皆さんは「相方」と聞くと、どのような関係を思い浮かべますか? テレビやメディアでは、芸人が「相方」という言葉を使っている事が多いので、「相方=お笑い芸人」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、近年では自分の恋人のことを「相方」と呼ぶ人が増えているそう。そこで今回は、「相方」の意味や恋人を「相方」と呼ぶことへの女性の意見などを紹介します。
相方(あいかた)ってどういう意味?
普段当たり前のように耳にしている「相方」という言葉ですが、そもそもどんな意味なのでしょうか? 「相方」とは、「一緒に物事をする人。特に、コンビ漫才などでのパートナー」を表します。もともとは、ボケとツッコミの二人組である芸人同士が、相手のことを「相方」と呼ぶのが一般的だったようです。
しかし近年では、若者を中心に、ゲームを一緒に楽しむ仲間のことやイベントに一緒に行く人のことを「相方」と呼ぶ人も。恋愛関係でも、恋人や配偶者を「相方」と呼ぶ人も増えているそう。「相方」という言葉の使われ方が、どんどん多様化してきているようです。
恋人を相方と呼ぶのはアリの意見
もし、恋人から「うちの相方が…」と呼ばれたら、皆さんはどう思いますか? 恋人からの呼ばれ方については、人によって様々な意見があるようです。ここでは、相方と呼ばれるのがアリ・ナシと感じる両方の意見を見ていきましょう。
1:親しみが湧く
相手から「相方」と呼ばれることに親しみを感じるという人も。恋愛関係としてだけではなく、相手と対等な信頼関係を築いている姿をイメージするようです。また、周囲の人に「彼氏、彼女」と紹介するのが恥ずかしい時に使われることもあるのだとか。これみよがしなラブラブ感がでないため、照れ屋の人にとっては使いやすい表現なのかもしれません。
2:しっくりくる
恋人としてだけでなく、仕事仲間としてもいい関係を築いている場合、「相方」という呼び方に肯定的な意見も。夢や目標が同じだったり、相手の仕事にもリスペクトを持っている人は、「相方」の方がしっくりくるのかもしれません。息がぴったり合うような、深い信頼関係を感じさせますね。
3:あんまり呼び方にこだわらない
恋人にどう呼ばれてもあまり気にしないという人も。どう呼ぶかは個人の自由なので、相手に任せているという人も多いようです。相手が愛情を持って呼んでいるのが伝われば、こだわる必要がないのかもしれませんね。
相方と呼ばれるのはナシの意見
続いて、恋人や配偶者を「相方」と呼ぶことへの否定的な意見を見ていきましょう。あなたはどちら派ですか?
1:お笑い芸人のイメージが強い
「相方」と聞くと、どうしても芸人や漫才師が思い浮かぶ人が多いよう。「漫才師じゃないのに相方と呼ぶのはおかしい」「普通に彼氏・彼女という呼び方でいい」と考えている人は、違和感を抱いてしまうようです。
2:恋人という感覚が薄い
「相方」という言葉の響きがロマンチックに感じられない… という意見も。「相方」という言葉は、友達や仕事上のパートナーにも使える表現なので、いまいち特別感に欠ける部分があるのかもしれません。恋愛関係で結ばれているからこそ、「彼氏、彼女」であることを周りの人に伝えてほしいと感じる人もいるようです。
恋人を相方と呼ぶ人の心理とは?
普通に彼氏・彼女と呼ばれたい人にとっては、「相方」という表現を使う人に対して違和感を覚えるかもしれません。ここでは、「相方」と呼ぶ人の心理や理由について見ていきましょう。
1:恋人よりも強い結びつきを強調したい
恋人のことを「相方」と呼ぶ人は、より強い結びつきを表したいという気持ちが強いのかもしれません。恋人というと、恋が終われば関係が終わってしまうような儚いイメージもあります。何があっても一緒にいたいという気持ちから、あえて「相方」という呼び方を選ぶ人もいるでしょう。
2:恋人と呼ぶのが気恥ずかしい
友人や家族に自分の恋愛の話をするのが、照れ臭くなったことはありませんか。しかし、恋人を「相方」と呼ぶことで、自分の恋愛を客観視することができ、恥ずかしい気持ちが緩和されるようになります。周囲の人に、のろけ話だと思われたくないという気持ちから、「相方」と呼んでいる人もいそうですね。
3:人生のパートナーだと思っている
相方とは、そもそも一緒に何か物事をする人のこと。同じ夢や目標を抱いて、苦楽を共にする相棒のような存在でもあります。同じ価値観を共有できる人、仕事面でも信頼している人として尊敬している証拠。言葉の響きはロマンチックに感じられなくとも、かけがえのない相手として大切に思っているのかもしれませんよ。
相方と似た表現は?
相方と同じような意味を持つ呼び方はいくつかあります。ここでは、「相棒」と「パートナー」の意味を確認しておきましょう。
1:相棒
相棒とは、主に一緒に仕事をする相手のことを指します。もともとは、駕籠(かご)という棒を通して人を運ぶ乗り物を一緒に持つ相手のことを指していたようです。二人で協力して支えることから、二人のことを相棒と呼ぶようになったのだとか。決して欠かすことのできない相手という関係性が想像できますね。
2:パートナー
英語では「相棒」を意味する「partner」。共同で仕事をする相手や配偶者などのことを「パートナー」と呼ぶ人は多いですね。特に、一緒に会社を経営していたり、仕事面でも行動を共にすることが多い人は、相手のことをパートナーと呼ぶ傾向があるようです。
最後に
「相方」の意味や「相方」と呼ぶ人の心理はチェックできましたか? 「相方」という言葉に対するイメージは人それぞれ。「芸人みたいで嫌」「恋愛関係のイメージが薄い」などの否定的な意見もありますが、使う側は親しみを持って使っているケースがほとんど。呼び方にとらわれず、良い関係を築けたらいいですね。
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