ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#106>
前回記事:『マイナス思考の彼氏… 落ち込んで辛そうな時、どう対応するのが正解?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
職場は既婚者ばかりです。私は結婚してもしなくてもいいと考えていますが、同僚は「結婚ありき」の発言が多く、33歳という年齢もあってよく肩身の狭い思いをします。飲み会などで「○○さんは結婚しないの?」と言われたこともあるし、そうでなくても変な気を遣われているのがわかったり… 気にせず、自分らしく生きるためにはどう対処すれば良いでしょうか。
他人を変えることはできないから…
相談者さんもおっしゃっているように、結婚は人生の選択肢の一つです。するもしないもタイミングも、本人が自らの判断で決めること。
しかしそうは言っても、男女ともある程度の年齢になれば結婚し、子どもを育てるものだという偏見は未だ根強くあります。価値観のアップデートにまだ時間がかかりそうですね……。
一方的に偏見を押し付けられモヤモヤしてしまう気持ち、よく分かります。ただ他人の考えを変えることはできないので、自分の心の平穏のために「私は私、人は人」と言い聞かせてやり過ごしましょう。
また、このように考えてはどうでしょうか。
既婚・未婚にかかわらず、集団において少数派は立場が弱くなってしまうもの。職場で「結婚ありき」の会話が飛び交うのは、単純に既婚者が多数派だからです。
マジョリティに属していると、少数派の存在に頭が及ばなくなる人も多いです。しかし彼らは別に未婚の相談者さんを責めているわけでも憐れんでいるわけでもないので、拘らずにさらっと聞き流してしまいましょう。
とはいえ「結婚しないの?」などデリカシーのない質問には毅然と「放っておいてください」と言っていいし、人のフリ見て我がフリ直せ、自分自身は少数派にも配慮した発言を心がけたいですね。
人は誰でも、自分の選択を正しいと思いたい
人は誰でも、自分の選んだ人生を正解だと思いたいものです。
だから結婚した人は「結婚したほうがいい」と思うし、子どもがいる人は「子どもはいたほうがいい」と考えます。そして、考えるだけなら良いのですが、困ったことに、中には口に出したり他人にまで強要してしまう人もいます……。
けれども人生は一度きり。自分が選ばなかった人生が実際にどうであったか知っている人はいません。比較することはできないので、主観を語っているだけです。
ただのお節介を真に受ける必要もないので、価値観を押し付けてくる相手に出会った時は「良かったね。でも私の正解は私が決めるから」というスタンスで向き合っておくのが平和です。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。