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2022.11.19

上京した途端、婚約破棄された34歳。地元には戻りたくないが先が見えない<働く女性のお悩み相談室#126>

「彼にプロポーズされ上京したのに、他に好きな人ができたと振られてしまいました。これから私はどうすればいいのでしょうか…」行き場をなくした女性たちのお悩み相談に作家・安本由佳が答えます。

ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#126>

前回記事:『交際2年。そっけない彼氏に不安が募る… 脱マンネリの方法って?

こんにちは、ライター・安本由佳です。

私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。

今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!

【お悩み】
34歳です。彼にプロポーズされて地方から上京しましたが、東京にきてすぐ婚約破棄されました。彼が他の女性を好きになったからです。仲のいい地元の友達とも別れ、環境も条件も良かった仕事を辞めてまで彼を信じてついてきたのに……。両親は怒りながら「そんな無責任な人と結婚しなくて良かった」と言ってくれ、実家に戻るよう勧められましたが、涙ながらに見送ってくれた友人や同僚に会わせる顔がないためこのまま東京に残ろうと思っています。見ず知らずの土地で一人生きていくことを思うと、この先が不安でたまりません。

婚約破棄は想定外でも、上京を決めたのは自分

部屋で落ち込む女性
(c)Shutterstock.com

大変なことがありましたね。プロポーズされ、彼との将来を信じて上京したのに、突然の婚約破棄だなんて…… こんな酷い話はありません。

ただ、ご両親もおっしゃられているように、相談者さんは彼と結婚しなくて正解でした。他人の人生を変える提案をしておきながら、短期間で心変わりし、無責任に約束を放棄する-- 彼はそういう人なんですから。

もし婚約破棄されることなく結婚していたとしても、先の未来で必ず同じような裏切りに遭っていた可能性が高いでしょう。籍を入れる前に本性がわかって良かったんです。

とはいえ、頭ではわかっていても、すぐには気持ちの整理がつかないですよね……。

ただ、これだけは覚えていてください。

彼からのプロポーズがきっかけだったにせよ、地元を離れて上京すること・慣れ親しんだ仕事を辞めることを最終的に決めたのは、相談者さん自身です。

婚約破棄という想定外の事件が起き、思いどおりには進みませんでしたが、この道を選んだのは自分なんです。

上京を正解にするも不正解にするも、自分次第だから…

カフェでおしゃべりする3人の女性
(c)Shutterstock.com

そして-- ここから先の未来、自らが選んだ選択肢を正解にするも不正解にするもまた相談者さんにかかっています。

すぐには前を向くのは難しいと思います。それでも、無理やりにでもいいから、最後はポジティブに捉えましょう。

実際のところ、今回の一件も、落ち着いて冷静に考えてみれば悪いことばかりではないはずです。

相談者さんは、彼との結婚話があったからこそ上京することができました。プロポーズされなければ、親しい友人たちと離れ離れになり条件の良い仕事を辞めてまで地元を出ることなんてなかったですもんね。

しかし上京したことで、相談者さんはこれまでとは異なる刺激・出会い・経験を得られる環境を手に入れました。

東京に転がっている縁やチャンスの数は、地方とは比べものになりません。今は不安が勝っているかもしれませんが、東京に残ると決めたのなら、これから訪れる一つ一つの出会いを大切にしてみませんか。

そうすれば、近い将来必ず「上京して良かった」と笑える日がやってきます。

* * *

お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。

▶︎安本由佳 Instagram

TOP画像/(c)Shutterstock.com
※画像はすべてイメージです。

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ライター 安本由佳

慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。
2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中


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