ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#95>
前回記事『「私のこと舐めてる?」予定を合わせてくれない女友達にモヤモヤ』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
サークルの男友達が結婚することになりました。結婚式は30人程度の規模で、かつ地元で挙げるらしく限られた人しか呼ばないと聞いてはいましたが… サークル仲間の中でもとりわけ仲のいいグループの中で私だけ招待してもらえなかったんです。納得のいく理由も見当たらず、すごくモヤモヤして、今後の付き合い方をどうするべきか悩んでいます。
結婚式の招待客は、新郎新婦も相当頭を悩ませている
仲良しグループのうち、自分だけが結婚式に招待してもらえなかった――率直に悲しいし「なんで!?」と憤る気持ちもよくよくわかります。
しかしながら、相談者さんにとっては納得のいく理由が見当たらなかったとしても、新郎新婦側には必ず事情があります。
会場のキャパシティや費用の問題で人数に限りがある以上、招待客はどこかで必ず線引きする必要があるし、新郎側/新婦側の来賓のバランス・席次・テーブル分け… などなど考慮すべき項目が数多くあって「仲の良さ」だけで決められないのが実際です。
相談者さんの友人も相当頭を悩ませたはず。親族も含めて30人規模の式なら尚更です。
とはいえ仲間うちで差をつけられたことは事実で、しかも自分だけ呼ばれなかったとなるとモヤモヤしてしまうのは当然の感情だと思います。
ただ、新郎新婦にもそうせざるを得なかった事情がある。慶事ですし「仕方のないことだ」と広い心で受けとめてあげてはどうでしょうか。
結婚式に参列する・しないで、その後の関係性は決まらない
それに…… 真っ只中にいる今は大事に感じられるかもしれませんが、結婚式はセレモニーです。
人生の節目に行う大きなイベントではあるものの、招待する・しない、参列する・しない――どちらも形式的な話。付き合いの濃淡を決めたり関係性を決定づけるほど重要な話ではありません。
友人関係においてより重要なのは、心からのお祝いと感謝の気持ちを伝え合うこと。
お祝いは結婚式でなくても伝えられるので、次回サークルで会ったときなどに「結婚おめでとう!」と笑顔で祝福してあげたいですね。
今後の付き合い方をどうすれば… などと深刻に悩まなくても大丈夫。相談者さんが相手の事情を理解しモヤモヤを飲み込んで、爽やかに「おめでとう!」と声をかけさえすれば、これからも良い友人関係を築いていけます。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。