ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#84>
前回記事『おごられたい=頼りがいを感じたい!? 男性にリードされたい女側の本音<働く女性のお悩み相談室#83>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
27歳です。彼氏と別れたばかりで、新しい出会いを探して婚活していますがなかなかうまくいきません。そんな中、女友達の結婚・出産報告が相次いで、焦りもあって素直に喜ぶことができなくて…。「会おうよ」と誘われてもプロポーズの話や子どもの可愛い自慢を聞かされるのかとうんざりするし、マウンティングとしか思えません。どうやり過ごせばいいでしょうか。
他人の幸せを喜べない時の対処法は…
彼氏と別れたばかりで、婚活もうまくいかなくて…… そんな矢先に次々と届く、結婚・出産報告――。「どうして私だけ」と、焦ったり腐ったりしてしまう気持ちはとてもよくわかります。
自分は自分、他人は他人。頭ではそうわかっていても、誰だって聖人君主ではいられない時があるもの。余裕がなく女友達の幸せを喜べなくても、そのこと自体は責められない、人間の自然な感情ではないでしょうか。
ただ、だからといって不遇を周囲に当たったり不機嫌を露わにしてしまうのは…… やはり大人気ないし、カッコ悪い。何より相談者さん自身の評価を下げてしまいます。
いいんです、心から祝えなくても。それは仕方がない。
けれども、嘘でいいから「おめでとう」と言い、偽りで構わないから笑顔を作ってください。
精神的にそれすらも難しいという場合は、せめてLINEで祝辞を伝えた上で、何でもいいから適当に理由をつくって会うのはやめておきましょう。それがお互いのためです。
結婚・出産の時くらい「お花畑」になって当たり前
一歩引いて、フラットに考えてみてください。結婚・出産って、女性にとって、長い人生の中でも稀に見る幸せなイベントですよね。
そんな時くらい、周囲を憚らず幸福に酔いしれたっていいじゃないですか。
普段は気遣いのできる思慮深い人であったとしても、結婚・出産時には頭の中がお花畑になったって仕方ない。そのくらいインパクトのある出来事なのだから。
聞いてもいないのにプロポーズの詳細を嬉々として語ったり、親バカ発言を繰り返してきたとしても(笑)、当の本人はただ幸せの絶頂にいるだけで悪意も他意も絶対にありません。
それを「うんざり」とか「マウンティング」などと捉えてしまうのは、完全に受け取り方の問題。
相談者さんも、彼氏と別れた直後じゃなければ、あるいは婚活がうまくいっていれば、きっと温かい目で見てあげることもできたはずです。
だからモヤモヤしてしまっても女友達を責めるのはやめておきましょう。「今はお花畑の時期なんだな」と受け止めて、聞き流してあげましょう。
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お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。