【目次】
・「恥ずかしがり屋」ってどんな人?
・「恥ずかしがり屋」な人の特徴とは
・「恥ずかしがり屋」な人の心理とは
・「恥ずかしがり屋」を克服する方法はあるの?
・「恥ずかしがり屋」な人との付き合い方
・最後に
「恥ずかしがり屋」ってどんな人?
重要なプレゼンの前や、好きな人の前など、人目に触れる際に「恥ずかしい」という気持ちになった経験はありませんか? 「恥ずかしがり屋だね」「シャイだね」と言われたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、「恥ずかしがり屋」さんの特徴や心理、「恥ずかしい」という気持ちを克服する方法などを紹介します。
意味
「恥ずかしがり屋」の「恥ずかしい」とは、「自分の欠点や失敗を自覚して、体裁が悪いと感じるさま」「気詰まりである」「照れくさい」といった意味があります。
したがって「恥ずかしがり屋」とは、「自分の短所に対して、格好がつかないと思い、照れくさい」というような感情を持ちやすい人のことです。「内気」や「シャイ」「人見知り」などが、「恥ずかしがり屋」と似た意味を持ちます。
「恥ずかしがり屋」な人の特徴とは
続いて、「恥ずかしがり屋」な人の特徴について紹介します。
1:コンプレックスを抱えやすい
「恥ずかしがり屋」な人の特徴として、多くのコンプレックスを抱えているという特徴が挙げられます。また、それを自分の欠点として過剰に気にしてしまっていることも。
内面だけでなく、外見にもコンプレックスを感じ、「見られることが恥ずかしい」「見ないでほしい」というネガティブな考え方をしてしまうのです。つまり、自分に対して自信が持てないことが、「恥ずかしがり屋」を加速させてしまっています。
2:常に受身の姿勢
自分に自信が無いため、自ら積極的に行動するということはあまりありません。例えば、仲良くなりたい、もっと知りたいという人がいても、「迷惑にならないかな…」「話していて楽しくないと思われたらどうしよう…」など、いろいろ考えてしまうため、アクションを取ることができません。
しかし、この姿勢にはデメリットが多く、ビジネスシーンにおいて特に不利に働きます。例えば、分からないことがあっても、上司や同僚に相談することが出来ないケース。仕事も上手くこなせませんし、周りからの評価も低くなってしまいます。
3:アウトドア派よりもインドア派
インドア派が多いのも「恥ずかしがり屋」の特徴です。キャンプなど、屋外かつ大人数で賑やかに楽しむよりも、自宅で本を読んだり、映画を見たりすることを好む傾向にあります。
ひとりでも、その時間を楽しむことが出来るのが大きな特徴といえるでしょう。
「恥ずかしがり屋」な人の心理とは
「恥ずかしがり屋」な人は、特徴でも紹介したようにコンプレックスを抱えていたり、自分に自信が無い人が多いです。そんな「恥ずかしがり屋」な人の心理について、詳しく見ていきましょう。
1:他人の目が怖い
「周りの人にどう思われているのか」。「恥ずかしがり屋」な人は、常にこのことを意識してしまっています。自分のした発言や行動が周りと違っているのではないか、変に注目されているのではないかと思い、不安になったり恥ずかしくなってしまったりするようです。
2:本心を悟られたくない
「恥ずかしがり屋」な人は、他人との心の壁が厚いです。それは、「本心を悟られたくない」という心理が働いているからだと考えられます。
過剰に周りの視線を気にしてしまう「恥ずかしがり屋」な人は、自分の本心を否定されたり、受け入れられなかったりすることも極度に恐れます。
したがって、自分の本心を悟られないようにと心を閉ざしてしまうのです。
3:自分のことを認めてもらいたい
この心理は「恥ずかしがり屋」な人に限った話ではありませんが、「恥ずかしがり屋」な人は自己評価が低い一方で、自分のことを見てもらいたいという気持ちが強くあります。
自分にとっては自信が無い部分を他人に認めてもらうことで、不安を紛らわせようとする心理が働いているのかもしれませんね。
「恥ずかしがり屋」を克服する方法はあるの?
「恥ずかしがり屋」な人にとっては、そのこと自体もあまりよく思っていない方が多いのではないでしょうか。また、周りの目を気にしながら生きるのは大変ですよね。ですので、「恥ずかしがり屋」を克服できる方法を紹介します!
1:自分に自信をつける
繰り返しになりますが、「恥ずかしがり屋」な人の原因には、自信の無さが大きな部分を占めています。ですので、自分に自信をつけることが一番の改善方法になります。
2:人と接する機会を増やす
人と接する機会を増やすことも、克服するために有効な方法です。いきなり見知らぬ人と会話をするのはハードルが高いので、まずは、身近な友達や家族との会話を増やす所から始めてみましょう。
相手に興味や関心を持ったり、質問したりすると、上手く会話を続けることが出来ますよ。
3:人見知りをしない友達と行動してみる
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、人見知りをしない、フレンドリーな人と行動してみるというのも一つの手です。そういう人の周りには、同じようにフレンドリーな人が集まってきます。積極的にそういう場に入っていくことで、話し方や考え方を参考にすることが出来ますし、一緒にいるうちに影響を受けて克服できるかもしれません。
「恥ずかしがり屋」な人との付き合い方
最後に、「恥ずかしがり屋」な人と上手に付き合っていく方法を紹介します。
1:相手のペースに合わせてあげる
「恥ずかしがり屋」な人は、自分に自信が無いため、ただでさえ自分の話をすることが苦手です。ですので、勢いよく話すぎてしまうと、「恥ずかしがり屋」な人は怖気づいて話せなくなってしまいます。
しかし、人が嫌いであるとか、友達が要らない、話したくないというわけではないので、話すタイミングをつくってあげると、「恥ずかしがり屋」な人も会話がしやすいです。
ペースを合わせながら、時々話しやすいように話題を振ってあげると、うまくコミュニケーションを取ることができます。
2:マイナスなことは言わない
気にしいな性質ももつ「恥ずかしがり屋」な人の前で、相手のコンプレックスやその場にいない人の悪口を言うのは控えるようにしましょう。「私もこう思われているのかな…」と思ってしまう可能性があります。
3:視線を意識する
「恥ずかしがり屋」な人は、相手の目を見て話すことが苦手な場合があります。ですので、あまりまじまじと見つめられてしまうと、緊張して上手く話せなくなってしまうかもしれません。相手が目を合わせてくれたタイミングで、目を見てあげるくらいがおすすめです。
最後に
人の目を気にしてしまう「恥ずかしがり屋」ですが、裏を返せば周りをよく見ており、気遣いが出来る人ともいえます。加えて、一人での行動が得意な分、自立しているのも「恥ずかしがり屋」な人の魅力の一つです。
口数が多くないところもミステリアスで魅力的ですし、聞き上手でもあります。良いところも沢山あります。「恥ずかしがり屋」なところも、自分の一つの魅力として受け入れられるよう、自分に自信をつける所から始めてみてはいかがでしょうか。
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