
そこに重ねて「私の気持ちは変わらない」とプッシュしたところで、残念ながら彼の心境に変化が起きる可能性は低いと思います。「うん、わかった」で終わってしまう。
自身の感情を優先させず、相手の立場で考えてみてください。
彼が、月に1度のデートや、たまに長電話をする以上の時間と労力を相談者さんに費やしてもいいと思い「彼氏・彼女としてコミットしよう!」と決意するのはどんな場面でしょうか?
それは…「付き合わないとダメ」な状況に置かれた時、です。
彼女昇格を望むなら、曖昧な関係に甘んじるのではなく、早めに賭けに出ることをお勧めします。ハッキリさせないとダメな相手だとわかってもらうんです。
「あなたのことは好きだけど、彼氏・彼女になれないなら会うのも連絡するのもやめる」と潔く引いてみてください。
そのまま切れてしまうんじゃないかと、怖い気持ちはわかります。
しかし現状を打破するにはどこかで勝負に出る必要があるし、そのタイミングは早ければ早いほど勝率が上がります。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。